エルヴィス・プレスリー生誕70周年記念
紙ジャケット・コレクション全30タイトル
最終アンコール・プレス
● 日本企画として2000年と2001年に計30タイトル紙ジャケットで限定発売されたエルヴィスのオリジナル・アルバム。オリジナル・アナログ・ジャケットを精巧に再現させたとしてエルヴィス・ファンのみならずコアな紙ジャケット・ファンの間で非常に高い評価を受けた。しかし限定発売であったため現在入手困難なレア・アイテムとなっていまった。
● そして生誕70周年である2005年、命日の8月16日に全30タイトルをアンコール・プレス!中には通常盤CDでも入手できないアルバムもある。これが最終チャンス!
各\2,000(税込) \1,905(税抜)
24bit/96khz Spectrum リマスタリング
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10タイトルご購入の上ご応募いただくと、もれなく紙ジャケット30タイトルを収納できる「エルヴィス・ペーパー・スリーブBOX」プレゼント!!
詳細は商品に貼られているシールを参照ください。〆切10月末日
エルヴィス・プレスリー登場!
ELVIS PRESLEY
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4988017-09271-2
オリジナル1956年3月
●エルヴィスの記念すべきファースト・アルバム。当時のヒット・シングルは収録されていないにかかわらず10週連続1位を記録。ゴールド・ディスク獲得。ロック史上重要なアルバム。
●カール・パーキンスのカヴァーながらほとんどの人がエルヴィスがオリジナルだと思っている「ブルー・スエード・シューズ」やレイ・チャールズの「アイ・ガット・ア・ウーマン」、リトル・リチャードの「トゥッティ・フルッティ」、ドリフターズの「マニー・ハニー」など、R&B色が強いロックン・ロールが多い。
世界中を震撼させたロックの原点がこのアルバムにはある。
●クラッシュの『ロンドン・コーリング』のジャケット・カヴァーはこのアルバムからインスパイアされたことでも有名。
エルヴィス
ELVIS
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オリジナル1956年10月
●このセカンド・アルバムが発売されるときにはエルヴィスは既に5曲ものNo.1ヒットを放ち早くも国民的大スターになっていた。1stアルバム同様当時のシングル・ヒット曲を収録していないにかかわらず、5週にわたり1位を記録した。
●このアルバムではライバルであり後に親友となったリトル・ルチャードの曲を3曲(「リット・イット・アップ」、「のっぽのサリー」、「レデイ・テディ」)もうたっていることが特徴のひとつ。またジェリー・レイバーとマイク・ストーラーの作曲による「ラヴ・ミー」のエルヴィスにしかできない独特の歌唱。「ブルー・ムーンがまた輝けば」、「こんな気持ちがわかるかい」といったカントリーや、10歳のときのど自慢コンテストで賞をとったエルヴィス想い出のバラード「オールド・シェップ」など幅の広い選曲。
エルヴィス・クリスマス・アルバム
ELVIS' CHRISTMAS ALBUM
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オリジナル1957年11月
通常盤CD入手困難
●エルヴィス初のクリスマス・アルバム。リパッケージ・アルバムを含めるとなんとプラチナ×11(米だけで1,100万枚の計算)売り上げた。もちろんチャートは1位を獲得。このアルバムから複数回シングル・カットされた「ブルー・クリスマス」は米だけで計2,200万枚売り上げている。
●ユ57年1月にエドサリヴァン・ショーでゴスペル「谷間の静けさ」を歌ったことが大評判になりRCAは急遽4曲入りゴスペルEPを3月に発売しLPチャートで3位まで上がる。その4曲のゴスペルを含むアルバム。
●エルヴィスは敬虔なクリスチャンであるにもかかわらずロックン・ロールを反発していた団体からの圧力で放送禁止にした局も多数出た。
エルヴィスのゴールデン・レコード第1集
ELVIS' GOLDEN RECORDS
