アメリカ国務相のパウエル長官は年令はエルヴィスより若かったものの、エルヴィスにとっては、かっての上官にあたる人物でエルヴィスとの面識もある。
このことを知って、小泉首相は先日の訪米でパウエル長官に”日本にとってアメリカは、”I Want you ,I Need You,I Love You だ!とやったらしい。勿論パウエル長官に大受けだ。
”I Want you ,I Need You,I Love You"は小泉首相選曲『私の好きなエルヴィス』のトップを飾って収録されている大のお気に入りのナンバー。この曲こそエルヴィスの人生を決定づけた曲と認識されているらしい。
因にこのアルバムのファイナルを飾るのは<ハワイアン・ウェディングソング>。求愛から始まって、ハッピーエンドで終わるという意味がこめられているらしい。
そのプロセスは、収録されている曲が語っているように、失恋、友情の亀裂、離婚など様々な苦難を辿る。しかし最後の最後に幸せを勝ち取る。
(ハードロック・カフェ福岡の店内)
誰しも幸せになりたいと願う、しかしその道は決して平坦でないのも事実。
アフガニスタンの、あるいはアメリカの子供たちや女性たちは幸せどころか、恐怖から逃れるのが精一杯なのだ。自分の傍らに立ってこの曲のように言ってくれる人を望んでいるだろう。
疲れ果て、自信を失った時
涙が瞳を濡らす時
すべて私が乾かしてあげる
君を支えたい、困った時や友達が見つからない時には
荒波に架ける橋のように
この身を横たえよう
荒波に架ける橋のように
この身を横たえよう
落ち込み、うちひしがれた時
世間の荒波にもまれている時
夜が迫れば私が励ましてあげる
闇におおわれ、傷づいたら喜んで力になろう
荒波に架ける橋のように
この身を横たえよう
荒波に架ける橋のように
この身を横たえよう
帆を上げよう、銀色に輝く小舟よ、
船出の時だ、ついに君がきらめき夢が叶う時がきた
あの輝きを見てごらん Oh、
友がほしいならいつでも私がそばにいる
荒波に架ける橋のように
この身を横たえよう
荒波に架ける橋のように
その心を安らげよう
荒波に架ける橋のように
その心を安らげよう
2週連続でテロによるアメリカの悲劇に関連して選曲した。今週はがらっと趣向を変えたかったのだがーーーー。
今回のテロの元凶といえる「イスラエル」「パレスチナ」に代表されるように、リーダーが「妥協」を受け入れ、対立しないことを念頭において交渉すれば問題は解決する。しかし双方が「妥協」を考えない限り、世界中では同じような問題がくり返し行われる。自国民の苦難を考えれば、「対立」しないことを念頭において交渉すれば大半の問題は終結するだろうにーーーー。しかし歴史をふりかえれば分かるように、人間はどうもそんなふうに出来ていないようだ。「聖戦」が存在する限り、神様だってお手上げなのだ。苦難にあえぐ人々には、「聖戦」すら「幸せの代用品」に見えてしまうのかも知れない。
それは紛争地域で暮らす人だけではない。「幸せの代用品」あるいは「幸せそのもの」が時には、思わぬ苦しみに変貌する。ネオンがきらめく先進諸国にも姿、形を変えて起っていることなのだ。
徴兵制度で召集され、ドイツの駐屯したエルヴィス。もしその時に戦争がぼっ発していたら、エルヴィスはどうしていたのかと考える。恐らくエルヴィスはその気性、諸条件によってアメリカ人として「誇り」をもって臨んだろう。
そんなことを考えていると、エルヴィスが懸命に歌っている姿に涙がこぼれてしまう。エルヴィスがそのような事態に巻き込まれなかったこと、多くの人々に勇気と慰めを与えて幸福の貢献に費やされたことが嬉しい。
(ハードロック福岡の店内、ハードロックUSJは富士山を背景にしたエルヴィスが、大阪はステンドグラスがないが、代わりに黒い柔道着やマイク、帽子、ゴールド・ディスク、フランキー&ジョニーのポスター、ジェームスのギターなどが展示されている)
エルヴィスがキリストのように、ステンドグラスで飾られていることでもお馴染みのレストラン「ハードロック・カフェ」のキャッチ・フレーズは「ALL IS ONE」、「すべては愛、愛こそすべて」なのだ。
エルヴィスは時々においては、自ら苦しみながらも、その人生の大きな流れはALL IS ONEに向かっていたのだろう。
政治的なメッセージを避け、自分が確かに認識できる世界に生きたエルヴィス。
ファンにとっては例え一夜の夢であっても、それに応えて、幸せな夜を作ろうと歌っている姿こそ尊い。
それが仕事といえばそれまでである。また時には、なげやりになったステージがあったにしても、その一生は「歌は人生そのもの」であった。
多くの人がエルヴィスの熱唱に、その姿に、そっと涙をふく。
人々自身の眠っていて気付かない思いにそっと手が差し伸べられゆり起こすのだ。
「エルヴィスが好きな人に悪い人はいない」と言われるが、その人たちにはエルヴィスの声を、手を、感じることができるからだろう。やはりALL IS ONEに向かっているのだろう。
エルヴィスが汗を流しながら真摯な表情で歌う<明日に架ける橋>
このような暖かさで、力強さで、そっと手を差し出す人がそばにいたら、どんなにひとは幸せになれるのだろう、どれほど強くなれるだろう。汗の温度が恋しい人が世界中に溢れている。
ジャパン・プラットホーム アフガニスタン難民支援緊急募金受付開始
When you are weary, feeling small
When tears are in your eyes
l will dry them all l'm on your side
oh, when time gets rough And friends
just can't be found Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Oh, Iike a bridge over troubled water
l will lay me down
When you're down and out
When you're on the street
When evening falls so hard
I will comfort you l'll take your part oh,
when darkness falls
And pain is all around Yeah,
Iike a bridge over troubled water
I will lay me down Oh,
Iike a bridge over troubled water
I will lay me down
Sail on silver girl, sail on by
Your time has come to shine
All your dreams are on their way
See how they shine Oh,
if you need a friend
l'm sailing right behind
Yeah, Iike a bridge over troubled water
l will ease your mind
Like a bridge over troubled water
l will ease your mind