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ゲンキポリタンの「ビズアサーティブ」「ビジネスアサーティブ・プロジェクト」は、自分と他者を同じように大事にしながら、WIN-WINな関係を構築する自律型結果志向恊働主義をご提案しています。
アサーティブに似た言葉には【アサーション Assertion】【アサーティブ  Assertive】【アサーティブネス Assertiveness】 があり、微妙に意味が違います。

【アサーション Assertion】遠い関係のものが近づくようにする活動
【アサーティブ  Assertive】自他ともに大事にする表現をする
【アサーティブネス Assertiveness】自他ともに大事にされた実感の持てるWIN-WINな関係性

アサーティブがいまほど問われる時代はありません。厳しい経済状況、精神性の崩壊、価値観の混迷などに切り札として機能するのは、アサーティブ、アサーティブ、それを職場に活かすことで得られるメリットをご紹介しています。「ゲンキポリタンの「ビズアサーティブ」「ビジネスアサーティブ・プロジェクト」はこの問題に向かい合い、矛盾のない世界をご提案します


ビズアサーティブの目的
意見を伝える以前の準備として、良識のある共感できる価値観を整備する

アサーティブを語る前にちょっとした準備体操を。

ジョン ・レノンの「イマジン」ではありませんが。こんな世界を想像してみてください。


・3分の2の患者を無料で診察し、従来より50分の1も安価な装具を使う病院ネットワークがある世界

・都市部に快適で便利な公共交通網が普及し、年間数時間しか自動車を運転する必要がなく、しかもその自動車の燃料費は従来の半分で、使った分だけ払えばいい世界

・企業が数10万ヘクタールの森を開拓して超大国へ木材を供給しながら、森に暮らす動植物が守られている世界一職場や自宅の建物が、消費する量を超えるエネルギーを生み出し、クリスマスでも暖房不要、7月の猛暑でも冷房不要の世界

・毎日のように消費する商晶の梱包材が、土中や河川に堆積することなく分解されて肥料となり、自分にも子供たちの世代にも有害物質を出さない世界
・融資した顧客の4分の3を極貧生活から脱出させ、しかも採算が取れている銀行のある世界

・有機農法によって、集中農法と同等、もしくはそれ以上の生産性を達成し、農家に高収入をもたらすことができる世界

・化学工場が、有害物質の販売量ではなく、環境にも健康にも負担の少ないサービスを競い合う世界

・才能あるスタイリストが、画一的なモードを拒否し、自分の会社をつくって、Tシャツの市場リード、スタッフには最低賃金の2倍の給与を払っている。

ユートピアだって?
そんな世界が実際にあるんだ。僕らはそこを取材したのだから。
そんな起業家が本当にいるんだ。僕らは実際に会ったのだから。

未来を変える80人 僕ら出会った社会起業家」(日経BP社)より



「未来を変える80人 僕ら出会った社会起業家」 は、4大陸世界38ケ国で取材して書かれた本です。日本からは2000年スイスのシュワブ財団より認定された「古野農場」がピックアップされています。

金のためなら恥も外聞もない企業がある一方で、社会起業家が増えています。
世の中に貢献すること最優先にビジネスをしたひとたちです。
では、普通の起業家は、世の中に貢献していないのか、というとそんなことはありません。
ただ優先順位がちょっと違うということでしょうか?
日本でいうボランティア活動がビジネスになった印象。
なぜ、ここでこんなことを取り上げるかというと、問題にしたいのは「自主的」「自律的」というキーワードです。
こういうと失礼ですけれど、一般にサラリーマンのイメージって「生きるために働いている」って感じがあるでしょう。

社会起業家の場合、これがひっくり返って、「働くために生きている」って印象があります。
「何のために死ぬか、ムダに生きるか、自分で考えろ」は「ランボー最後の戦場」の宣伝に使用されていた映画のセリフですが、社会起業家からはそんなセリフが聞こえてきそうです。
「“働くために生きる“って。そんな人生はまっぴらごめんだね。」と思う方が多いのに、どうして、その反対の考え方ができるのでしょうか?