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オリジナル1958年4月
●RCAデビュー2年にして作ったベスト盤。1956年から57年までの「ハートブレイク・ホテル」「ハウンド・ドッグ」「冷たくしないで」「ラヴ・ミー・テンダー」「監獄ロック」等のビッグ・ヒットを収録。なんと14曲中9曲がNo.1ソング。
●RIAAのプラチナ・ディスク×6を獲得。初期のエルヴィスを知る上で一番わかりやすいアルバム。
●人気絶頂だったがユ58年3月エルヴィスは陸軍に徴兵された。そんな時期にリリースされた。全ての収録曲は既に発売している3枚のアルバムには入っていなかったためこのアルバムは事実上オリジナル・アルバムと言える。
エルヴィスのゴールデン レコード第2集
50,000,000 Elvis Fans Can't Be Wrong-Elvis' Gold Records, Vol.2
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4988017-09275-0
オリジナル 1959年12月
●エルヴィスの16枚目のシングル1958年の「ドント」からユ59年夏の「恋の大穴」までのビッグ・ヒット・シングルを収録。
●エルヴィスは入隊中であるにもかかわらずチャートをにぎわしていた10曲を収録。そのうち7曲はUSでTOP5入りしている。
●「アイ・ニード・ユア・ラヴ・トゥナイト」「思い出の指環」「ワン・ナイト」「ア・フール・サッチ・アズ・アイ」等日本人に人気の高い曲が多く収録されている。
●金ラメのスーツを着たエルヴィスを散りばめたジャケット・アート・ワークはロッド・スチュワートの『ボディ・ウィッシス』のジャケットにも模倣されている。また最近では2004年のボンジョヴィのボックス・アルバム『ザ・プレミアム・コレクション』でメンバーが同じスーツをまとい同じデザインになっている。
エルヴィス・イズ・バック!
ELVIS IS BACK!
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4988017-09276-7
オリジナル1960年4月
● エルヴィス除隊後3月にレコーディングされ4月には即発売された。初のステレオ・アルバムでもある。RIAAゴールド・アルバム認定。
●この3月のセッションではいつものメンバーの他にナッシュヴィルの名ミュージシャン(バディ・ハーマン、フロイド・クレイマー、ブーツ・ランドルフら)達が参加し、充実したセッションとなりここから「今夜はひとりかい」等のシングル・ヒットが何枚も出た。このアルバムにもシングル曲は入っていないのもかかわらず2位を獲得。すぐにゴールド・ディスクとなる(現在プラチナ・ディスク)
●ヴォーカル力もアップしリトル・ウィリーやペギー・リーでヒットした「フィーヴァー」、ザ・ドリフターズのR&B「サッチ・ア・ナイト」、ロウエル・ファルソンのブルース・ナンバー「リコンシダー・ベイビー(考えなおして)」など異色ナンバーを見事に歌いこなしている。
G.I.ブルース
G.I. Blues
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オリジナル1960年10月
●エルヴィス除隊後、軍隊での生活をネタに制作された映画『G.I.ブルース』のオリジナル・サウンドトラック盤。エルヴィス人気と挿入歌の良さもあり映画は大ヒット、このアルバムも10週1位を獲得しチャートには111週も留まる超ロング・セラーとなった。プラチナ・アルバム獲得。
●「ポケットが虹でいっぱい」など良質な楽曲が多かったが当時USではなぜかシングル・カットがなく、UKでシングル・カットした「さらばふるさと」(ドイツ民謡の「ムシデン」)はUKで1位に、日本でシングル・カットしたタイトル・ナンバー「G.I.ブルース」は日本で大ヒットしラジオ・チャートで1位を獲得している。
●自身のナンバー「ブルー・スエード・シューズ」を再録しておりデビュー・アルバムのヴァージョンと比較するとかなりヴォーカルに余裕が出てきていることがわかる。
心のふるさと
HIS HAND IN MINE
