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アサーティブを支えるサーション権
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Q(質問)
 アサーティブでいるために依存心を使う 
アサーティブネスな目標設定


「アサーティブを学んでいるけれど、思うようにできない。」というご相談をよく受けます。
「これじゃいけない、頑張って気持ちを声に出そうと気持ちは高ぶるけれど、緊張してします。」
思うように話せない、言葉にできない。その原因を解決しないまま、アサーティブのトレーニングをしても、結局、知識だけ身につけた状態です。

「思ったことを話せるようになれたらいいな」と曖昧な願望と目的とは違います。
「思ったことを話せるようになって、なにをどのようにしたいのか」
その目的をきちんと持つようにしましょう。
目的と原因は因果関係にあります。原因と結果の因果関係の裏返しです。
「思ったことを話せるようになる」は目的を実現する手段です。

たとえば海外で現地と人と会話するとき、現地の言葉を流暢に話せると、深いコミュニケーションができます。
深いコミュニケーションは手段です。目的は別にあります。
だからゲンキポリタンでは、自分の内側に秩序を作ることをおすすめしています。
そういうと難しそうですが、そうではありません。

目的、目標、計画と仕組み、実行(マネジメント)という秩序を作るようにアドバイス、サポートしています。
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アサーティブでいるために依存心を使う


自立力とは依存心


じぶん力とは、自立力です。
自立は、孤立ではなく、依存できる力です。
つまり良い人間関係を創れる力を持った状態です。
言い換えれば自立とは、依存力と言えます。

上手な依存と下手な依存があることを意味します。
上手な依存は、自分と他者の限界を知る。できないこととできることが判った上で、自分で責任を引き受けることを前提に助けを求めることができます。

下手な依存は、まったく逆さまでです。
自分と他者の限界を判らずに、、できること、できないことが判らないままに、
自分の責任を引き受けることなく、助け、サポートを心理的なコントロールで強要する、あるいは他者が他者の責任ですること、できることを勝手に引き受けます。

なぜそんなことができるのか、幼児期の万能感が影響しています。
幼いこどもは自分で生きていけません。保護者のケアが必要です。
泣けば親がサポートしてくれます。自分の思い通りになると思い込んでいます。
健全な子育てでは、成長と共に、何でも思い通りにならないことを知ります。

思い通りになるのは、自分の選択と行動だと気がついていきます。この段階で自分と保護者を含む他者の間には「境界」があることを知ります。
自分にできることを重ねるスタイルは、トライ&エラーを繰り返すことで、やがて、もっとできるようになりたい意欲を育みます。
このエラーをどう判断するか、自分を肯定する力が強いほど意欲的になり、克服することで、自分はやれる「自己効力感」が強くなります。

逆に否定感が強いと、エラーを致命的に受け止めて萎縮してしまい、トライを怖がるようになります。トライしなくなるので、否定感がまとわりついたままになります。

しかし、一方では万能感もまとわりついたままです。この矛盾が自分を苦しめます。万能感は自分には気持ちのいい感情ですので、万能感を維持することは否定的な感情を軽くします。
しかし万能感にはトライで獲得した自己効力感と違い根拠がありません。トライすれば挫折によって打ち砕かれる可能性があるので、身動きできなくなります。

そこでトライしないように、トリッキーな言い訳を重ねて、ますます自分に否定的なります。否定的になるほど無意味な万能感を強固にしようとします。
葛藤は深まります。負の感情を預金しているようなもので、年齢と共に息苦しくなってきます。やがて引き出すときが来て、大きな挫折を味わいます。
挫折は、女性なら、異性問題、家族、子育てで問題が出ることが多く、男性は異性問題、遊興、仕事で表面化します。

健全な社会で、大人が周囲の人を保護者のように扱えば、周囲の人は閉口します。
日本では、他人の迷惑を顧みない無責任さで、コミュニティーが崩壊する傾向にありますが、自立することを目的にしていないために、自立できない人が増えている証明と言えます。
もともと境界が曖昧だった社会に、誤った自由の意識が入り込んだために生じた結果といえます。社会全体で子育てに失敗していることが最大の原因といえます。

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