PARADAICE,HAWAIIAN STYLE
ハワイアン・パラダイス
エルヴィス・プレスリーの音楽
エルヴィス・プレスリーのDVD
エルヴィス・プレスリーの本
アメリカンが世界一を誇示できるのは核の威力のせいじゃない。
自由の女神からチャンピオン・ベルトをもらって手渡したい。
あの全身笑顔、ヒップふりふりキャメロン・ディアスの尻ふりダンスこそアメリカの素敵かつ猛威にして王道。ストレス蹴散らすアホ・ムービー恍惚の破壊力。
キングがいまもゲンキだったら『チャーリーズ・エンジェル』に出て欲しかった。
もちろんチャーリー役。(声の出演だけ)キャメロン・ディアスとキングの会話なんて世界中がハッピーになるぞ。
しかし、キャメロン・ディアスがいなくても『ハワイアン・パラダイス』では、雄大なエルヴィスが感動的。
クライマックス、もうこれだけで観る価値がある<ハワイアン・ドラム・ソング>は、青い空と太陽と無垢な人間の素敵を仲間にしたエルヴィスのあたたかい笑顔に包まれる。
人と自然の調和を歌い上げて、70年代エルヴィスの雄大さの片鱗がすでに伺える。
『ハワイアン・パラダイス』では少しピチピチ太目のエルヴィス・プレスリー、キャメロン・ディアスではないけど、ナイスな”バディ”の9才、ドナ・バターワーズとピッタリお似合い。
恋人役のスザンナ・リーの清楚は清廉潔白のキングが好みのドリーミーな女性もご納得?
ハワイアン第三弾!見どころは『ブルー・ハワイ』『ガール!ガール!ガール!』と比べよりローカル、より南部色がブルーな波と風に洗われ温厚なエルヴィスか。
ポリネシアン・ブルーに洗ったR&Bの粘っこさもサラサラに、シンボリックな歌声もよりスローな風に乗って、青空のタクシー野郎はへりで飛ぶ!
キング、エルヴィス・プレスリー最大の魅力は人それぞれ、万葉の心、空洞埋めてキングなカード、どうぞお好きに愛してタモレ。
声の素晴らしさ、歌の巧さは当然すぎて除外にして愛ピには他者と違うことの素晴らしさをメッセージしてキング最高。資本主義・共産主義超えて『緑色革命』・・・ああ、これこそ理想!手にして興奮、感動。本来ならビートルズら、グレートフル・デッド、ジャニス・ジョプリンにこそフィットのはずも、逆風、キング一途はただただ個性に惹かれてこそ。毒々しくキング。
世の多くの人が望んだエルヴィス映画のあるべき姿とは、その声を集約すれば歌は歌、映画は映画?こんにちジェニファー・ロペスが見せるそれのことか?
もしそうなら楽しかったか?満足出来たか?それはキングにしてキングの仕事とは思えない。
『燃える平原児』『嵐の季節』・・・?偉大なるマンネリ、偉大なるシンプル、偉大なるエルヴィスづくめこそ、キング降臨にしてふさわしい装置。
たかが映画されど映画にして、よきにはからえこそキングの仕事。
ウォッ〜ツ!やってくれるぞ、ロックンロールじゃん!
他者と違い続けるためにこそ、変わり続けることを無視、生涯三度にして50,60,70年代とシンプル。
変わり続けなければ先駆者は必ず越えて行かれるのは世の常。笑顔の裏のリスクに愛を。
それにしても不勉強、それにしても謎、
マネジャーとはキングを仕切る存在か?思い起こせばビートルズ、サージェント・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドのジャケット。
著名人が勢ぞろい。許可なくして使用は不可能。
許可をとってこいとマネジャーに指示したのは、ジョンかポールか?困難の実現、
コレこそがマネジャーのあるべき姿。
Are you マネージャー?Are youマネジャー?