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4988017-09278-1
オリジナル1960年12月
通常盤CD入手困難
●エルヴィス初のゴスペル・フル・アルバム。ポップ・チャートでも13位を記録。RIAAプラチナ・ディスク獲得。
●幼い頃から家族ぐるみでゴスペルに親しみ、ゴスペル・シンガーとしてデビューすることを本気で考えていたエルヴィスにとってゴスペル・アルバムをつくることは夢であった。
ロックのルーツであるブルースとカントリーはゴスペルがルーツである。
●「スイング・ダウン・スィート・チャリオット」「ミルキー・ホワイト・ウェイ」「ジェリコの戦い」等、ニグロ・スピリチャルをベースにしたトラディショナルな選曲が多くをしめている。このアルバムでの歌唱法はのちのエルヴィスに大きく影響をあたえている。
ブルー・ハワイ
BLUE HAWAII
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オリジナル1961年10月
●エルヴィス8本目の主演映画『ブルー・ハワイ』のオリジナル・サウンド・トラック。映画と共に大ヒットし20週間連続1位を獲得。発売直後ゴールド・ディスクになり現在マルチ・プラチナ(×3)・ディスクとなっている。
●「好きにならずにいられない」(US2位)、「ハワイアン・ウェディング・ソング」、「「ロカ・フラ・ベイビー」、「月影のなぎさ」等、人気の高い曲を多数収録。タイトル・ソングの「ブルー・ハワイ」は日本ではシングル・カットされ複数のラジオ・チャートで1位を獲得している。
●映画はハワイを舞台にした美しい映画で、観光地あり歌あり美女満載でハッピーエンドのパターンはエルヴィス映画の典型となった。
ゴールデン・ヒム
HOW GREAT THOU ART
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4988017-09280-4
オリジナル1967年3月
通常盤CD入手困難
●エルヴィス2枚目になるフル・ゴスペル・アルバム。67年度グラミーのベスト・セイクレッド・パフォーマンス賞を受賞。ポップ・チャートでも18位を記録。RIAAマルチ×3プラチナ・ディスク獲得。
●10人以上のクワイヤが参加し‘61年のゴスペル・アルバム『心のふるさと』と比べると、さらに重厚なサウンドとなっている。
●60年代半ば本格的音楽活動から遠ざかっていたエルヴィスにとって久々のコンセプト・アルバム制作となり「68カムバック・スペシャル」での復活への伏線になったと言われている。
●「偉大なるかな神」の名演、「高きところに」「ラン・オン」などはブラック・グルーブがある。‘65年にシングル・リリースされたオリオールズでもヒットしたゴスペル・ポップ「クライング・イン・ザ・チャペル」は3位を記録し、このアルバムにも収録されている。
エルヴィスNBC・TVスペシャル
ELVIS NBC TV SPECIAL
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4988017-09281-2
オリジナル1968年12月
●1968年12月3日NBC-TVから全米ネットで放送された特別番組『エルヴィス』(通称「68カムバック・スペシャル」)のサウンドトラック盤。視聴率は70%を超えたと言われる。アルバム・チャート8位を記録。RIAAプラチナ・アルバム獲得。
●エルヴィスは60年代半ばに入り本格的な音楽活動から久しく遠ざかり、ロック・シーンも大きく変わっていった時代。しかし皮のスーツを纏いクールでワイルドにロックするエルヴィスに誰しもが驚嘆しキングはエルヴィスだったと賛美された。
●ヒット曲「ハートブレイク・ホテル」「ハウンド・ドッグ」「監獄ロック」「好きにならずにいられない」等のほかにも自信の近年の作品「ギター・マン」「ビッグ・ボス・マン」等も取り上げオリジナル以上パワフルなパフォーマンスをしている。
●初のメッセージ・ソング「明日への願い」、スウィートなバラード「メモリーズ」はシングル・リリースされスマッシュ・ヒットした。
●このとき撮影されたの全ての映像を『68カムバック・スペシャル・スペシャル・エディションDVD』で見ることができる。
