人づきあいの基礎スキル |
ライフスキル 10のスキル
ライフスキルは、生きる力であり、技術です。
WEBサイトでは、ひとが健全に生きて行くために世界保健機構が定めた「ライフスキル」を仕事を通して身につける方法についてレポートしています。
人は基本的な生きる構えの影響を受けていて、ひとによって不足、アンバランスがあるものです。ゲンキポリタン(株式会社マートワン)が主宰するライフスキルに関する研究と活動は、「ライフスキル」の不足を補いバランスを調整するために仕事、学業、人生の大事な場面などの機会を通して身につけることをめざしています。
ここでは、ライフスキルのなかから共感性スキルを説明しています。
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「共感性 empathy」とは,まわりの人の意見、感情、立場、気持ちに対して「そのとおりだ!」と感じとるスキルです。
ただ特に特記するべきこととして、注目したいのは、表面的でなく、内面から理解すること。さらにそれに理解はしても巻き込まれない点にあります。
それゆえ共感性はスキルになりうると解釈すべきである点です。
共感に似た言葉に同感があります。
共感的理解は「共感的であるけれど、同情的ではない」という点が重要なのです。
同感は,相手の心情や感情に取り込まれて同じ気持ちになることを意味します。
同じく同情も、他人の気持ちや苦しみを自分のことのように感じとる意味です。
一方 、共感は、同感、同情と明らかに違います。
確かに相手の気持ちを感じとり,内面から理解しますが、同じ気持ちになって巻き込まれないのです。
それは自他境界が明確だからできることです。同感には自他境界が曖昧な場合があります。
自分を認識できるからこそ、まわりの人をまわりの人として自分とは違う存在としてはっきり認識できるから共感できるのです。
それゆえライフスキルの中でも、極めて重要で大切なスキルなのです。
このスキル、つまり技術的能力は、まわりの人の感情を理解し、他人の立場に立って物事を見ること、そして人それぞれの感性の違いを尊重して、まわりの人を思いやる能力です。
もう少し具体的に説明すると、共感的になることは、弱者といわれる人々,とりわけ精神障害をもった人々のように、いままさに援助を求めている人々やケア、サポート、援助が必要な人々が非難されたり、排斥されたりしているときに、思いやりのある行動がとれるようになることです。
自分の感情や精神を他の人に投射することでその人と自分との融合を感じることをいい
共感性は、たとえ親しい問柄でなくとも、自分とは違うまわりの人を理解し、受容することに役立ちます。
相手の気持ちに共感する
自分が相手の気持ちに共感していることを相手に伝えることは,親密な人間関係をつくるうえで欠くことのできないライフスキルです。
●共感とはどういうことか、それが対人関係にどんな働きと影響をしているのか、知ることは良好な対人関係を作る上でとても重要です。
たとえば映画やビデオには、いろいろな人の様々な表情が写っています。作ったものであっても、それらを通して他者の感情に触れ、自分がどのように感じているかチェックするのも自分を知る上で重要で、共感が対人関係でどんな働きをするのか考える機会になります。
●相手の非言語的なメッセージ(態度、表情)に含まれた感情を知ることも大切です。しかし、非言語的メッセージは誤解を招きやすいので、トレーニングを重ねていかないと分らない場合が多くあります。特に親密な関係になるほど、非言語的メッセージを使う傾向が強くなりますので、注意したいものです。
●ほめる、励ます、心配するなど、温かい言葉をかけるには、相手に注目して、よく観察する,する必要があります。特に結果よりプロセスに注目することが重要です。
つまりなにをしたかよりも、なにをしょうとしてどのようにしたかへの関心が重要なのです。
●温かい言葉をかけることで、どのような反応が得られるかを知るには、日常生活にチャンスがあります。
いつ、どこで、だれに実行したら、どんな結果になったか、日記に書いておくと自身のデータベースとして役に立ちます。
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意思決定能力、問題解決能力、創造的思考、批判的思考、コミュニケーション能力、人間関係の構築と維持能力、自己認識、共感する能力、感情対処スキル、緊張とストレスに対処する能力
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