自分を妨害するものはなにか。
曖昧な目的、目標です。
曖昧さはいろいろありますが、なかでも致命的なものは「時間」です。
「いつ」「いつまでに」のない目的、特に目標は使い物になりません。
「いつか北海道に住みたい」・・・・時間のない目標は、具体性に欠け、具体性のない目標は実現の可能性がほとんどありません。
たとえば、「北海道に住むために、どれだけの費用が必要なのか」「仕事はどうするのか」・・・・3年後と10年後では、条件が全然違います。
準備のしょうがないのです。準備のしようのない目標は妄想です。
すべては、そこから始まります。
考えても実現しそうにない。だから具体的に考えても意味がない。考えていると他人に知られたりしたら、それだけで冷や汗ものだ。
夢が壊れたではすみません。こんな考えが、自分を壊します。
目標から逆算して、プロセスを組み立てる。
優先順位を決める。優先順位の基準を作る。優先順位の基準に自分のスタイルが発見できます。発見した自分のスタイルを実行する。
私の場合は、長期の優先順位リストと、短期の優先順位リストがあり、それぞれの手帳があります。
優先順位10の基準には次のようなものがあります。
・人生の目的にふさわしいか
・仕事に重要な影響があるか
・自分の大切な人に重要なことか
・キャリアに影響するか
・自分の核となる自己啓発に役立つか
・自分や大切な人が困ることか
・期限があるか
・チームワークか
・重要な人からの依頼、命令、指示か
・時間が経過しても重要度に変化はないか
これら10の基準に該当しないものは、最優先順位から除外します。
最優先順位に該当しないものは、後回しにするかといえば、そうではありません。
強く意識されていれば、どうでもいいことでも、先にする理由があればすればいいのです。
大事なことは、最優先順位リストにあるものが記憶されていればいいのです。
態勢を整えて取り組めばいいのです。
優先順位リストが守れていないと、感情的になって、イライラ、落ち込んでいては、 優先順位の意味がありません。
目的、目標が達成できない人には共通のパターンがあります。
・目的(ゴール)が曖昧
・目標に無理があり、計画に難があり、実行が出来ていない
・継続する仕組みがない
・感情のコントロールができず、我慢力が弱い
・コミュニケーション・スキルが弱い
・流行りの情報に振り回されている。
・結果を急ぎ、マネジメントサイクルを回せない
ここから言える重要なことは、目標を自分で決めて、自分が取り組んでいるように思えるのですが、実態は主体性がなく、他人の価値観や仕掛けに動かされている点です。
だから、取り組んでいる内に足下がグラグラ揺れて来て、どうしていいのか、分からず、モチベーションだけで乗り切ろうとします。
しかし、感情的なコントロールもできないまま、不安が強まり、投げ出したくなるのです。
なにが問題かいうと、他者との境界線をしっかりして、認識すること。
つまり、自分と他者は違う。自分は自分らしく行動する。
反対に、達成できる人にも、共通のパターンがあります。
・目的(ゴール)を明確に意識している。
・目標に無理がなく、計画を作るのが上手で実行力がある
・継続する仕組みを作るのが上手い。
・感情のコントロールができ、我慢力がある
・コミュニケーション・スキルが高い
・王道を大事にしていて、情報の取捨選択能力が高い
・結果を急がず、マネジメントサイクルを回し続けている
以上の条件がクリアできる背景には、
・マイペース、つまり主体性がある
・無理をしない、つまり計画性がある
・落ち込まない、つまり感情的にならない
・意気込まない、つまり仕組みがある
という特性があります。
優先順位にこだわることは大事ですが、感情的なこだわりは意味が違います。
客観的に自分を見る冷静さがあってこそ、優先順位は効果を発揮します。
感情的になると時間を食いつぶします。
時間を有効に使うために感情の扱いには注意をしましょう。そのための優先順位なのです。
サカイ式ライフスキル講座「自分を好きになる作法」では、「感情と時間」の因果関係にこだわっています。
知らず知らずの間に感情世界に振り回されて、目標を投げ出す人が多すぎるからです、
双方向のパーソナル・トレーニングだから、危険をキャッチして修正をかけることができます。
具体的に説明するだけでなく、できるまでサポートしています。
サカイ式ライフスキル講座「自分を好きになる作法」が、