エルヴィス・イン・メンフィス
FROM ELVIS IN MEMPHIS
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4988017-09282-2
オリジナル1969年6月
●「68カムバック・スペシャル」の成功後、本格的音楽活動を再開し故郷メンフィスのアメリカン・スタジオでレコーディングを行った。プロデューサー、チップス・モーマンのこのスタジオでは当時ニール・ダイヤモンド、ウィルソン・ピケット、ダスティ・スプリング・フィールド、B.J.トーマス、ボビー・ウーマックらがヒット・レコードを多数制作していた。このセッションから「サスピシャス・マインド」等のビッグ・ヒット・シングルが多数生まれている。RIAAゴールド・アルバム認定。
●シングル・カットし3位を記録した「イン・ザ・ゲットー」収録。ジェリー・バトラーの「強く生きよう」、エディー・アーノルドの「わが胸に抱きしめて」、ハンク・スノウの「ムーヴィン・オン」、グレン・キャンベルの「ジェントル・オン・マイ・マインド」、ジョディ・ミラーの「ロング・ブラック・リムジーン」等の楽曲をメンフィス・サウンドと共に良質に仕上げていて評価の高いアルバムとなっている。
エルヴィス・オン・ステージ Vol.1
ELVIS-THAT'S THE WAY IT IS
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4988017-09283-5
オリジナル1970年12月
●ドキュメンタリー映画『エルヴィス・オン・ステージ』のサウンドトラック的要素を持ちスタジオとライヴ音源で構成されているアルバム。映画は1970年8月のラスヴェガスでの公演をリハーサルも含めたドキュメンタリー・ライヴで全世界でヒットし再びエルヴィス・ブームが世界中に広まった。日本でも『ある愛の歌』と動員数で1、2位を競う程大ヒットした。アルバムも大ヒットし当時のオリコン・アルバム・チャートをなんと16週間No.1を記録した。RIAAゴールド・アルバム認定。
●この頃のエルヴィスは歌の深みも増した上に、ロックだけでなくバラードも歌いこなし、オン・ステージのエルヴィスは日本のエルヴィス・ファンの中でダントツに一番人気のある時期。
●「君を信じたい」「パッチ・イット・アップ」「マリー・イン・ザ・モーニング」「この胸のときめきを」「去りし君へのバラード」「明日に架ける橋」などエルヴィスの歌の中でも特に人気の高い曲が収録されている。
エルヴィス・オン・ステージ Vol.2
ON STAGE-FEBRUARY, 1970
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4988017-09284-2
オリジナル1970年6月
●ラスベガス・インターナショナル・ホテルで‘70年2月のステージから選曲されたライヴ・アルバム。RIAAプラチナ・アルバム認定。
●エルヴィスがステージ上で歌っためずらしい曲を中心にセレクトされており、ビートルズの「イエスタデイ」、エンゲルベルト・フンパーティングのヒットで有名な「リリース・ミー」、ニール・ダイヤモンドの「スウィート・キャロライン」、CCRの「プラウド・メアリー」などが収録されている。オリジナルを全てエルヴィスならではの解釈でアレンジし完全に自分のものにしているところがすごい。
●このアルバムから「ワンダー・オブ・ユー」がシングル・カットされライヴ音源ながらTOP10入りするヒットに、UKではNo.1を獲得。
エルヴィス・カントリー
ELVIS COUNTRY
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4988017-09285-9
オリジナル1971年1月
●エルヴィス・オン・ステージ時期(1970年)にナッシュヴィルでレコーディングされているだけに油の乗り切った歌唱を聞くことができる。カントリーといってもジェリー・リー・ルイスのヒットで有名な「ホール・ロッタ・シャイキン・ゴーイン・オン」やロカビリー・テイストのある「ザ・フール」、ポップな「イッツ・ユア・ベイビー」、「泥まみれの手」、アン・マレーの「スノー・バード」といった純カントリーとはちがった選曲を多く含む。こうした自然な選曲こそがエルヴィス流カントリーの解釈である。RIAAゴールド・アルバム認定。
