夢が持てない人は、
これまでの自分がいて、いまいる状況があり、
さてどうするかで夢を加えようとします。
「これまでの自分」も「いまいる状況」も事実上「過去」です。
「過去」があって「未来」を描きます。
いきなりドカ〜ンッと山が現れる感じです。
山の迫力に引いてしまう「いま」が残ります。
夢を持ち、叶える人は、
山があり、山の上に自分がいます。
どうしてここ(頂上)に来れたのか、来た方法を模索します。
つまりPDCAを回し続けます。
もう自分は山の頂上にいるので、
余計なことは考えている余裕はありません。
夢を持った瞬間に叶えてしまっているので、
戻るには来た道を探さないと帰れません。
これが逆算です。
「八甲田山」の徳島大尉 率いる弘前第三十一連隊は、帰還から逆算していたんですね。
神田大尉 の五連隊は、大編成で真っ向から八甲田に挑み目的地を見失い彷徨し遭難しました。
夢を叶えるとは、叶えることに価値があるわけではなく、
その道のりに価値があります。
なので、わかっている人は、戻るために期限を切ります。
人生のロングバケーションに携行したいアルバム「A LONG VACATION」はベストセラーですが、作者の大瀧詠一氏はその後、このアルバムがどうのようにして作られたかに長い期間、研究を重ねました。
この研究こそが夢の物語ですね。