誰が書いた作文か、お分かりでしょ うか?
これはイチロー選手が小学校6年生のときに書いた作文です。
現在のイチロー選手を思い浮かべながら、この作文を読むと、現在のイチロー選手はなるべくしてなったことが想像できます。
自分は野球選手になれるという自己肯定感を通り越して、「これだけやっているんだから、野球選手になるしかないだろう」という実感。
それを作り出したのはお父さんとの二人三脚だと容易に判断がつきます。
なによりすごいのは、「自尊感情(自己肯定感)」がしっかりしていることと、周りのともだちとの間に、安定した「自他境界」を築いている点です。
それによって自分を尊重するのと同じく他人を尊重できることです。
いじめとは無縁です。
自分を卑下しているために自分に酋長できず、周りの人に絡んで見下すことで優越感を感じているムダで無意味な時間がない暮らしに熱中している点です。
母さんは、子育ての目的つまりゴールを決めたらどのようにして辿り着くかを考えます。
これが親にとって一代の一大プロジェクトの始まりです。
これがお母さんにとっては一代の一大プロジェクトの始まりです。
もちろん子育ては妻だけでなく夫の参加も条件です。後々のことを考えると、おじいちゃん、おばあちゃんにも参加してもらうのがいいでしょう。
ゴールに対してみんなが同じイメージを共有していないと、トラブルのもとですし、相反することを教えられると、こどもが迷います。
みんなで、こどもがゴールできるように応援してあげられるように、ゴールを共有しておきます。
とかくゴールのイメージは、「いい学校」「いい会社」が多いようです。
あるいは「成人すればいい。」もありですね。しかし、いい会社の絶対的な基準があるわけでなく、栄枯盛衰、いまはよくても将来はどうなるか分らないのが普通です。
こどもの考え、感情を無視して教育しても、性格が歪んでしまいます。
だからといって本人に任せたところで、思うような性格になるわけでもないし、勉強もしません。
それよりも自尊感情(自己肯定感)と目的を持てるこどもに育てましょう。自尊感情は育て方次第で身につくし、つかなくもなります。自尊感情がしっかりできていると、自分のやりたいことに集中することができます。早期に目的を持つことも出来ます。そのために学問が必要なら勉強も自発的にします。自尊感情がしっかりしていると、結果的に成功は自然に後からついてくるようになります。
逆に、自尊感情が低いとなにかにつけて「自分なんかだめだ、自分にはできない」こんな気持ちに振り回されると、なにかにつけて苦労します。学費の負担も大きくなります。
学校の成績も自尊感情を弱めてしまう原因になりますが、自尊感情が確かだと。学校に上がる前に自尊感情をしっかり持たせてあげると勉強もするし、建設的な人間関係も創れる力を体験しながら身につけていきます。小学校に進む前に親だけがしてやれることです。
ゴールまでにいくつかの段階で、マイルストーン(小さなゴール)を設定してあげましょう。
まず保育園に行くまで、小学校に進むまで、1年生が終わるまで、2年生が終わるまで・・・・というように小さなゴールをいくつも設定して、それぞれの小さなゴールを確実に達成するようにしましょう。