●ジャケット・アート・ワークには2歳のころのエルヴィスの写真が使われているのもこのアルバムの特徴のひとつ。この頃からもうすでに教会で歌っていた。
至上の愛
HE TOUCHED ME
BVCM-37098
4988017-09286-6
オリジナル1972年4月
通常盤CD入手困難
●エルヴィス3枚目になるフル・ゴスペル・アルバム。ユ72年度のグラミー・ベスト・インスピレイショナル・パフォーマンス賞を受賞。RIAAプラチナ・アルバム認定。
●ユ71年ナッシュヴィル・レコーディング。前2枚のゴスペル・アルバム(ユ61年『心のふるさと』、ユ66年『ゴールデン・ヒム』)はトラディショナルな作品が多かったのに対し、「信じる心」、「美しき愛」「イエスのみ許へ(リーチ・アウト・トゥ・ジーザス)」など新しいポップ・ゴスペルも収録。一方「ロック・マイ・ソウル」、「ハレルヤ・ジョン」ではブラック・ゴスペルの定番コール・アンド・レスポンスでグルーヴをつけている。マヘリア・ジャクソンの影響も見える「夕べの祈り」も圧巻。そしてなんといっても永遠のゴスペル「アメイジング・グレイス」のエルヴィス・ヴァージョンは聞きものである。
エルヴィス・イン・ハワイ
ELVIS ALOHA FROM HAWAII VIA SATELLITE
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4988017-09287-3
オリジナル1973年2月
●1973年1月14日、ハワイ・ホノルル・インター・ナショナル・センターから全世界に衛星放送された、芸能界未曾有のライヴ・イヴェントの実況録音盤。約15億人が視聴した。収益の75,000ドルはクイリー・ガン基金に寄付された。このアルバムはRIAAより2枚組(CDは1枚)として始めてのゴールド・ディスク認定となり、現在ではマルチ×5プラチナ・ディスクとなっている。日本でもオリコン総合チャートでTOP10に入った。
●当時のヒット「バーニング・ラヴ」、シングル・カットされヒットしたジェームス・テイラーの「スティームローラー・ブルース」、ビートルズの「サムシング」、名演「マイ・ウエイ」、「そして今は」、「アメリカの祈り」、めずらしい選曲で「フィーヴァー」など聞き応え十分な内容。エルヴィスのピーク時のライヴと言われている。
●ジャケットはオリジナルLPのくりぬきアートを再現している。
●リハーサル・ショウを含めたこのときの全容を『アロハ・フロム・ハワイ・スペシャル・エディションDVD』で見ることが出来る。
エルヴィス・ライヴ・イン・メンフィス
ELVIS RECORDED LIVE ON STAGE IN MEMPHIS
BVCM-37100
4988017-09288-0
オリジナル1974年6月
●1973年3月、13年ぶりの故郷メンフィスでのミッドサウス・コロシアムで行ったライヴ。それだけに観客の反応は全編に渡ってすさまじく白熱のライヴを繰り広げた。RIAAゴールド・アルバム認定。
●ライヴ定番曲「シーシー・ライダー」、「ラヴ・ミー」、「アメリカの祈り」などの他、オリビア・ニュートンジョンの「レット・ミー・ビー・ゼア」やクリス・クリストファーソンのゴスペル「ホワイ・ミー・ロード」、ロギンズ&メッシーナの「ママはダンスを踊らない」を含む6曲連続のノリノリのロックン・ロール・メドレーも聞ける。
●このアルバムでのゴスペル・ナンバー「偉大なるかな神」の歌唱は、ユ74年度のグラミー・ベスト・インスピレイショナル・パフォーマンス賞を受賞。エルヴィスは生涯3度のグラミーを受賞しているが全てゴスペル部門での受賞だったことになる。
エルヴィス・サン・セッションズ
ELVIS THE SUN SESSIONS
BVCM-37101
4988017-09289-7
オリジナル1975年3月
通常盤CD入手困難
●1975年それまでバラバラにアルバムに収録されていたエルヴィスのサン・レコードでの音源(‘54-‘55年)が始めて1枚のアルバムにコンパイルされた。それだけにこの編集もののアルバムは評価が高くサン時代のエルヴィスの再評価を促した。はじめはUKで企画され、その後USで発売された。ジャケットも異なる(日本はUK盤と同じ)
