恋愛をすると他のことが考えられなくなるのは、「いま悩んでいる状態」が、一番居心地がいいからです。
もちろん、自分自身では、苦しい訳ですから、自分ではため息が出るほどつらい。
でも、その苦しい状態が、自分に合っている。
だから自分で苦しい状態を作り出しているのです。
人生は誰かと比較して云々する相対的なものではないけれど、あなたが恋愛で苦しんでいる間、他の人は介護で苦しんでいるかもしれない。
あなたの選択という目線で見たら、恋愛と同じ熱意で介護に向かいあえるかどうか。
問題はそこに潜んでいます。
恋愛の情熱によるアドレナリンが、元気を与えてくれるけれど、目先の一日を過ごすのがやっとで、目的、目標、計画性があるのかどうか。
つまり本当に必要なこと、自分がすることに自分を使わず、時間も使っていない。
好きなひとのことを考えている時間に、もっと生産的なことはできるはずです。
相手の考え、意志は、相手が決めることであって、夫婦であっても他人がいくら考えても、どうにもならないものです。
自分にできることは、自分しか変えられない。
だから自分のことを考えて、少しでも魅力的な人になることをめざす。
恋愛依存から自立へ、自分が舵を切る。
依存をやめて、自立しようとしたら大変です。
でも自立は思っているよりも断然楽しい、依存ではありえない楽しさに出会える。
自立というと、強い、硬い、自分中心の印象があるけれど、そんなことはありません。
思いやる、支え合う、応援する・・・・つまり依存に求めていることです。
しかし依存にこれらはありません。
依存にあるのは、思いやってくれ、支えてくれ、応援してくれ・・・・
しかし、思いやるにも支えるにも、その主体がないから健全な相手にはできない。
出来ないから寂しくなって離れて行くしかない。
それが判らないから、さらに辛くなって、依存をさらに強め、強める程事態は悪くなる。
共依存の場合は、思いやってくれ、支えてくれ、応援してくれと互いに求め合うから、共感しているように思う。
両方共に引き受けないけれど、行動の面では、
どちらかが従属的になるので引き受けているような錯覚する。
好きな彼のことで頭がいっぱい。他のことが手につかないは、かわいく見えても、実態はそんな甘い話ではない。
しなければいけないことを先送りしてりるだけなのです。
だから、好きな彼は次々に登場する、本当に好きなわけではなく、
必要なことの先送りのために意識を他に集中する道具として「好きな彼」が必要なのです。
先送りするために「好きな彼」が見つからないと、手に負える範囲の、あるいは自分の責任外と思えるトラブルを見つけてくる。
どこまでも先送りは続く。
これをやめるには、必要な目標を持って取り組むことです。
できるとか、できないではなく、できるまでやり抜くことに自分を投げ込む。
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