プロフェッショナルには、部下を持ったプロと、部下を持たないプロがいます。
いずれもエキスパートとして、自分の職務を遂行し、目的を達成する点では同じです。
部下を持ったプロは、部下を使って目的を達成するのが仕事ですので、部下をどのようにして効率よく働かせるか、そのためには、持てる能力を十分に発揮させるか、不足する能力をどのように補完するかといったことが、日頃気になることランキングのナンバーワンとなります。
当然ながら、上司はあなたの仕事ぶりを注意深く観察しています。
そうでないような上司なら困ります。
石の上にも3年と言いますが、よく3日、3週間、3ヶ月、3年といいます。
次のリーダーになれるように先を見つめながら、当人も上司も成長の期間を3年をひとつの目安にして、さらにステージを区切り、ステップアップさせることを心がけます。
配置された最初の3 週間はみんなとうまくやれているかどうか、作業を教わってマスターしているか、といったことを気にかけています。
その後の最初の3ヶ月は、職場になれたか、決まったことを決めたようにやっているか、その後に仕事は正確か、迅速か、自分の役割を果たしているか、さらに成長すると問題解決能力はあるか、先輩だけでなく、後輩から尊敬されるような行動をとっているか、不測の事態にも適切な判断ができるかなど社会人としての資質を観察されています。
仕事をマスターしたかどうかの判断は、決まったことを決まったように実行できることは当然、不測の事態に適切な行動がとれてこそマスターしたと言えるのです。
成長期である 最初の3年間は、信頼を獲得する重要な時期です。
有意義な人生にするためには、ぜひ30 代までにマスターしてほしい技術があります。そのためにも最初の3年は準備期間です。
上司からの指示を正確に達成することで、「彼女に任せたら安心だ」「彼に指示したら間違いなく達成してくれる」と評価されたら、その評価は自分のブランドになります。
そうなると大切な仕事を任せられる機会が増え、挑戦する機会も増えます成長のベクトルに乗ります。おかげで自分の意欲も高まり、恵まれ
たキャリアを歩める可能性は強くなります。
逆に「あいつはダメだ」と評価されたら、評価を逆転するのは困難です。
そのような取り返し困難な不利にならないように公正、公平な評価をするように注意していますが、悪い印象は、有利に働くことはありません。
愚痴っぽい毎日を作るか、挑戦的で面白い毎日を作るかは、最初の3日、3週間、3ヶ月、3年の自分の行動にかかっているのです。
ハートに火をつけるのはあなた自身です。
その火はやがて、人生を歩む勇気になります。
すてきなあなたには、ぜひもってもらいたい勇気です。
正社員になる基本の自分づくり
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