本日、エルヴィスが 私の横に立っていて勇気づけてくれているという主旨のメールをいただきとっても感動しました。ジーンと胸に来て書かずにいられなくなりました。
エルヴィスのパフォーマンスにはいつも心揺さぶられますが、その中でもビデオ「ロスト・パフォーマンス」で
の「想い出のバラード」を熱唱している真摯な姿には胸が熱くなります。シンプルなC&Wです。それをこんなにも感動的に歌うのが驚きです。
生を受けた一個の魂として、自身が人々のためにできることをするために、その一瞬に自己の力を集中し、希望と自分の創造性を最大限に発揮して「自分の役割」を全うしようとしている凄さを感じるのです。
ともすれば私たちは自分の創造性や能力に向き合うことなく、意味のないことを話し、無気力に行動してしまいがちです。
勿論、私たちの大半がそんなに精神的に強いわけでもなく、何かあれば壊れてしまいそうに危うい者たちです。エルヴィスも同じで戦いながらも自滅していったと思うのです。
それでも多くの人に慕われ続けているのは、彼が放った歌声に潜んでいる光と闇が織りなすメッセージ「オレももろい奴だけど、ほらこんなに一生懸命やってるぜ、だからキミも頑張れよ」って言ってるような気がするからではないでしょうか?
<心が死んでいるなら、他人の絶望など判らない>
エルヴィスが好きな曲のひとつ”ウオーク・イン・マイ・シューズ”の一節です。
この世界にはいろんなことがあって、
心でしか見えないものがある。心でしか聴こえないものがある。
と言っても、誰でもが心で見ることができないと思います
また、同じ人でもいつも心で見ることができないと思います
それに忙しい、大変だーーと言ってばかりいたら、気がつかない。
エルヴィスはみんなが気がつくように、みんなに見えるように、聞こえるように、一生懸命身ぶり手ぶりも激しく汗をいっぱい流し、誰にでもかけがえのない宝物があることを知らせるために宝物のようなキラキラ体中にいっぱいつけて歌ってくれました。そして、その姿を永遠に残してくれました。
力を抜いて、静かにして、エルヴィスの声に耳を傾けたとき、聞こえてくるのです。
いつもオレが傍にいるよ、
疲れたらオレの歌で休みなよ、
傷ついたらオレの歌で泣きなよ
嬉しかったら、オレの歌で踊りなよ。
そして気分が落ち着いたら、
目を閉じて、しーーんとして、
心の声に耳を傾けてごらん、
真実が聞こえてくるだろう
目を閉じて心の目で見てごらん、
はっきりと見えてくるものがあるだろう。
宝物はなくすなよ、
そうでしょう?
目で見る時は外側からですが、心で見れば内側から見ることができます。
3.11.2000 愛のピエロ
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