人は誰しも、いやみを言われたり、批判されたり、説教されるのがイヤ。
自分に非があることが分かっていてもそうです。
「どこに行ってたの?」「何をしてたの?」
日常的に放たれるこんな言葉も、愛情ゆえのものであっても、 こどもには批判前ぶれと感じがち。
そこで返事があいまいだったり、なかったりすると、 はぐらかされたと感じて、一転小言に模様がえ。 互いにいらいらと不安に、空気は険悪に。
愛情と思いやりは同じでしょうか?
思いやりは尊重です。
尊重すること、されることになれている大人がいる一方で、 そうでない大人がたくさんいます。
そうでない大人は、 愛情をもらっても、思いやりの経験が少ないことが影響しています。
人を愛する人はいるけれど、 近頃は思いやりを持たずに愛する人がいます。
それは育て方が影響しています。
こどもの頃に教えてあげたい、
身につけてあげたいことは「思いやりの経験」です。
尊重されること、尊重することの大切を学ばせてあげたい。
その重要なポイントが「会話」です。
相手の言っていることをココロから聴くこと。
傾聴する訓練です。
傾聴することで、
尊重されること、尊重することを身につけていきます。
たとえば、友人や親兄弟との関係のなかで、 自分の思うようにならないことから、
怒っていることが少なくありません。
言葉も乱暴で、会話にさえなりにくいこともあるでしょう。
あるいは、怒りから八つ当たりをすることだってあります。
それに乗ってしまうと、親子両方とも傷つきます。
そんなときに、感情の扱い方を教えてあげるチャンスです。
感情の表現はしていいことです。
しかし感情的な行動はしていいことではありません。
それを学習ささせてあげましょう。
親がしてあげることは、感情の表現をさせてあげること。
そうすることで、感情的な行動をさせないように導くのです。
それはこんな具合に・・・・