そこにはひとの役に立ちたいという切実があります。
そして、そこには、禅で言う「只管打坐」のこころがあります。

只管打坐」・・・・ひたすら、いまこの瞬間に打ち込んでいる。
なぜ、こんなことを言うかというと、「只管打坐」こそ、実はいま多くの若者が求めていることなのです。
只管打坐とは、道元禅師の提唱された教えで、ただひたすらになるまで、ただひたすらに坐禅をすること、

しかし、たいていは、ただひたすらになるまで、ただひたすらになれずに適当にしてしまう。
この曖昧さが苦しみから抜けきれない、依存的な性質を強めてしまいます。
依存的な性質を消費社会は大歓迎しますので、自分らしさを求めながらも、当人は、トリッキーな消費社会に取り込まれていて気がついていない場合もあります。

国民全体がそういう状態なので、普通はそうだと考えるのがいいでしょう。
しかし、なかには十分認識しているひともたくさんいます。そういうものとは一線を画し、自己実現を図ろうとするひとたちです。

気がついている、いないにかかわらず、「只管打坐」は見過ごすことのできない言葉です。
ただひたすらになるまで、ただひたすらに行動するには、結果ではなくプロセスへの注目をしないとできません。このプロセスへの関心が苦手なマネジャーが多いのです。

さて、これから言うことをひとことでいうなら、
「スターバックスって、アルバイターやフリーターがお客さんによろこんでもらうのがうれしくて、「只管打坐」でボランティア活動している喫茶店、そんなイメージです。」

つまり、スタバで働いているアルバイトの女のコって、ひとりひとりが社会起業家のひとりみたい。それが言い過ぎなら、ひとりひとりが店長みたい。
そういう話です。

どうしてそんなことになるのかというと、「任されている」という気概が個々にあるからです。
バックボーンに、とっても大切なひとへの思いがあります。
ひとの能力を値引きしない。
できないと考えるより、できると考える。
できると考えるから、とてもたくさん勉強する。
他のアルバイトをできる休みの日でも出て来て勉強している。
それを仲間が支える。お互いが励ましあっている。
助けを求めたら、いつでも仲間が助けてくれる。

だから教わるよりも、助けてあげられるひとに早くなりたいと、自律と自立を自分に求めて自分を叱咤する。無意識に自己啓発が起こる。
そういう毎日を通して自分が変わって行くのが分る。
「給料は安いんです」個々にみんなそう言う。
だけど、楽しいから、辞めたくないという。
離職率が全然違う。

そういうひとがスタバだけで、1万人以上もいる。
できないと考える自分より、できると考えられる自分が好きだから、仕事が楽しい。
どうですか?楽しそうではありませんか?
楽しそうだから、そういう活気のある職場にしませんかという話なのです。



ものごとには、それ自体に意味がありません。
どう判断するかで、自分が意味づけをしているだけなのです。
ひとつひとつの作業をどのように意味づけするかは、自分の判断です。
同じものを見て、個々の判断が全然違うわけですから、判断の仕方を教える立場のひとの判断はすごく影響があります。
スーパーのPBブランドとメーカ−の関係には驚くべきものがありますが、メーカーと下請けの関係も随分、昔と違います。
つまり価値観の変化が生じている、見方によれば変化を越えて崩壊の状況です。
すると、なにかにつけて、いろんな解釈、判断が起こります。
それは個々の判断です。個々の判断が飛び交って「世論」ができます。
それを鵜呑みにするか、自分の頭で考えるか、自分の選択です。
自分なら「世論」は世論として、「いまに他にないような会社にして幸せになることで復讐してやるぞ」って考えます。

すると、しなければならないことがいっぱい出てくる。
スターバックスってビジネス、つまりコーヒーショップって、昔からあったものだし、あってもなくても生命に影響しない。
どうでもいいような存在なわけですが、これに意味づけをしたのは創業者ハワード・シュルツ氏ですが、彼の手にかかるとコーヒーショップの概念が全然違ったものになってしまった。

