■サポートのかたち、アレコレ
【うまく行った場合は励ましを自分に送る】
よくプロ野球でホームランを打ったり危ない場面を乗り越えたときに
ガッツポーズをするのを見かけます。自分への励ましのいい例です。
【うまく行かなかった場合は励ましを自分に送る】
「うまく行かなかったけど、いつもうまくいかないわけではない。
今度はいけるようにやってみょう。」と自分に声をかけてあげます。
【必要なサポートを明確にして、適切なアプローチを求める】
サポートを他者に行うのには技術が必要です。
誰でもが自分に適切なサポートができるわけではありません。
必要なサポートを整理して、相手がサポートしやすいようにアプローチします。
【サポートを求める】
モチベーションのあがらない自分に誰でも自分にサポートしてくれるわけではありません。
なにかにつけ競争的な人がいるので、 サポートしてくれる人、してくれない人がいます。
だからといってサポートを求めない理由にはなりません。
ほとんどの人は自分を頼りにされて不満を感じません。
自分は他者からサポート受ける資格があると信じて、 相手の判断次第であることを前提にサポートを依頼しましょう。
サポートを受ける人は、これを良いことだと考えている人は、 他者に対してサポートを拒みません。
ところで、依存することとサポートを受けるのは同じと思いますか?
依存心の強い人がサポートを受けることに抵抗を感じます。
逆に自立心が強いとサポートを受けることに抵抗を持ちません。
おかしな現象のようですが、仕組みは簡単です。
自尊感情、自立心が強い人ほど、目的を達成したい、責任を果たしたいと行動します。
他者との約束を果たしたい、共同体に貢献したいと強く願っているので、サポートを受けることを気にしていません。ありがたいと思うだけです。
依存心の強い人は目的意識や責任から逃げようとしますので、サポートを受けることは、逃げる行為の逆になります。
困っているはずの状況でも、サポートを受けられる状況でも、超然とすることで、自分の弱点や逃げたい気持ちを悟られないようにします。
サポートを受けることは、自分のネガティブな感情のせいだと思い込んでいることもあってか、相手にとって重荷になることを想像します。重荷に感じるのは対等でないと思うからですが、なぜ対等でないと思うのか?依存心が働いているからです。
実際には依存心がなくても、習慣から自分は他者の重荷だと感じているのです。
気が引けた状態はこうして表面化します。
自身では謙虚と思っても他者にはそうは映りません。
サポートを受けて積極的に達成に向かうほうが謙虚です。
サポートする側にしても、自分が必要とされて悪く思う人はいないのです。
サポートを受けるリストを作って応援をもらうようにします。
活用するのは自分ですから積極的に行動します。
サポートの仲間として選ぶ対象は、
● 実際的なスキル
● 共感してくれる仲間
● 遊ぶ、リラックスできる仲間
● 問題解決の相談に乗ってくれる仲間
● 精神的支柱になってくれる仲間
● 同じような悩みや痛みを抱えている仲間
以上のような人たちです。
人生に共感する機会を増やしながら、わたしもOK、あなたもOKの気持ちを強くしていきましょう。 しかし、注意も必要です。
サポートを受けてはいけない距離を置くべき人もいます。
本人は意識していなくても、結果的に目標達成の邪魔をする人がいます。特に境界があやふやな方は注意が必要です。イヤだなと思っても我慢してしまうことがあるからです。
では、こんな人からは、サポートを受けないようにしたほうがいいというタイプとは?
●自尊心を傷つける人
人前でけなす、叱るなど、あからさまな場合もあるが、冗談まじりが多く、 分かりにくいが、自分の価値を値引きされていることが多い。
●完全を求めてくる人
本人が完全であるわけでもないが、否定的な発言、同情的な発言や態度が多く、 結局、優位に立とうとしているだけ。(競争的な人)
自分ができることをしていない、つまり手抜きと判断して注意する人もいるが、 それは完全を求めるというより当然で、その場合は具体的なアドバイスがある。
完全を求める人の場合は感覚的、感情的なことが多い。
●結果しか関心を持っていない人
プロセスに関心がなく、アドバイスも励ましもなく、結果にだけ注目、 問題があれば同情的な態度を示すが、根源的な解決に手を貸さない。
●コントロール(支配)する人
思い通りにしょうとする。 ●競争的な人 やたらと張り合う ●依存症的なことにひきこむ
高揚感を与えてくれること、不健康な習慣へののめりこみ、 アルコール、ギャンブル、ショッピング、暴走、スポーツ観戦、異性関係など
高揚感を与えてくれる一連の依存症へ発展しやすいこと。以上のような人とは距離をおくのが賢明です。