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【感情対処スキル】自分の感情をがっちりキャッチしてあげよう

 

 




自分の感情をがっちりキャッチしてあげよう

ライフスキル 10のスキル
ライフスキルは、生きる力であり、技術です。

WEBサイトでは、ひとが健全に生きて行くために世界保健機構が定めた「ライフスキル」を仕事を通して身につける方法についてレポートしています。

人は基本的な生きる構えの影響を受けていて、ひとによって不足、アンバランスがあるものです。ゲンキポリタン(株式会社マートワン)が主宰するライフスキルに関する研究と活動は、「ライフスキル」の不足を補いバランスを調整するために仕事、学業、人生の大事な場面などの機会を通して身につけることをめざしています。

ここではライフスキルのなかから感情対処スキルについて説明しています。


感情対処スキル



私たちは毎日、さまざまな気持ちをもちながら暮らしています。

自分をふりかえると分るように、気分のいいときもあれば、よくないときもあります。
目まぐるしく変わっているのが分ります。

i一日を振り返るといい日だったのか、悪かったのか、よくわからないくらいにいろんな感情が入り乱れて過ごしています。


ムシャクシャする、くやしい・・・・これらは悪い感情のラベルを貼りがちです。

しかし実は、感情に「いい・悪い」はありません。


そしたら、このムカつく気持ちはどうなるの?
って、思いますよね。腹のムシがおさまらないという言葉もあるように、治まらないですよね。

「こんなことで落ちこんだり、嫌気がさしてはダメ、我慢我慢。」
「これぐらいで怒るのは、自分がおかしい証拠」
なんて考えは禁物です。

では、どうしたらいいのでしょうか?

相手に伝えたらいいのです。
腹のムシがおさまらないという場合、確かに治まらないのです。

それを無理に治めようとするから、余計に腹のムシが治まらないのです。
治めるには、「治まっていませんよ」って相手に伝えたらいいのです。

「そしたら喧嘩になる?したくなから我慢するんじゃん」ってことですよね。

そこなんですよ。
感情を我慢したらいつか爆発してしまいます。
ガス抜きしないといけません。

つまり感情は出さないといけないのです。

そこで、
「感情は表現していいいけど、感情的になってはいけない」
について考えてみてください。

同じだと思う人がいるかも知れませんが、実は全然違います。
感情は気持ちです。感情的になるは行動です。
気持ちを伝えることと、感情を行動にするのとは全く違います。

自分の気持ちをきちんとキャッチして、相手に伝えることは悪いことではありません。
自分の感情をキャッチせずに、放置しておいたら、感情は静かになるでしょうか?

一時的になったように思えても、鬱積していき、全然場違いな場面で、急に爆発するかも知れません。
たとえば会社でいやなことがあって、それを我慢して抑えつけていると、家に帰ってから、奥さんのちょっとしたひとことで爆発するかも知れません。

奥さんにしたらなぜそこまで怒って\いるのか分らなくなります。

自分の感情をキャッチせずに放置しておいたから起こる問題です。
では、どうしたらよかったのでしょうか?

イヤなことが発生した相手に、感情的にならずの言葉で冷静に伝えたらいいのです。


たとえばこんな感じです。
「部長に、そんなふうに言われると悲しくなってきます。僕はこんな考えで、こんなふうにしています。もし僕の考え方が間違っていたら、その考え方は間違っているよって仰っていただいたら僕はきとんと受けとめます」

そんなこと言えない!ってですか?
それがトレーニングによる慣れでできるようになるんですよ。
練習すればできるようになっていきますし、それで上司が傷つくことはありません。
もし、傷つくというのなら、それは「対等」「率直さ」「誠実」「自己責任」
感情は情報です。

心と身体への信号です。
心と身体は信号をキャッチしますが、それをどうしていいのか分りません。
心でどうしていいのか分らないような強い情動が起こった場合には、処理できないまま放置すると、身体で受けとめる場合もあります。
自分なんかも、突然ストレスから顔面神経痛になったことがあります。
医者に行っても悪いところがないと言われてしまう場合などがそうです。

あなた自身が、どう処理するのかを選択してあげて、処理するようにしましょう。

 

ほとんど意識されることはないのですが、人は誰でも自分の感情処理パターンを持っています。
不安になると居ても立ってもいられなくなり、誰かれかまわず、電話したり、誘ったり、怒る人もいます。

寂しさに弱い人は、気分をまぎらわすために、とにかく誰かと会って話たり、飲食をしで時間をつぶしたり、にぎやかに騒いでいないと気がすまない人もいます。
自信がないのを隠そうとして、わざとえらそうにふるまう人もいます。

なくて七癖というように、人それぞれに反応の仕方、行動パターンがあります。
あなたの場合は、どんな気持ちになったときに、避けようとしているでしょうか?

どんな行動で、紛らわしていますか?

これからも分るように人のつきあいには、知らず知らずの間に、まわりの人の感情を受け取っていることがわかります。
あなたが寂しくなって、誰かを食事に誘います。
誘い方は巧みな場合が多く、自分の本当の気持ちを出しません。
「私はいま寂しいの、そばにいてほしいので、食事一緒にしない?」とは言わずに、違ったアプローチをしていませんか?

すると相手は理由が別にあるとして一緒に時間を過ごしますので、知らない間にあなたの寂しいという感情を受け取ることになります。

自分のストレスを軽減したいばかりに、相手に押し付けることになるので、相手はなんとなくストレスを感じたりします。すると相手はストレスを受け取りたくないので、逃げようとします。

あなたは、ふたたび寂しさを感じることになります。
寂しさから人に会ったのに、また寂しさを味わうので、さらに処理の仕方を求めます。
すると寂しさは別のストレスと二人三脚で、ズシンと重くなり、自分と周囲の人を痛めつけます。

感情対処スキルはストレス対処スキルと補完しあっているというのはここなんです。

では、どうすればいいのでしょう?

「私はいま寂しいの、そばにいてほしいので、食事一緒にしない?」と率直に話すことです。
すると相手も、その心構えで来て、役に立ってあげたいと思います。

そして最後に「今日はありがとう、あなたのおかげで寂しさが吹き飛んだわ」と伝えると、相手はストレスではなく、達成感を持って帰れます。
このように、「対等」「率直さ」「誠実」「自己責任」を失わずに処理していくと、自分も周囲も発展的になります。

自分の感情を自分がどのように感じているのか、しっかりキャッチする前に、放り投げるように処理していると自分の気持ちはおきざりになってしまいます。
自分のパターンを知っておけば、キャッチできるので、自分の反応〜行動パターンをノートに書き留めたりして、つかんでおきましょう。

いままでの習慣化した行動をとる前に、「ちょっと待った」と自分をの気持ちとつきあう時間をとりましょう。

「私は寂しい」「心配だ」「自信がない」と、キャッチしたサインを、まず、そのまま自分に言えばいいのです。
それは悪いことでも、劣っていることでもなく、自然なことなのです。

処理が上手な人は、まず自分に正直なのです。
自分に正直であることが、「対等」「率直さ」「誠実」「自己責任」の入口です。
ライフスキル はアサーティブなコミュニケーションをしたいときに活かされます。

 

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