仕事の仕方も、やりがいも全部変わってしまった。
意味づけが違うことによって、全然違う会社を作ったひとはたくさんいます。
冒頭の社会起業家もそうです。
意味づけが違うのは、理念の違いです。
理念は英語のGOAL(ゴール)で表現されることが多いことに注目してください。
理念が違うとひとつひとつの作業の意味づけが変わります。
ひとつひとつの作業が集まると仕組みになります。

つまり順番は、理念→仕組み→作業になります。
理念がないと、作業→仕組みになりますが、理念がないので仕組みの目的が変わります。
でも理念の必要に気がつかないのは、企業は利益を出さないといけない場所だからです。
利益を出さないといけないのは法律で定められています。税金払わないといけませんから、利益出てなくても払わないといけない。つまりお金がなくても払わないといけないルールです。
このルールがあるので、作業→仕組み→利益になります。
これは悪いことでなく、とても重要です。
ただ、意味づけが変わってきます。
つまり「事実前提の経営」に陥り、経営を構成する内容が違ううえに順番が逆になります。
「理念→仕組み→作業」と「作業→仕組み→利益」というように違いますね。

2000年新大店法施行が施行される前、1973年(昭和48年)に施行された、「消費者の利益の保護に配慮しつつ、大規模小売店舗の事業活動を調整することにより、その周辺の中小小売業者の事業活動の機会を適正に保護し、小売業の正常な発展を図ることを目的」と定めた法律「(旧)大規模小売店舗法」の施行が証明しているように、チェーンストアを経営する流通サービス業の多くは、上げ潮にのって、70年代、80年代と順調に売上げアップを実現、拡大路線で、さらに成長できると確信していました。

しかし日本のマーケットは、人口構造の変化や価値観の多様化などによって、成長を前提にした売上至上主義が通用しないと分かると、「利益→仕組み→作業」に則って、「利益を上げること」を企業の最終目的に人件費の圧縮、製造、調達のコストダウンなど経費の削減に躍起となります。
本来は顧客に向いて最も力を注ぐべきところが、バブル期に最高潮だったCI(コーボレート・アイデンティティ)や顧客満足への関心が嘘だったかのような変身ぶりです。

そして、いまでは、経営トップと現場の接点として、かって成長の強さの原動力であった優秀なミドルマネジメントでさえ、バブル崩壊の後始末に注目するあまり、変化を読むことを忘れ精彩を欠き、「コストコントロールこそマネジメント」の方向に転じ、コストカッターに変貌しました。

見出しに踊って、本質を考えない傾向に拍車がかかった、その延長にコンプライアンスを主張しながら、限界突破の経費圧縮を強めるという二重人格的に態度によって、賞味期限の改ざん、食べ残しの再利用などが相次いで表出したといえます。

さらにアメリカが世界に投げかけた衝撃「サブプライス問題」、原油を始めとする資源の高騰。
業種を問わず多くの企業が存続を賭けた活動の結果、残ったものは、つじつま合わせ。ひ弱、ネガティブな日本文化の悪い側面が、創造性を欠いた安直な建前と本音の二重拘束になって噴出し、創作した財務諸表と大量のリストラ主体で、残った従業員の疲弊感と行き場をなくした企業が後を絶たない状態は続いています。

こんな時代に、どうしたらいいのでしょうか。なにはともあれ、この世界は人間が仕切っています。そこでは人間力が問われます。
人間力って、つまり人間関係力です。

つまりいくら真面目でも、知能指数が高くても、ダメなんです。
ここに注目したとき、人はどうあるのが、素敵なのかという大きな問題に直面します。素敵とは、きわめて抽象的な表現ですが、それを定めないと動けません。

自立していて、自主的に目標達成に挑戦できるひと。そのために周囲のひとと協調性を重んじながら、苦難に接しても、ポジティヌで楽観的な態度を崩すことなく、周囲を励ましながら、楽しく活気に満ちたチームワークで、自分の責任を果たせる人。つまり自然にリーダーになれるひと。アバウトですがそんな感じです。

ところが現実はいろんな問題が起こっている。

会社内で生じるすべての問題の根源はコミュニケーションの悪さにあります。

実践アサーティブは、この問題の根本に向かい合います。

 

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