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アサーティブなマネジメントのツボ 。

マネジメントのツボ

アサーティブなマネジメントの特長は、スイッチチェンジ(事象の見方を変える)に表れます。
事実は人によって違うのが現実です。

目の前の事象も事実ではなく認識に過ぎません。感情は
共通した事実ではありません。
マネジメントに於ける観察・検証の後にくる認識によって、対策は変わりますので、結果も変わります。認識はビジネスシーンをアサーティブな状態に変えるために欠かせない大きな要素です。

マネジメントのツボは、PLAN〜DO〜CHECK〜ACTIONという循環活動です。これが機能していないと、マネジメントは致命的な破綻をして目標達成は困難になります。

PLAN〜DO〜CHECK〜ACTIONはPDCAと略されたりしますが、「計画」→「実行」→「確認」→「反省」のことです。これをサイクルのように繰り返すことで、当初の目標を達成するスキルであり、活動です。

マネジメントサイクル PLAN〜DO〜CHECK〜ACTIONとは、どういうことか、富士登山を例に説明します。

ダイナミック光景と普段目にすることのないのない日の出の瞬間、大自然に身を放って気分転換、リフレッシュでゆったりした時間を過ごしたいというのが富士登山の目的です。目的を達成するために、富士山頂でご来光を楽しみたい。これが目標になります。

目標を達成するためには、行程(スケジュール)、服装、装備、携行品などを決める必要があります。
これが計画です。よく目標と計画を同じように考える方がいますが、計画は目標を達成するための具体的な方法を決めたものです。

計画は、計画する人の経験の有無や知識の程度が反映されてしまうので、計画する人によって内容が違ってきます。

1)富士山に登った経験がある場合
 経験をもとに、以前の結果(体験)から「逆算」して、登山行程が作れます。以前のミスも大いに役に立ちます。
山頂で日の出を見ることを「目標」に全行程を考慮して何時に出発するのが適切か、休憩や食事する場所も予め決めます。そして行程に合わせて服装、携行するものなども決まります。
「目的」→「目標」→「計画」→「実行」です。
以前の経験をもとに立てた計画ですが、それでも天候など条件が同じということはありません。実際の行動時には、必ずと言っていいほど違いが生じるので、計画通りにはいかず、調整が必要になります。

2)経験がない場合
 下調べして情報を集めてイメージします。
流れは「目的」→「目標」→「計画」→「実行」ですが、経験がないので、「計画」と事実の違いが大きくブレることを覚悟します。実行段階では、調整、調整、調整の連続になる場合があります。 さて、経験者も、初めての人も、それぞれ計画を立てました。


計画と実際の間に違いが生じるので、どちらの場合も「調整」が必要になります。

調整とは、マネジメントサイクル PLAN(計画)〜DO(実行)〜CHECK(確認)〜ACTION(反省)の反省と同じことです。反省とは自分を責めることではなく、対策することです。

調整するには、正しい判断が必要です。間違った判断のまま調整したら、また間違いが発生してしまいます。かといって判断しないまま放置したら事態は好転しません。

判断をせずに放置することを考えたら、間違っていても仮説を立てて実行したほうが効果的です。間違いを発見した分だけ進歩であって、間違いは修正して取り組めばいいのです。 「間違いを修正してまた取り組む」・・・つまり「観察→分析→判断」、分かりやすい言うと、「目の前の事実を観る→なぜ?そうなのか考える→どうするか決める」・・・・これこそがマネジメントのツボのツボです。
「目的」→「目標」→「計画」→「実行」→「確認」→(観察→分析→判断)→「反省」→「計画」→というように循環します。

 

マネジメントサイクルとマネジメントのツボは次の図のようになっています。


アサーティブなマネジメントのツボ


図のように確認→反省に至るプロセスの構造は、「観察→分析→判断」です。
「観察→分析→判断」については表現がいくつもありますが、意味は同じです。

ここでは、「観察→分析→判断」を分かりやすく「観る→なぜ?→どうする」で表現します。 

「観る」は、ただ見るではなく、観察・検証・認識の意味で、計画したことを実行した結果、どうなったか、現場で起こっている事実をしっかり観るという意味です。 

「なぜ?」は、計画したことを実行した結果、起こっている事実をしっかり観た上で良くても悪くても、どうしてこんなことになったのか、なぜ?そうなのか考える、「分析」するという意味です。

分析するときのポイントは、表面的な事実だけでなくどうしてそうなったかを見極める、また思い込みや決め込みを避けるためにも、 「なぜ?」を6回繰り返します。
すると、表面的な事実や思い込みに囚われず本質に向き合えるようになります。 

