アマゾンから本を読む道具「ワイヤレス電子ブックリーダー”Kindle"」が販売されています。
iPodが情報としての音楽プレイヤーになったように、今度は書籍が情報端末に収まる。賛否両論あるけれど、エコの時代。限られたスペースを有効に使う点では価値あること。
自分の場合、音楽再生装置はiPonheとパソコンだけになってしまった。
エルヴィス・プレスリー
すり切れて、ノイズが波のようなざわめいていた「ブルー・ハワイ」のアルバムが懐かしい。
それにしても、人生は旅のようなモノだと言うけれど、すべての装具を知恵に置き換えて、最小限度の道具で暮らしたい。
自分の場合、一番大切なものは、脳と感情と身体をひとつにした心のなかにしかないのだし。
エルヴィス・プレスリー の遺した旅うたで、真っ先に浮かぶのは「はてしなきハイウェイ」
どこまでも転がっていきそうな歌声に加えてシングル盤のデザインの強さもある。
いかにもアメリカらしいが、旅はバスに限る。
<ステイ・アウェイ><ギターマン>もバスの旅の匂いだ。
バスの旅は駅馬車の旅を継承している。ニューヨーク〜ロサンジェルスを3日で走る、タフな心が必要だ。<ジョニー・B・グッド/JOHNNY.B.GOODE>ならハードな旅も軽々とこなしそうだ。
ジョニーには夢がある。
知恵をすべての装具に変えて、生涯夢を追い続ける男の歌だ。
旅するように暮らしたい気分に<ジョニー・B・グッド>は最適だ。
地球外知的生命体へ向けたメッセージとして、宇宙船ボイジャー1号・2号に搭載された「The Sounds of Earth」というレコードに収録されたこともある。
♪日暮れと共に人々が
ジョニー・B・グッド、おまえの演奏を聴きに遠くからやってくる
そしてきらめくネオンには
「今夜、ジョニー-B・グッド公演!」♪
宇宙人にどう聴こえたか、ロックンロール・ナンバーの定番中の定番だ。
チャック・ベリーのバージョンは彼のライブツアーにふさわしく軽さがいい。
エルヴィス・バーションでは激しすぎて、のんびりもしていられない。
そこが魅力、全身火の玉になったような、最初のラスベガス・ライブ盤、エルヴィス・オン・ステージVOL.3の<ジョニー・B・グッド>がおすすめだ。
僕がこの世で一番好きな歌<虹の彼方へ/オーヴァー・ザ・レインボウ >も夢のある歌だ。
エリック・クラプトンのライブ・バージョンは虹にかかる男の匂いがいい。
「ワン・モア・カー、ワン・モア・ライダー~ライヴ・イン・LA
2001」
サミー・デイビス・ジュニアも忘れられないが、なんと言ってもエルヴィスで是非とも聴きたかった曲だ。
代わりに<虹に乗って>で我慢している。
いつ聴いても<ジョニー・B・グッド>には夢がある。
<ジョニー・B・グッド>は虹を超える
♪ Gogo,go Johnny,gogo
Go Johnny,gogo
Go Johnny,gogo
Go Johnny,gogo,
JohnnyB.Goode ♪
<雨のケンタッキー>はクルマ旅。
<フランキー&ジョニー>のように船旅を思い起こさせるものもあるが、
アメリカらしさでは、大陸横断列車が負けず劣らずアメリカしている。
ローカルの駅では、孤独感に危険な匂いが加わって一種独特の世界がある。
<泣きたいほど淋しさだ><時のたつのは早いもの>が列車歌だ。
どちらにしても、荷物は多くは持てない。
旅のお供に、エルヴィス・プレスリーの旅うたを。
グレイスランド(メンフィス、テネシー州)のエルヴィス・ウィーク1999