●ほとんどがカヴァー曲で黒人ブルース系では「ザッツ・オール・ライト」、「ミルクカウ・ブルース・ブギー」、「ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス」、「ミステリー・トレイン」等。白人カントリー系では「ブルームーン・オブ・ケンタッキー」、、「忘れじの人」「アイ・ラヴ・ユー・ビコーズ」等。この2つの異なったジャンルをエルヴィスは新しい音楽ロカビリーにしてしまい人種の垣根を音楽で越えてしまった。これこそが半世紀前に起きたロックの誕生と言われている。
ムーディ・ブルー
MOODY BLUE
BVCM-37102
4988017-09290-3
オリジナル1977年6月
●計らずも生前最後のオリジナル・アルバムとなってしまった。(日本では没後)アルバム・チャート3位を記録。RIAAマルチ×2プラチナ・アルバム認定。
●4曲のライヴと6曲のスタジオ音源で構成。スタジオ録音はユ76年中に自宅グレイスランドに機材を持ち込んでのレコーディング。ライヴの3曲はユ77年3月のツアーから。
●ピアノの弾き語りで歌う「アンチェンド・メロディ」の熱唱は歌に命をささげた生き様を感じられる。ここからシングル・カットされた「ムーディ・ブルー」「ウェイダウン」(生前最後のシングル)は共にカントリー・チャートでNo.1を獲得。「ウェイダウン」はUKではナショナル・チャートNo.1を獲得した。
さまよう青春
LOVING YOU
BVCM-37186
4988017-09926-1
オリジナル1957年7月
●主演映画2作目『さまよう青春』のサウンドトラック盤。しかし12曲中5曲は映画とは関係のない曲でサントラでありながらオリジナル・アルバム的な要素を持つ。映画の公開とほぼ同時に発売され即チャート・インし10週連続No.1を独走した。
●この映画からは「テディ・ベア」(米1位)「ラヴィング・ユー」のヒット・ソングも生まれた。挿入歌以外の曲では、ファッツ・ドミノの「ブルーベリー・ヒル」やアイボリー・ジョー・ハンターの「アイ・ニード・ユー・ソー」のカヴァーも聞きもの。
闇に響く声
KING CREOLE
BVCM-37187
4988017-09927-8
オリジナル1958年8月
通常盤CD入手困難
●入隊を延期して撮影されたエルヴィス4作目の主演映画『闇に響く声』のサウンドトラック盤。アルバム・チャート2位を記録。
●映画の舞台がニュー・オーリンズだけに、ニュー・オーリンズ・ジャズとロックン・ロールのクロスオヴァー・サウンド「キング・クレオール」、「トラブル」「デキシーランド・ロック」を収録。またゴスペル・タッチの「ざりがに」、美しいバラード「君と生きる限り」、「訳はゆるして」も人気がある。シングル・カットされたロックン・ロール「冷たい女」はベスト・セラー・チャート1位を獲得。
ザッツ・オール・ライト
FOR LP FANS ONLY
BVCM-37188
4988017-09928-5
オリジナル1959年2月
通常盤CD入手困難
●エルヴィス入隊中ファンのためにに発売された。内容はサン・レコードでの音源とそれまでのアルバムに収録されなかったシングル曲計10曲。
●選曲的に今となってはめずらしいものは無いが、このアルバム全体にサウンド・エフェクトがかかっており独特の迫力をかもし出しているところもマニア心をくすぐる1枚
●サン・デビュー曲「ザッツ・オール・ライト」、「ミステリー・トレイン」、「シェイク・ラトル・アンド・ロール」収録。
●ジャケットの表裏共にエルヴィスの名前がどこにも印刷されていない。
デイト・ウィズ・エルヴィス
A DATE WITH ELVIS
BVCM-37189
4988017-09929-2
オリジナル1959年9月
通常盤CD入手困難
●『ザッツ・オール・ライト』と同趣旨でファンのために発売された。内容はサン時代の代表的ロカビリー・ナンバー「ブルームーン・オブ・ケンタッキー」、「ミルクカウ・ブルース・ブギー」、ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス」、「今夜は快調!」4曲と『監獄ロック』の挿入歌「ヤング・アンド・ビューティフル」、「ベイビー・アイ・ドント・ケア」などで構成。