日本にこそ、マネージャーはいるが、他国にマネジャーはいても、マネージャーは存在しない。
マネジャー。つまりその語源を"manege"にとる。荒馬を調教しながら、あるいは木々を集めて筏にして、山河を越えて目的地に到達することを語源にする。
容易にならないことを実現することこそマネジであって、それができる者を"er"つけてマネジャーと呼ぶ。金庫番ではない。
日本の”マネージャー”とアメリカの”マネジャー”の仕事の概念は同じか?疑問は解けない。
芸能界はいざ知らず、一般社会では解釈のズレを感じることのひとつ。
マネジャーしてるマネージャーは稀な存在。
マネジャーはスペシャリストのひとつにして、部下を使ってトップの望みを実現するのが仕事。
そもそも部下のいないマネジャーなどいない。
噂に聞くトム・パーカーにエルヴィスが”使用された”は、日本ならいざ知らずミステリー。少しはエルヴィス本を読んで研究が必要の我が身。
しかし、しかしエルヴィスの歌声と笑顔が道連れの人生。
そんなことよりこの世とキングのもっと素敵が目を奪う。
ゲンキをくれる歌の数々。
ここではなにより73年ライブ『アロハ・フロム・ハワイ』の宇宙中継オープニングにも使用された<ハワイアン・パラダイス>がうれしくてうれしくて、ハワイの砂入り絵はがきにときめいた。
ドッグイヤーの反動なのか、ヨーロピアンな”スロー”が最近の流行。
それにしても、ハワイでは救急車をコールしても、スローゆえ命失うケースは少なくない。
ポリネシアン・カルチャー、スローとレージーはどこで切る?一方スピードゆえに命失うことも多いのも多くの国の常。
少しは社会本を読んで研究が必要の我が身。
しかし、しかしエルヴィスの歌声と笑顔が道連れの人生。
そんなことよりもっと素敵が目を奪う。ゲンキをくれる歌の数々。
ここではなにより<ハワイアン・ドラムソング>がうれしくてうれしくて、テレビの音を録音したのも懐かしい。
ハワイの島の早朝。
まだ夜の濁りを含んでいるにしても空気が真新しい。
誰もいない浜辺。少女がひとり。
やがて手を振り顔には隠せない初々しい微笑みが浮かぶ。朝の空気に似合っている。
どこからともなくサーフボードを手にした白い髭のサンタクロース、スヌーピーを背負っている。
ボードを波に預け、赤い服のまま自分を乗せる。
波とともに沖に進んでいく。
赤い服はどこまでも濡れない。
少女の夢はキープされていく。
その後を少女が追う。
人生は素晴らしい。
理屈ばかりの退屈なんかいらない、欲しくない、見たくない。
欲しいのはリアルでエロスな人生、欲しいのは宙を浮くリラックス。
時代を下って下って1956年、次に何が飛び出すか分からないラディカルでアナーキーな音源も映像もここにはない。
にもかかわらず「エルヴィス映画」・・・硬いほほえみのスチール写真。ねつ造された虚構にあって、声の匂いにエルヴィス伝説を探す。
人間は壊れるもの、それゆえに無条件の優しさが沁みる。
エルヴィス式パラダイス、その大事を時間や偏った固定的な価値観、超えてバイブレーション。
エルヴィス・プレスリー、その歌声に匂う無条件の優しさがいい。いい。いい。精神の昇天。復活する洗いざらしの気持ち。ハワイアン・ブルーが似合う。
人を幸福にできる人間の素敵、個別の曲の云々、映画の云々、身の周りの云々、超えて、ただただそこにいる無条件のエルヴィスが素晴らしい。だからこそ無条件の優しさが香る。
エルヴィス・ファンをもってしてエルヴィス映画をけなし、歌をけなす。
それもよし。しかし人を癒し、幸福にして<ハワイアン・ドラムソング>の雄大は微動ともしない。
人にはそれぞれの記憶と現実があって、どんなにつまらなく聞こえる歌でも宝島より宝島ということもあるからしてなにより素敵にして素敵。
ドナ・バターワーズとの楽しいデュエットだった<クイーニ・ワヒニのパパイヤ>に、幼き子との交流をだぶらせる人もいるだろう、
やはりマリアナ・ヒルとのデュエットだった<かゆい背中をかき合おう>に愛しい微笑を蘇らせる人もいるだろう。
いいねえ、いいねえ、ジュ〜ワ〜ッ。人生は素晴らしい。人生は素晴らしい。リアルに勝る夢もなければ歌もない。
聴こえるか、キングの声が・・・「君はなにかをするから素敵なのではない。ただそこにいるだけで素敵なのだ」とアプローチするベクトルが仕込まれた90分、キングのヘリコプターに乗ってみないか?
DVD映像の<ハワイアン・ドラムソング>に叩かれてみたい。興奮。
キングに遭いたい。
人を幸福にできる人間が
もっとも偉大なのだ。
ハワイアン・パラダイス
1966年
PDA-169
販売価格 \3,980
DVD発売元 パラマウント
ホーム エンタティメント
監督 : マイケル・ムーア
主演 : エルヴィス・プレスリー、スザンナ・リー、ジェームズ・繁田
7/25on sale!
■英語音声:5.1ch サラウンド
■片面1層
■復元版(英語):モノラル
■字幕:日本語/英語 ■複製不能
■カラー
■90分(本編)
■スクイーズ16:9(ビスタ)
■オリジナル英語音声:5.1ch サラウンド
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