それは親と子の共同作業。
子育ての目的、つまりゴールは、親も子も「自立」することです。
それは親と子の共同作業。途中までは親が誘導し、後は子どもが自分でゴールに突き進みます。
子どもの人生をドブ川に捨てるようなものにするか、太陽の喜びを全身に浴びたものにするかは、人生の基盤を作る5歳〜10歳までに
、なにを感じるかで決まるといっても過言ではありません。
お母さんの5年、あるいは10年の子育てへの強い関心と行動が、大きく影響します。
人生100年時代といわれるいま、わずか5年、長くて10年、思い切り集中 ことは人生最大のイベントとしてパワーが爆発するドラマにするのも大きな楽しみです。
子育てのゴールを設定していないお母さんは意外と多いものです。
最高の自分になるために、必要なことは、いい学業を修めることでも 、いい会社に入ることでもありません。
「最高の自分になること」への条件は「自立すること」です。それがゴールです。
自立とは、「自分で働くようになる」ということではありません。他者との関係性を自分の意志で、判断し、行動、主体的に建設的な人間関係が創れることです。
なんのための自立なのかというと、自分の目的、目標を設定して実現できるようになるためです。それには自律できるスキルが欠かせず、いくつかクリアするべきことがあります。
1自立できる
2自分と周りの人を肯定できること。つまり自尊心を持つこと。
同じように他者が自尊心を持つことを尊重できる。
3感情表現ができる
感情に邪魔されずに時間を使うことができる
4目標を設定できる
計画(達成する手順)を組み立てられる。
計画通りに実行し、調整できる。
目標〜計画実行の過程で、阻害要因に我慢できる
自分の伝えたいことを積極的に表現できる
同じように周りの人が表現することを受け入れ尊重できる
(1)の自立させるには、(2)が条件です。
それによって(3)が可能になり(4)が可能になり、(1)が実現できます。
(3)と(4)は自立に役立つ条件です。
つまりゴールである(1)自立させるために、(2)が絶対に不可欠です。
これこそが幼児期に身につけることです。
ところが、ほとんどお母さんは、無我夢中で子育てをする内に、「(2)自尊心を持つこと。同じように他者が自尊心を尊重できる。」が出来ないようなことをついついしてしまいます。
「あなたはできない」と反対のメッセージを送ってしまうのです。
事実、こどもはできません。注意することが多くなるのは当然です。
注意しながらも、「あなたはできない」のメッセージを送らないようにするには、どうしてあげればいいのでしょうか?
行為に目を奪われずに、感情を傷つけないように注目しましょう。
ほとんどのお母さんは、行為に注意はしても、感情を傷つけようと思っていないはずです。ところが行為を注意したつもりが、感情を傷つけてしまうのです。
自尊感情を傷つけ、自己効力感が乏しいと、子供は成人しても自己否定的になります。
子どもの自立心を育てるために、よい親とは、よい教師や、ほとんど動物がそうであるように、いつまでも必要とされるのではなく、子どもの目の前からいなくなっても、子どもが困らない親になることです。それには自尊感情、自己効力感が高く、自他肯定できる人に育てなければなりません。それが親が子供にしてやれることであり、ゴールです。
途中までは親が誘導し、後は子どもが自分でゴールに突き進みます。
子どもの人生をドブ川に捨てるようなものにするか
太陽の喜びを全身に浴びたものにするかは、
人生の基盤を作る5歳〜10歳までに 、なにを感じるかで決まるといっても過言ではありません。
お母さんの5年、あるいは10年の子育てへの強い関心と行動が、大きく影響します。
こういう光景を目にしました。