●ジェケット・アートワークには軍隊でのエルヴィスの写真がふんだんに印刷されており裏ジャケットには除隊までのカレンダーが書いてあることも当時のファンをくすぐるアイテムとなっていた。
エルヴィスのゴールデン・レコード第3集
ELVIS' GOLDEN RECORDS, Vol.3
BVCM-37190
4988017-09930-8
オリジナル1963年9月
●ゴールデン・レコード・シリーズ第3弾は、1960年〜62年までのヒット・シングルを集大成。アルバム・チャートは3位を記録。RIAAプラチナ・ディスク認定。
●3年間分のベストだが、全12曲中TOP5入りした楽曲は9曲。内5曲はNo.1を記録していて60年代を代表する曲がずらりと収録されている。(No.1:「イッツ・ナウ・オア・ネヴァー」「本命はお前だ」「今夜はひとりかい」「サレンダー」「グッド・ラック・チャーム」、TOP5:「マリーは恋人」「リトル・シスター」「アイ・フィール・ソー・バッド」「あの娘がきみなら」)
●全曲ナッシュヴィルでの敏腕ミュージシャンを起用したレコーディングでサウンド面での評価も高い。
エルヴィスのゴールデン・レコード第4集
ELVIS' GOLD RECORDS, Vol.4
BVCM-37191
4988017-09931-5
オリジナル1968年2月
●ゴールデン・レコード・シリーズ第4弾。RIAAゴールド・ディスク認定。
●60年代半ばのエルヴィスのシングル曲のA面は多くが映画のサウンドトラックであったが、このベストには映画と関連の無いシングル曲(B面が多い)で占められている(「ホワット・アイ・セイ」、「ロンリー・マン」を除く)。
●録音時期は1958年からユ66年と下記に及ぶが、映画活動が中心であったこの時代こうした良質なポップスはファン以外の一般層にも受け入れられた。
●ユ63年3位を記録している「悲しき悪魔」、数々のアーチストで有名な「ラヴ・レター」収録。
エルヴィス・オン・ステージ Vol.3
ELVIS IN PERSON AT THE INTERNATIONAL HOTEL,
LAS VEGAS, NEVADA
BVCM-37192
4988017-09932-2
オリジナル1970年11月
●‘68テレビ・スペシャルの成功をきっかけに1969年夏8年ぶりとなるライヴ活動を再開。そんなラスヴェガス・インターナショナル・ホテルでの8月のステージからセレクト。
●当初ユ69年11月にスタジオ録音盤と2枚組でリリースされ、RIAAゴールド・ディスクに認定されている。
●復活したエルヴィスのパワフルなヴォーカルとギターの名手ジェームス・バートンを中心とするバック・バンドがグレイドアップしたライヴを展開する。
●収録曲は「ブルー・スエード・シューズ」や「ハウンド・ドッグ」など自身のヒット曲が多いが、オリジナルと聞き比べると成長しきったエルヴィスのパフォーマンスの違いに驚かせられる。
●ビージーズの「ワーズ」、チャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」も収録。
バック・イン・メンフィス
ELVIS BACK IN MEMPHIS
BVCM-37193
4988017-09933-9
オリジナル1970年11月
●収録内容は『エルヴィス・イン・メンフィス』と同様1969年のメンフィス・アメリカン・スタジオでのレコーディング。
●当初『エルヴィス・オン・ステージ Vol.3』との2枚組で発売されていた。
●パーシー・メイフィールドのR&B「ホーム・タウンのストレンジャー」での弾けまくるパフォーマンス、クライド・マクファターの「愛がなければ」でのパワフルな出来栄えはソウルを完全に自分のものにしたエルヴィスならではのもの。また「これがストーリー」「インヘリット・ザ・ウィンド」といった難解な楽曲までも完全に消化して歌っている。「ユール・シンク・オブ・ミー」でのドラマチックな展開も聞きもの。
エルヴィス・イン・ニューヨーク
ELVIS AS RECORDED AT MADISON SQUARE GARDEN
BVCM-37194
