ライフスキルには、10のスキルがあります。
1.自己認識スキル(自己認識・共感性)
2.意志決定スキル(意志決定・問題解決)
3.コミュニケーションスキル(効果的コミュニケーション ・対人関係)
4.目標設定スキル(創造的思考・批判的思考)
5.ストレスマネジメントスキル(感情対処・ストレス対処)
言葉の持ちかた./夢の持ちかた/後悔の持ちかた/無関心の持ちかた
無関心の持ち方
「無関心は最強の関心 」
日本では、自殺する若者が増えているといいます。
救急隊員が、看護師が、医師が命を守るために、赤の他人が懸命の努力をします。
なのに、なぜ自ら・・・と、いうけど、そこに至るまでに救いの手を差し出してもらえないのでしょう。
無関心とは、その事に関心・興味が乏しく、気にもかけないこと。
絶望感で自殺に入っていく人は、自分に関心・興味がもたれることもなく、気にもかけてもらえない状況があるのでしょうか?
もし気にかけてくれる人がいれば、悲しくても、つらくても、自殺には至らないでしょうから。
先日、バスに乗っていたら、座席に座っていた男性のご高齢者の方が小学生に「そこのいてやれ!」と言うので、見たら
立っていらした男性のご高齢者の方に「どうぞ、お座りください」と声をかけられました。
気のつく方だなと思っていたら、促された男性が「いいんです」と拒否。
小学生が席を譲ってくれたのに、格好がつかない。
「あんた、そんなこと、言うもんやないで」と言うと、「立っている方が良いんや」と譲らない。
「せっかく譲ってくれたんやから、座ったらいいやろ」
「これがいいんや」と頑として受け付けない。だんだん険悪な雰囲気になり、
「ありがとう」と話を切ろうとすると、「なんや、その言い方は!」と
「ありがたいから、礼を言うとるやないか!」と返す始末。
そのやりとりに困惑するのは小学生(笑)
座れるように気配りした男性は、ご自身の脚が悪いのか、立っている男性を見るのが忍びなかったのですね。
一方、立っていた男性も座らない都合がある。
それぞれに頑張っていたのです。
うまくいかないときもあるけど、
関心をもってもらえることはありがたいことですね。
さて、あなたならどうしましたか?
「無関心」の持ち方は難しいですね。
言えることは・・・
「ひとかどのものを作るには、自分もひとかどのものになることが必要だ。(水木しげる)」
ひとかどになったら、おにぎり一個でも癒し励ますことができる。
なぜなんだろうと考えたら、お米を研ぎながら、野菜を切りながら、自分の内側を研いでいるんですね。
野菜を切りながら、野菜が痛がらないないように切る工夫をしているんでうね。
だから、自分の内側を磨くと「無関心」は癒しになる。
内側が磨けないと「無関心」は拒絶になる。
難しいですね。
でも考えたら簡単です。
人を好きになるとき、理屈ではないですよね。
会った途端に一目ぼれというように、その人がなにもしなくてもただいるだけで嬉しくなる。
それと同じです。
「ひとかどの子どもを育てるには、自分もひとかどのものになることが必要だ。」です。
人は、いろんな人に出会うけど「安全基地」があれば、そこが帰れる場所になります。
もしあなたの大切な人が苦しんでいれば、あなたが「安全基地」になればいい。
安全基地になるには言葉ではなく、行動がすべてを語ります。
「安全基地」の行動は、シンプルです。
自分のことを思った行動をしてくれているか、どうかだけです。
良いことでも相手が負担を感じるようにしない。
無関心が最大の関心になるような。
無関心が好きの反対語ではなく、
無関心とは、そういうことではないかと思うのです。
ツンデレ的に「無関心は最強の関心」ですね。
ライフスキルは安全基地になるためのチカラだと思っています。
無関心の持ち方 まとめ
1.良いことでも押し付けない
2.百人百様を忘れず、自主性を重んじる
3.「安全基地」であることを常とする。
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