生きるために働く。
どんなに優れた才能や熱い情熱があっても、
だからスタイリッシュにはというわけではない。
おいしいレストランの厨房では火のクルマ。
カッコいいデザイン事務所では徹夜仕事の繰り返し、
病院ではナースが息をきって走ってる。
カッコいいのは汗まみれ、泥まみれ、自分仕立てのロックンロールしてるから。
キング、エルヴィス・プレスリーだって、
バカにされ、中傷され、仕事だからと犬を相手に歌いもした。
だけどどんな仕事でも手を抜かずにやっていたら、
いつか気がついて認めてくれる人が出てくる。
そんな人があれ聴いたか?あれいいだろう?あれ凄いだろう?って広まっていく。
エルヴィスのクリスマスソングはとっても素敵だと定評がある。
名もなく貧しい市井の人たちの年の一回のクリスマス。
つぎはぎだらけのソックスに”思い遣り”が
そっと入っていたのを何度も見てきたからでしょう。
喜びを悲しみをジワジワと年月をかけて溜め込んだ心で歌うから心地いいのだろう。
『サンタが彼女を連れてくる』あるいは『サンタが町に来た』から45年過ぎて、
エルヴィスが町にやって来た。
町は少しだけやさしい表情を取り戻したかな?
エルヴィスの目がない看板は町を見たくないからって訳ではないよね?