4988017-09934-6
オリジナル1972年6月
●1972年ニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデンでのライヴの記録。合計4回のショーで8万人を動員し売上げ73万ドルは当コンサート開場での記録を更新した。このライヴには全米中が注目し6月10日に行われたこのアルバムの音源はわずか9日後の6月19日に発売となった。客席にはジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、ボブ・ディラン、デビッド・ボウイ、アート・ガーファンクルらがいた。RIAAマルチ・プラチナ×3・ディスク認定。
●オープニングからエンディングまで計21曲を聞くものに息をもつかせぬ様にたたみかけるように歌っている。
●おなじみの「冷たくしないで」や「サスピシャス・マインド」「アメリカの祈り」等のほか、スリー・ドッグ・ナイトの「ネヴァー・ビーン・トゥ・スペイン」、『ラマンチャの男』のテーマ曲「見果てぬ夢」の熱唱もこのライヴを彩っている。
エルヴィス・イン・コンサート‘77
ELVIS IN CONCERT
BVCM-37195
4988017-09935-3
オリジナル1977年10月
●エルヴィス死の6週前の壮絶なライヴの記録。1977年に入り2月から全米ツアーを行っていた。そのツアーから6月19,21日は年末のスペシャル番組用に撮影されライヴ・アルバム用にレコーディングされていた。しかし8月16日突然のエルヴィスの死により急遽TV特番としてこのときのライヴはオンエアされ、このアルバムも10月に発売された。発売後すぐにプラチナ・ディスクとなり、現在ではマルチ・プラチナ×3・ディスクに認定されている。
●曲目的にはいつもの定番ライヴ・ナンバーが続くが一曲一曲魂をこめて歌い上げる最後の歌声には感動を禁じえない。中でも自身の当時のヒット「心の痛手」やゴスペル「偉大なるかな神」の熱唱には脱帽ものである。
● 数ヶ所にファンの声や父親からのエルヴィスを惜しむメッセージが収録されている。
エルヴィス・プレスリー
エルヴィス・アーロン・プレスリー (Elvis Aaron Presley、
1935年1月8日 - 1977年8月16日
アメリカで『ザ・キング(The King)』と呼ぶと、エルヴィス・プレスリーのことを意味する。
『キング・オブ・ロックンロール』の略。アメリカのロックミュージシャンとして世界的に知られている。
ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ブルース・スプリングティーンなど影響を受けたアーティストは、世界中に数知れない。
「ティーン・エージャー」とはマーケティング用語だったが、ティーン・エージャーマーケットを具体的に作り上げた第一人者でもある。また黒人の公民権運動を無言の内に後押しした形となるなど、エルヴィスのインパクトによる影響は、音楽のみならず。社会的また文化面で計り知れない。
メンフィスで育ったエルヴィスは、地元の小さなレコード会社と契約。1954年「ロックンロールの誕生」として位置づけられている、最初のシングル盤<ザッツ・オール・ライト>のローカル的なヒットを足がかりに、「The
Hillbilly Cat(ヒルビリー・キャット/田舎者の猫)」というグループ名で活動を始め、巡業。その独特の歌唱スタイル、ファッションは、ティーン・エージャーの心をわしづかみした。
1956年、メジャー・デビュー。<ハートブレイク・ホテル>の全米大ヒットとアルバムの脅威的なセールスから、始まったメガヒットの連発によって成功を果たす一方で、そのスタイルが、品位を欠くとして著しい非難を浴びる。
社会的に騒がした最初の ミュージシャンでもある。
自然発生的に生じた社会と対立したエルヴィスの状況が「ロックンロールのスタイル」として確立され、意図的に反社会的なスタイルをとることが商業的に成功する要因としてモデル化され、現在にもその影響を及ぼしている。
その後、他のアーティストを凌駕する数々のヒットを放つ一方で、映画.ステージに活躍したが、42才で他界。
命日である8月16日には、いまも毎年数万人の人々が墓参りに参列するほど、愛されている。