「どうする?」は、どうするか決める、判断をすることです。「なぜ?」を6回繰り返した後に発見した問題を解決する対策をするときに使います。この場合のコツも「どうしたらいい?」を6回繰り返します。 「観る→なぜ?→どうする」は、猛スピードで繰り返してこそ効果があります。

なぜ、猛スピードがいいのか?猛スピードでないとダメなのか?
ゆっくりとしていたら、求めている結果がいつまでたっても出ないので、嫌になって挫折してしまうからです。「丸太橋は一気に走れ」と言いますが、同じ理屈です。

 「観る→なぜ?→どうする」をしないで、1ヶ月もそのままだと月の目標は終わってしまいます。
これではマネジメントの放置で、マネジャーとしては仕事を放棄していることと変わりません。
「忙しくて・・・」は言い訳にもなりません。

誰だってうまくいかないと不安になります。早くいい結果を出したいと思います。だから、よくない状態から一刻も早く脱出を試みます。そうは思うものの、やり直しが成功するとは限りません。だから猛スピードで「観る→なぜ?→どうする」を、失敗しても、失敗しても繰り返します。成功するまで繰り返します。

 猛スピードに注目すると、「慎重にしたほうがいいのではないか?」と言った反対意見があるかも知れません。その意味はもっともですが、だからこそ、「なぜ?」6回、「どうする?」6回を繰り返し、可能な限り客観的に真実に迫る努力をしています。 ところが、メンタルタフネスが弱いと、最初の失敗や、数回の失敗で、「これは無理だ」「出来ない」と決めつけ中断、終了してしまいます。

でも現実はそんなものではない。何度も何度もやり直しをするのが普通なのです。 「観る→なぜ?→どうする」の作業は慣れていないと面倒くさいと思うかも知れません。そこで多くの方が考えることをストップしてしまい、放置してしまいます。
すると、マネジメントサイクルは「計画」→「実行」でストップ、「実行したけどダメだった」で終わってしまいます。これではサイクルになりません。

 しかし、どんな世界でも「計画」→「実行」で成功する人はほとんどいません。
「計画」→「実行」で止めてしまい、「したけれどダメだった」で終わっていると、誰だって自分を信頼できなくなります。こんなことをしていたら自己不信、自己嫌悪、自分を否定的にとらえるようになります。

これが習慣化すると真摯に取り組もうとしなくなるか、他者の期待に応えようとするときだけ真摯に取り組みますが自己犠牲感が強くなり、人間関係のバランスを危うくしてしまいます。 マネジメントサイクルのプロセスで行う「観る→なぜ?→どうする?(観察→分析→判断)」こそ、物事に取り組んだときの醍醐味です。

「目的」→「目標」→「計画」→「実行」→「観る(観察)」→「なぜ?(分析)」→「どうする?(判断)」→「計画」→「実行」を繰り返す楽しみを身につけたいものです。マネジメントサイクルを循環させることは、マネジャーにとって「ライフライン」・・・命の絆です。



マネジメントサイクルとあなたの関係は、

・知らない
・知っているが理解していない
・理解しているがやる気がない
・理解していてやる気はあるけど、やる気が起こらない


このように分かれると思います。

さて、あなたはどれでしょうか?

・知らない
・知っているが理解していない

この場合は、学習すれば身につきます。・理解しているがやる気がない
の場合は、やる気が起これば頑張ってくださいの世界です。

・理解していてやる気はあるけど、やる気が起こらない
の場合は、別の問題があります。

アサーティブな自分を発見するために、ライフスキルを身につけるようにしたいものです。


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「ゲンキポリタンのビジネスアサーティブ・プロジェクト」は、自分と他者を同じように大事にしながら、WIN-WINな関係を構築する自律型結果志向恊働主義をご提案しています。アサーティブに似た言葉には【アサーション Assertion】【アサーティブ  Assertive】【アサーティブネス Assertiveness】 があり、微妙に意味が違います。

【アサーション Assertion】遠い関係のものが近づくようにする活動
【アサーティブ  Assertive】自他ともに大事にする表現をする
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アサーティブがいまほど問われる時代はありません。厳しい経済状況、精神性の崩壊、価値観の混迷などに切り札として機能するのは、アサーティブ、アサーティブ、それを職場に活かすことで得られるメリットをご紹介しています。「ゲンキポリタンのビジネスアサーティブ・プロジェクト」はこの問題に向かい合い、矛盾のない世界をご提案します

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