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ブラッキーなロカ・バラードの洪水 |
The King Of Rock'n Roll: The Complete 50's Masters |
CD-3 1. That's When Your Heartaches Begin/心のうずく時(57年バージョン) 2. Take My Hand, Precious Lord/主よ導き給え(「エルヴィス・クリスマス・アルバム」より) 3. It Is No Secret (What God Can Do)/イット・イズ・ノー・シークレット(「エルヴィス・クリスマス・アルバム」より) 4. Blueberry Hill/ブルーベリー・ヒル(「さまよう青春」より) 5. Have I Told You Lately That I Love You/愛しているって言ったっけ(「さまよう青春」より) 6. Is It So Strange/イズ・イット・ソー・ストレンジ 7. Party/パーティ(「さまよう青春」より) 8. Lonesome Cowboy/ロンサム・カウ・ボーイ(「さまよう青春」より) 9. Hot Dog/ホット・ドッグ(「さまよう青春」より) 10. One Night Of Sin/ワン・ナイト・オブ・シン 11. Teddy Bear, (Let Me Be Your)/テディ・ベア(「さまよう青春」より) 12. Don't Leave Me Now/ドント・リーブ・ミー・ナウ(「さまよう青春」より) 13. I Beg Of You/アイ・ベグ・オブ・ユー 14. One Night/ワン・ナイト 15. True Love/トルー・ラブ(「さまよう青春」より) 16. I Need You So/アイ・ニード・ユー・ソー(「さまよう青春」より) 17. Loving You/ラヴィグ・ユー(「さまよう青春」より) 18. When It Rains, It Really Pours/恋は激しく 19. Jailhouse Rock/監獄ロック(「監獄ロック」より) 20. Young And Beautiful/ヤング・アンド・ビューティフル(「監獄ロック」より) 21. I Want To Be Free/自由になりたい(「監獄ロック」より) 22. Baby I Don't Care, (You're So Square)/ベイビー・アイ・ドント・ケア(「監獄ロック」より) 23. Don't Leave Me Now/ドント・リーブ・ミー・ナウ(「監獄ロック」より) 24. Blue Christmas/ブルー・クリスマス(「エルヴィス・クリスマス・アルバム」より) 25. White Christmas/ホワイト・クリスマス(「エルヴィス・クリスマス・アルバム」より) 26. Here Comes Santa Claus (Right Down Santa Claus Lane)/サンタクロースがやってくる(「同上」) 27. Silent Night/きよしこの夜(「エルヴィス・クリスマス・アルバム」より) 28. O Little Town Of Bethlehem/ベツレハムの小さな町(「エルヴィス・クリスマス・アルバム」より) 29. Santa Bring My Baby Back (To Me)/サンタが彼女を連れてくる(「エルヴィス・クリスマス・アルバム」より) 30. Santa Claus Is Back In Town/サンタが町に来る(「エルヴィス・クリスマス・アルバム」より) 31. I'll Be Home For Christmas/クリスマスは我が家で(「エルヴィス・クリスマス・アルバム」より) |
どちらがお好き? 「打明けるのが遅かったかい」 |
<Have
I Told You Lately That I Love You/愛しているって言ったっけ>は以前<打明けるのが遅かったかい>が日本タイトルだった。『LOVING
YOU/さまよう青春』に収録されていたこの曲、いつの間に変わっのか、またどういう理由で変わったのは知らないが、<打明けるのが遅かったかい>というタイトルが個人的には好きだった。アルバム『LOVING
YOU/さまよう青春』の中でも一番印象的なタイトルで、金がなかったので買うことはできなかったが、このタイトルのおかげでいつも「欲しいものリスト」にひっかかっていたアルバムだった。 原題は「愛しているって言うのが遅かったかい」。微妙ですねーーー。 「打明けるのが遅かったかい」は好きな女性の前で気後れしてしまってる感じがするのですが、「愛しているって言ったっけ」は傲慢な感じしませんか?歌詞は以下のようになっています。 |
愛しているというのが遅すぎたかい? もしも君を失ったら心は二つに割れるだろう |
それはともかく、エディ・コクランも歌っているこの曲を聴けば分かるが、なんとエルヴィスのブラッキーなこと。エルヴィスが爆発的人気を得たのは一発解答!57年録音のスマッシュヒット<That's
When Your Heartaches Begin/心のうずく時>から大傑作<Blue Christmas>などのクリスマス・ソングやスピリチャル・ソングまでエルヴィスの独壇場とも言えるロカ・バラードの洪水だ。 主に『さまよう青春』『エルヴィス・クリスマス・アルバム』『監獄ロック』と、いずれも驚異的なセールスを展開したアルバムからの抜粋で構成された、このCD-3はドキドキする魅力に満ちている。 このCDを聴いていると当時エルヴィスが黒人と思われたって不思議でないことがはっきり分かる。それより、なによりとにかくカッコいい!それはこのCD-3に限らずこのセットに共通することだが、これらの楽曲には何度聴いても色褪せない新鮮さが詰まっている。 すばらしいヒット曲はこの世に星の数ほどある。でも一時的には集中しても、100〜2000回も聴けば飽きてしまうのが事実。このセットの曲はいつもまっさらのような気分になる。これで死ぬまで聴き続けて7000円もしないのだから「安い!」 21世紀にあと数週間、「20世紀の遺産」としていますぐ「CD ショップ」へ走ろう。「CD ショップ」がなければ、インターネットで買える。いますぐクリックしょう! 20世紀半ばに起こった大事件、アメリカのギャルたちが、これらの曲に耳を澄ませばうっとりときめいたのも分かる気がする。エルヴィス騒動をパロディにしたミュージカル『バイバイ・バーディ』が目に浮かぶのだ。 |
The King Of Rock'n Roll:
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