「継続は力なり」と言いますが、成功者は、あきらめなかったことを成功の条件にあげます。
特別な才能があるというより、あきらめなかったことが才能だと言わんばかりです。
ところがあきらめる人にしてみれば、自分にはない特別な才能があるのだろうと思いがちです。
しかし、そうでないことをあきらめなかった人たちは自分の脳と心と身体をフル稼働させた体験で知っています。
あきらめる人は自分を全部使っていない。
つまりじぶん力を持て余した状態であきらめている。
あきらめてしまうのは、特別な才能があると思うからです。
女性がヨガレッスンなどで、美人のトレーナーにつくとダイエットができることがあります。
その理由は実に単純。
美人の先生を目にしながらトレーニングするので、美のイメージが強くインプットされ、美への執着心が強まり、「動因」が高まります。
動因とは、動機づけの原因で、モチベーションが高くなる原因です。
モチベーションが高くなる要素には、「動因」と「誘因」があります。
「誘因」は、動因を支えて達成に引っ張る要因です。
美しくなりたい気持ちは自分の内側にある願望です。これが動因。
それに火をつけるのが美人トレーナーというわけです。これが誘因。
ごほうびなどインセンティブは誘因の代表です。
馬にニンジンではないですが、 トレーニングしたら、「こんなにきれいになれますよ」というサンプルが目の前にある状態といえます。
それにしても、馬の目の前にニンジンをぶらさげても、ニンジンを食べることはできないと思うようでは執着心は生まれません。
「なりたいという欲求よりも、私はあのようになれないと否定的に考える力が強いと美人のトレーナーが熱心に教えても効果は出ません。
モチベーションが継続できない人には、執着心の不足があります。
ネガティブなイメージが浮かび、ネガティブな結果を考えて、自分が作り上げたイメージに支配されてしまうのです。
対策は、ポジティブなイメージを描いて執着心を高めることです。
ポジティブなイメージとネガティブなイメージ。?自分がどちらを選択しているのか、感情的にならずに、しっかり事実を認識することがスタートです。
どちらが多いのか、自分の傾向を知る。
さらに自分がどちらのイメージを求めているのか、知る。?自分にふさわしい行動はどれかを考え選択しましょう。
イメージを変える力になるのが、トレーニングです。
自分はこんなにやったのだから、きっとやれるはずだと思える状態にする。
ところが、ネガティブなイメージが強いひとほど、挫折が早すぎるのです。
うまくいかないと行動する時間が少なくなる一方で、自分を責めたり周囲の人を責めたり、落ちこみ悩む時間が増える。
これと同じことを、ポジティブな人がやると、やっぱりうまくいきません。
行動時間が不足しているのです。つまりエネルギーがもれている状態。
目標は自分を達成地点に誘導するエネルギーですが、エネルギーがもれているので、目標が爆弾のようなプレッシャーに変わる。
「ネガティブなイメージ→エネルギーもれ→努力不足→かんばしくない結果→あきらめ→ネガティブなイメージ強化」を繰り返しています。
「ポジティブなイメージ→目標意識(エネルギーにする)→努力→好ましい結果→継続→ポジティブなイメージ強化」に変えるのです。
目標をエネルギーにして、とにかく継続する。ごちゃごちゃ考えるのをやめて行動することに時間を使う。絶対時間を増やすrことが突破口になります。
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