エルヴィス・プレスリーは2002年8月16日に1977年の急死から25周年を迎えたが、今でもエルヴィスの人気は圧倒的な勢いで健在。
アメリカABCネットワークが行った世論調査「史上最も偉大なロックンローラーは誰か」ではエルヴィスが1位。エルヴィスは2位に大差をつけて、史上最も偉大なロックンローラーに選ばれた。
8月7日から11日まで行た調査の結果、「史上最も偉大なロックンローラーは誰か」との質問に、10人中4人(40%)がエルヴィスと答えた。2位以下は支持率がたったの一桁で、事実上ロックンローラーはエルヴィス以外になしの状態だった。
ジミ・ヘンドリックスを選んだ人は2%、ジョン・レノン、ミック・ジャガー、ブルース・スプリングスティーン、ポール・マッカートニー、エリック・クラプトン、マイケル・ジャクソンを選んだ人はそれぞれ1%だった。
調査期間が丁度、エルヴィスの死から25周年の”エルヴィス・ウィーク”ということでTVや週刊誌などでクローズアップされていた時なので、有利になったとの見方もあるようだが、1995年8月と1999年3月の調査の時も、エルヴィスを選んでいる。また別の時期に行われてた”LIFE誌の調査”でも同じ結果である。
「アメリカの文化にインパクトを与えた人」ではエルヴィスと答えた人が90%。「アメリカの文化に永続的なインパクトを与えた人」では、10人中9人がエルヴィスと答えた。
「エルヴィスのファンか?」という質問では、ファンである人とそうでない人が半々に分かれた。年齢別では、55歳から64歳までの3分の4(75%)がエルヴィスのファンで、18歳から34歳までは10人中4人(40%)がエルヴィスのファンだと答えた。
また10人中4人が、「エルヴィスが模範的な人」と答え、10人中6人が「模範的でない」と答えた。
死後、25年たっても、エルヴィスが多くの人に愛されて続けていることが証明された。
それを裏付けるように、この一年間ですでに他界した人だけの長者番付でもやはり一位だった。