「継続は力なり」と言いますが。
成功者は、あきらめなかったことを成功の条件にあげます。
特別な才能があるというより、あきらめなかったことが才能だと言わんばかりです。
ところがあきらめる人にしてみれば、自分にはない特別な才能があるのだろうと思いがちです。
しかし、そうでないことをあきらめなかった人たちは自分の脳と心と身体で知っています。たいてい全部使っています。
あきらめる人は全部使っていない。つまりじぶん力を持て余した状態であきらめている。あきらめてしまうのは、ないものがあると思うからです。ないものとは特別な才能のことです。
「継続は力なり」と言いますが、実は少し複雑な因果関係があります。
【第一の問題】
まず目標に向かって努力します。
その目標が妥当かというのが第一の問題。挑戦目標は簡単でも困難すぎても意欲が起こりません。それだけでなく、難易度と達成感のバランスが最適でないといけません。
ゴルフをしたことのない人が、プロ並みの挑戦目標を設定しても、やる前にあきらめてしまいます。
初心者にふさわしい難易度と達成感が必要です。まずそれを整えます。
それを表しているのが、次の図です。
図1
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難易度と達成感が適正で、うまくいきそうだと感じると熱中します。
その段階では、難易度と達成感も考えずに打ち込みます。余計なことを考えないこの状態のみが達成に到達する状態といえます。
自然に次のステップに行きたくなります。
【第二の問題】
第一の問題がクリアされることは、第二の問題が生じたことを意味します。
ここで能力が高まっているので、挑戦(目標設定)が低いとやる気が失せます。
逆に能力が高まっていないのに、挑戦目標だけが高くなってもついていけず、やはりやる気が失せます。
つまり、どちらの場合も継続できないのです。
継続するには、能力に応じた挑戦(目標設定)が必要なのです。
ここで大切なのが、能力と挑戦目標のフィードバックがきちんとされていることです。
この仕組みを自分がするか、他者にしてもらうか、その内容と環境で決めます。
そして、能力に応じた挑戦(目標設定)があれば選択肢は、挑戦するか、やめるかのふたつしかありません。
ほとんどこの段階ではやめることはありません。
これ以上充実しているので、楽しいからです。挑戦を選択します。
そして挑戦によって自分の能力を楽しみ、さらに大きな挑戦と能力を求めるようになり、自分でも成長を実感します。
これが継続する道です。
図をご覧ください。
図2 |
1は最初の挑戦結果です。2は能力はアップしたのに挑戦はそのままの場合。3は能力はそのままに挑戦だけが高くなった場合、どちらも1の状態から進みません。
唯一進むのは、能力に合わせて挑戦した場合だけです。3を繰り返すことで5のように進化します。この図で示していることは変えようのない事実です。
「継続は力なり」と言いますが、ただいたずらに継続を促したり、自分で自分にムチ打ってもつらいだけです。
継続は楽しいからするのです。その楽しさは外側から与えられるものではなく、自分の内側から起こることです。
なぜ楽しいのかと言うと、「能力×挑戦=無我夢中」の構図で楽しくなるようにしているからです、
人は年齢と共に、挑戦する意欲も失いがちですが、それは挑戦しないことに慣れてしまって能力を磨いていないからです。能力を磨いていないと挑戦できなくなります。この点からも、継続をやめてはいけないことが明らかです。
「継続は力なり」・・・・それ以上に「継続しないと力を失う」と言えます。
あきらめないは意志だけの問題ではありません。あきらめない方法、あきらめたくない方法があるのです。
あきらめない方法をとらずにあきらめるなというのが酷なのです。
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