ヘンだと思うけど、波風立てるのもイヤだなってガマンする。ウ〜ン。
それで幸福になれるのかな?
ガマンして、ガマンして、結局、お互い不幸なだけじゃないですか?
どちらかがガマンするのではなく、両方が幸福になれる【WIN-WIN】な方法ってないと思いますか?
自分の気持ちや考えを、率直に、誠実に表現することを抑えてしまうのはどうして。
誰にとっても人生の主人公は自分です。
だれかにとってその他大勢かも知れないけれど、誰だってその他大勢ではない。
自分を大事にするから、同じように周りの人も大事にしてあげる。
具体的に、どうしたらいいのでしょうか?
その基本が「率直な自己表現」・・・つまり対等・率直・自己責任・誠実で構成された自己主張です。
●「対等」であること。
「対等」というのは、自分が相手よりも上だとか、相手より下だとか、敵対的な考えにとらわれることなく、同じ立場の人間として向き合うことです。
仕事はチームワークで進めることが多いので 、役割で上下関係が出来たりします。しかしそれと人間であることは別です。役割上命令したり、されたりしても、人としては対等なのです。
対等な扱いをしない人は、自分より弱い人には見下しがち。なにより自分を自分で見下しては自分が可哀想。
●「率直」であること。
「率直」とは、遠まわしな表現をしたり、くどくど言いわけしないで、気持ちや自分の意見をシンプルな言葉で表現することです。
自信がなかったり、責任回避をしようとすると、知らず知らずに率直さを欠いた表現になり、結局相手を遠ざけてしまいます。
●「自己責任」であること。
「自己責任」とは、自分の行動は自分が選択する、その結果にも自分で責任を持つこと。人の言いなりになったり、人のせいにしないことです。
人に譲る人は、言葉にしないけど、人のせいにしてしまう。
気がついていないけれど、これが自分を疎外する原因になります。
●「誠実」であること。
「誠実」とは、自分にも相手にも、正直に向き合うこと。
自分を抑えるのは、正直な自分を隠しているので、心から向き合うことがない。
だから相手はつまらないと感じます。
でも自分を抑えた人は相手のためにしたことと思っています。
だから気持ちがすれ違う。
いくら相手を思って抑えても、それを喜ばれることはありません。
心を向けずに表現するのは正直ではないので報われることはありません。
仕事をしていく上で、もっとも大きな力となるのは、働く意欲です。
働く意欲はもっとも率直な自己表現です。
日頃から自己主張を抑えていると瑞々しい意欲は失われていき、自分を自分で疎外することを促進してしまうのです。
アサーティブ(assertion)
アサーティブ(assertive)
アサーティブネス(assertiveness) |
●アサーティブは、自己主張ですが、誤解を招くことのないようにするために、自分を率直に表現するということとしたほうがいいでしょう。
●アサーティブは、アサーティブの形容詞です。
●アサーティブネスは、自分を率直に表現しあう関係です。WIN-WINというように、ビジネス上の問題は、他者との関係で起こります。
これらの類似した単語からアサーティブネスがもっとも適切と考え、実践アサーティブネスをテーマにみんなが幸福になる仕事術を提案します。