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愛ピのエルヴィス・プレスリー コレクションエルヴィス/今週ノおススめエルヴィス・プレスリー全仕事エルヴィス全曲名エルヴィス全アルバムエルヴィスSongBookエルビス映画エルヴィス/電脳シアターエルヴィス/エッセイエルヴィス/写真館エルヴィス/WHO'S WHOELVIS Kidsエルヴィス ロックな書き場ミュージカル「エルヴィス・ストーリー」


ロックンロールの神髄に満ちあふれた傑作はエルヴィスを伝えていた。


1 I Need Your Love Tonight
2. Don't
3. Wear My Ring Around Your Neck
4. My Wish Came True
5. I Got Stung
6. One Night
7.Big Hunk O' Love, A
8. I Beg Of You
9. Fool Such As I, (Now And Then There's) A
10. Doncha' Think It's Time

このジャケットがエルヴィスがロックンローラ−だったことを語っているのは当たり前だ。キングだからね。
もうこのアルバムの<ONE NIGHT>には狂ってしまうよ、若いエルヴィスの声には一夜といわず一カ月ぐらいいいよ。
この<ONE NIGHT>に匹敵する<ONE NIGHT>はキングのキャリアでも<シッドダウン・ショー>しかないだろう。

<恋の大穴>のピアノのノリはどうだい、ギターもかっこいい。エルヴィスもワイルドに爆発しているかと思ったら"that's right"って気合いいれるように歌うなんともかわいい声はどうなってるんだ!!声にギターとピアノが絶妙にからんで、ああ、この神業のようなバランスに狂ってしまう!このイカれ具合がロックンロールの神髄だ!

<I Need Your Love Tonight >の伴奏ってきたらどうだ。Oh!Oh!って一体どうなっているんだ。
このとってもデンジャラスな匂いのするラブソングで”hi-fi”って歌詞聴くたびに、そう掲示板で話題になっている<疑似ステレオ>を連想したよ。”I Need Your Love Tonight ”と求める愛まで疑似じゃないのかと思ったものさ。

そのイントロが聴こえてきたら、もうどうにもこうにもなるもんか!渋いコーラスに続いて、ああ、なんとも、なんとも、ああ、美しい声!ああ、エルヴィス万歳!
(Now And Then There's)A FOOL SUCH AS l

【直撃レベル】
は生きててよかったレベル
は狂ってしまうレベル
ピンクはよだれダラダラレベル

(Now and then therei s a fool such as I)
Pardon me if l'm sentimental
When we say goodbye
Don ' t be an gry with me
Should I cry
When you ' re gone, yet I' Il dream
A Iittle
dream as years go by
Now and then, there ' s a fool such as I

Now and then, there ' s a fool such as I am over you
You taught me how to love
And now you say that we are through
I ' m a fool, but I ' Il love you, dear
Until the day I die
Now and then there 's a fool such as I

(間奏)

(Now and then, there's a fool such as I)
Now and then, there ' s a fool such as I am over you
You taught me how to love
And now you say that we are through
I ' m a fool, but I ' Il love you, dear
Until the day I die
Now and then there 's a fool such as I
Now and then there 's a fool such as I
Now and then there 's a fool such as I

いきなりだ!出合い頭の直撃パンチだ!”Pardon me”のPardonから meへの降下、ああ、こんなことがあっていいのか!あまりの甘さに頭から頬へと震えが伝わっている間に、ざらついた感触でスパッとブラッキラ棒に Should I cryと歌う。”Should”の切れ具合はどうだ、あっという間に一発で決める。なんという奴だ!そのあとに続く少し悲しげな声に鳥肌がたつ、ああ許してやりたい、許すしかない。と思っていたらsuch as Iでまた何気なく不敵な声でスパッとやる。コイツは確信犯だ。
コーラスのノリも最高だ!間奏が終わった後の”there ' s a fool such as I am””I ' m a fool, but I ' Il love you,”にはKOパンチだ!特に”there ' s a fool such as I am”は骨だって溶ける!隣にナースがいてくれなきゃ心配だ!これは犯罪だ。裁判所が「直立不動で歌え」とクレームつけるのも無理のない話だ。直立不動で歌ったってたくさんの人は失神したけどね。それにしてもこのギターはどうなっているんだ。チェット・アトキンスだろうが誰だろうが、ああ、たまらない。フェイドアウトに入る前 foolはどうだ。こいつは一体何を考えてこんな歌い方をするんだ!

しかし、この曲に対する思いと、世間の評価(ベストアルバムなどでの扱い方)にズレを感じていたが、ビリー諸口氏もこの”Pardon me”のmeの声とチェット・アトキンスのプレイに関して「最高峰」と評価しているのを発見して、永年の苦悩は金ラメスーツのポケットに消え去った。それにボブ・ディランがカヴァ−したのもオリジナルのハンク・スノウではなく、エルヴィスだったというのも当然だ。

このアルバムは先週とりあげたシリーズ#1と比較すると声が艶っぽい。完全無敵のロックンローラーとして躍動感にあふれている。自信が満ちあふれている。< Don't >と< My Wish Came True>のみが1957年の録音、残りは1958年の入隊前後を中心として<ELVIS IS BUCK!>の片鱗も聴きとれる。ピエロとしてはキングのキャリアの中でも最もバランスがよかった時代と思う。天才がさらなる努力と研鑽と傲慢に磨かれて輝いて、金ラメのスーツがこれほど似合う男はいない。キングは地上最強の金ラメ男だったことを忘れるな!

 
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