アサーティブな仕事をしたいと思っていても、頑張っているほどストレスも多いものです。
予算不足で企画が暗礁に・・・・こんな場合はアサーティブなコミュニケーションを発揮する時です。
苦労して作った企画が予算不足でボツに。なんとか通してほしいと申し入れたものの、受け入れられない。
こんなとき、熱意を持ってやったほどダメージも大きい。
思いが錯綜し、 「それでは出来るはずがない。中止だ」そう思うのも無理がないときもあります。
しかし、それで終わったのでは「男前」ではない。
上司や得意先と決裂するのは簡単だけど、本来の目的から大きく離脱。そもそもなんのための企画だったのか。それを思い出したら、自分がなにをするべきか、最適な方法を考えだす事もできます。
企画を通すことが目的ではなかった。目的はお客様によろこんでいただき、会社の予算も達成することだった。
そこでスイッチチェンジ。感情を流して、すっきりアサーティブな関係を創造する企画にリメイク。
それこそ男前の道。
DESC法を使ってスイッチチェンジをしてアサーション権なコミュニケーションをめざします。
D=Describe(描写する)
E=Express(表現する)
S=Specify(提案する)
C=Consequences (結果を伝える)
DESC法は、以上の4つで構成されています。次のように不適切な表現をDESC法を使って最適化してみました。
|
不適切な表現 |
DESCによる最適化 |
D |
苦労して作った企画なのに。なんだよ。 |
自分にできることになにがあるのかな |
E |
どうしろと言うんだ |
状況は厳しいが自分を育てるいいチャンスだな |
S |
最大限コストも見直した |
自分としては残念だけど、より確実性のある企画を作り直そう |
C |
それでは出来るはずがない。中止だ |
今回は予算内で最高のものができるように結果を出し
て、次回は予算枠はもっと増やしてもらおう |
採取的に、 今回は予算内で最高のものができるように結果を出して、次回は予算枠はもっと増やしてもらおう
。
企画をやり直して、それで予算を達成することを報告。まずは信頼を獲得することをめざします。
自分の身の回りに何かものごとが起こったときに 、感情が動くことが多いものです。感情が動くと理性で考えるより先に感情に注目して、分かっている事でも忘れて、感情に振り回されたりします。
しかし感情はすごく個人的なものですので、人によって違います。
つあMり感情で考えたり行動すると、強要が日常化したような余程特別な関係性の場合を除き、周囲のひとには無勝手に思えます。感情が理解できても共通したルールでコミュニケーションしているわけではないので、どうにもできないのです。
アサーティブなコミュニケーションを進める上で、感情については以下の点に気をつけるようにしてください。
またアサーティブなコミュニケーションを実行するために、思い込みにも注意してください。思い込みはアサーティブな関係を破壊する原因になります。
目の前の状況を思い込みで考えると適切でない認識をしてしまい、対処の仕方を間違えます。間違いの連鎖が続くので、問題の解決が困難になります。
状況を客観的に観察し、なぜこうなったのかフレキシブルに認識します。認識の結果、判断をしますが、認識に左右されます。
状況を適切に知っていないと、認識を間違えてしまいます。
たとえばある商品を中国に売り込もうとしたとき、中国の状況を数値データで持っているか、持っていないかで認識も変わり、対策も変わります。
観察で得たデータに自分の知識をあてはめますが、このときにも思い込みがあると認識を間違えます。たとえば紫色と黄色はカラーマッチングがいいと決め込んでいると、他の組み合わせを試そうとしなくなったりします。フレキスブルだとそれはそれとして、もっといい組み合わせがないか、分析するためにさまざま知識を動員します。
ある商品を中国に売り込もうとしているとき、先のデータを柔軟に応用します、
認識の結果、判断につなぎます。この判断がもっとも重要なのはいうまでもありませんが、自分の行動にいかせるかどうかが判断のポイントです。
判断が役に立つか立たないかはトレーニング次第になります。思い込みはここでも影響します。
「なるほど、それはいい考えだ。しかし現状では無理だ。もし状況が変わればできるだろうが」という論法を持って来たら、台無しになります。
アサーティブな態度を自分につらぬくには、スイッチチェンジで引き出した答えを行動で実行する意識をしっかりしていることは大切です。