■自分を幸福にしない言葉
誰でも自分の思うように事が運べばいいのになァ」と願っているはずです。
そして実際に思うような人生を実現している人がいる一方で、努力しているのに思うような人生になっていない人がいます。
なにが違うのでしょうか?
思うようにいかない人には思うようにいかなくなる呪文のような言葉があります。
しかし、もし・・・です。
自分をくじく言葉を、無意識に自分が使っているのです。
たとえば、こんな感じです。そうなんですよ。健康は大事ですよね。だからダイエットしないといけないと思っているんですよ。
しかし、なかなか時間がとれなくて、思うようにできないのです。
もし、時間がもっとあったら、ジムに行ってできるんですけどね。そうなんです。服飾デザイナーになりたいんです。
だからもっといろんなことを勉強したいと思っているんです。
でも、お金もないし、思うような仕事も見つからないんです。
えっ、そんな仕事はしたくないんです。
もし、服飾デザイナーの仕事が見つかればと、そこで学びながら働けると思っているんです
そうなんです。お客様への訪問件数や頻度が不足しているんです。
毎日、営業マンへの指示も増やしているんです。
しかし、お客さんの財布のヒモが固くて売れないんです。
もし、もっと景気がよくなってくると売れると思うのですが。
お分かりでしょう
もちろん!(そうです)
しかし、
もし・・・
という3つの単語を連ねて、その間に言葉がおさまっています。
Q 「この目標では低いと思いますが、あなたができることは、どんなことでしょうか?」
A 「確かに低いですね。しかしこれまでの達成率からして、それでも難しいんです。お客さまがシビアだし、スタッフの能力もまだまだ育成不足だし」
(▲「もちろん」と「しかし」が使われています)
Q 「それはどこも同じでだと思います。伸ばしているところもありますが。スタッフの能力不足の原因についてはどのような認識をされているんですか?」
A 「自分なりに問題点を認識していますが、なにしろお客さんがシビアになっていて。」
(▲「もちろん」と「しかし」が使われています)
Q「そのなかでなにか具体的な打つ手はあるんでしょうか?」
A 「いろいろできることはありますが、もう少し景気が好転すれば、と思うんですが」
(▲「もちろん」「しかし」「もし」が使われています)
というような展開が多くありませんか?
たとえば、以下の2つを組み合わせたら永遠にできないようになっています!!!!
その通りです。
競争率が高いので、もっと勉強しないといけないことは分かりました。学習時間の増やしました。
しかし、忙しくて勉強にあてる時間がなかなかとれません。
もし、もっと時給のいい仕事があったら勉強できる時間もとれるのですが。
ここでいう、「もし」を実現したら、
次はどうなるでしょうか?
今度はこうなります。▼勉強はしてるんです。
しかし考えることが多くてモチベーションが維持できないんです。
もし、もっと休みがあったらできるんですけど。時給がいいのでいろいろ商品知識をマスターしないといけないので、自分のことまで手が回らないのです。
と、続いて行きます。つまり、悩みはさまざまに語られますが、「もちろん」、「しかし」、「もし」が生活習慣になっていて、無意識に繰り返し使われ続けます。
「もちろん」、「しかし」、「もし」の”やらないですむ文法”と引き換えに、
大切なものを失っています。
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