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好きな人のことが気になって、頭から離れません。どうしたら状況を変えることができるでしょうか? |
好きなひとのことが気になって、あることないこと、考えてしまいます。
活動が鈍って気持ちに疲労感が蓄積されていくようです。
どうしたら状況を変えられますか。 |
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他者は自分の思うようになりません。変えられるのは自分だけ。自分と他者の境界を守りましょう。 |
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自分と他者とは別の人であり、境界があることを忘れていませんか?
私たちが外国に行く時、パスポートが必要です。
入国していいですか、私はあなたの国で迷惑かけるようなことはしないことを知らせてから入国します。
入国を許可するか拒否するかは相手国の選択です。
親しい人とは、境界のないつきあいをしたいと思うことも少なくありません。
それが、親しさの強度のように考えている方がいます。
好きな人とは特にそうありたいと自分から望んでしまうことはよくあります。
それでも境界を意識してください。
そういうと、冷たい関係はつまらないと思うかも知れません。
でも、境界は、とてつもなく素晴らしいのです。
境界を越えて、あなたとわたしは一心同体というのはとても強い関係に思うか
も知れませんが、本当はそうではないのです。
あなたのことを、境界の向こうで頼まれもしないのに気にかけてくれる。
これこそ恋愛の至上の喜び。それを可能にしているのは境界があるからです。
境界がないと、この素敵がなくなります。境界は固定した壁ではないので、人によってゆるめたり、しめたりできます。
境界はあるけれど、好きな人との関係では、ゆるめることはできるのです。
そこで誤解が生まれます。
ゆるめるのと境界がなくなるのは全然違うのですが、ゆるめたことに慣れていくと、あなたとわたしは一心同体を求めるようになったり、やがてそれが続かなくなり、マンネリになったりする。
違う人間がひとつになることは、できないのが正常なのです。
境界を越えないことが素晴らしいのに、境界がないことが素晴らしいと勘違いしてしまうのです。
境界があることは、とても素敵です。
たとえば、権力を持ったひとがあなたに強制的に妻になれと言っても、あなたが境界で自分をしっかり守ることができます、
あなたの気持ちは誰にも思うようにはできないのです。
もう一度、言いますが、思うようにできないことだと判っていて、思ってくれるから素晴らしいのです。
それは境界を守っているからだということを忘れないでください。
境界とは、本人に主導権、主体性があることを意味しています。
主体性は自分らしさを失わない必須条件です。
境界がないのが気持ちいいとは、主体性がないのが気持ちいいと言ってるのと同じなのです。
つまり、
・あなたがあなたでないことを求める
・私が私でないことを求める
・ふたりがふたりでないことを求める
従属と依存の世界でしかないのです。
あなたはこんなものを求めますか?
無意識の内に越境して、自分の思うままにしょうとしている。
もっとも、あなたの意識は全く反対で、あなたは自分がどうなるのか、先のことを心配している。
だから自分が悩むのは当然だと思っているし、コントロールしょうとしていないと思っている。
ただただ自分が心配なだけ。
そこで、越境しない対策とはなにか、自分で自分のことを心配してあげるのです。
人の手を借りようとしないことです。
他者に幸福にしてもらおうと思わないことです。
恋愛、結婚、仕事、すべてに通じることです。
自分のことを自分で引き受ける事ができるようになってこそ、恋愛、結婚、仕事・・・うまくいくようになります。
うまくいかない場合でも、自分で切り抜けようとするから、時間を精一杯に使うから悩んでいる時間がない。
自分のことを自分で引き受けていることが、境界を守っている状態になります。
そのうえで、境界をゆるめてあげたりする。
それがやさしさではないでしょうか。
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清水寺
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