マーフィの法則ではありませんが、 みんなが忙しくチームワークで作業をしているときに限って、いろんなことが起ってきます。
急ぎの作業が入った。
急な会議のために資料を作成しなければならなくなった。
だれかが取引先まで出向く用ができた。
急に残業しなければならなくなった。
誰かが休んだ。あるいは誰かが辞めた。
そんなことが必ずのように起こります。
さあ、弱りましたね。
突然に、だれの役割とも言えないような仕事が発生します。
誰かが穴埋めしないといけなくなったりします。
だれかがやらなければいけないことを、自分が引き受けようとと思いますか?
人が見ていなくても、一生懸命にしていますか?
評価されても、されなくても黙々と行動していますか?
最後までやり遂げなくても、ある程度までやっていればいいと思いますか?
すぐにしなくても、いつかしたらいいと思いますか?
こういうときに、手を挙げることのできる人は素敵だと思いませんか?
「私がやります」こう言える人が職場というチームを支えます。
禅 では、いまここにないことは妄想だとしています。
いまやるべきことに集中することこそ、自分を生きることだとしています。
つまり行動こそがすべてなのです。
損な役割を進んで引き受ける人になりましょう。
損な役割を引き受けることへの評価は二分するかもしれません。
「えらいな」という素直な尊敬の念と、やっかみから出る「バカ」 という蔑み。
あなたを引き裂く視線に戸惑うかもしれません。
しかし 会社には、 自分の役割をこなせるだけでなくだけでなく、 自分の役割からこぼれ落ちたような仕事を進んで出来る人こそかけがえのない人なのです。
それは犠牲になってくれるからありがたいわけではありません。
自分の良心と良識を行動で表現できる人は、会社の理念とマッチしているものだからです。
挑戦する会社、成長する会社ならみなそうです。
そのような会社は、地域社会のこと、お客さま、従業員とその家族に貢献することを考えているからです。
もし、 犠牲になってくれるからありがたいと思うような会社なら、いますぐにやめるべきです。
そんな会社は一時的に繁盛していても、いずれは、地域社会のこと、お客さまにノー!と言われる会社でしかありません。
だれもやりたい人がいなくても、賞与や評価の査定のプラスにならなくても、必ずだれかがやらなくてはならない仕事があります。
縁の下の力持ちのように、みんなのために行動できる人が必要になるときが必ずあります。
人が見ていないところでも、損なことを平気で受けとめられる人のことを 、必ずだれかがどこかでバランスのとれたまなざしで見ています。
上司も同僚もそういう人のことを認め、信頼するようになります。
しかし、問題もあります。
コンビ二のような存在は、みんなにとってありがたい存在ですが、そればかりだと本当に便利屋さんになってしまいます。
便利屋になるか、重要な仕事もこなせて気配りが出来る人になるかは、日頃の自己研鑽への取り組みにかかっています。
そんな人は、いろいろな仕事が飛び込んでくるので、仕事を早く覚えて成長します。
未知の領域にどんどん関わって新しいことや知らないことを覚える機会が多くなります。
自己研鑽を怠らずにいると、 引き受けた分だけ仕事が増えて忙しくなりますが、早く片づける知恵や工夫をするようになります。
単なる便利屋さんと差が出るのはここなのです。
そうなったとき、あなたは、仕事の能力だけでなく、人間としての魅力にも、猛烈に磨きがかかってきます。
「私がやります」と言える人は、職場を支え、さらにチームワークを高め、自分を育てられる人です。
すてきな能力を 便利屋さんで終わらないように、損が痛みにならないように、きっと自己研鑽してくださいね。
そんなあなたを、マートワンはいつでも応援しています。
正社員になる基本の自分づくり
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