【自分と周囲の人を尊重し励ますために心がけたいこと】
● 「したい生き方をする」立場に立つ。
● したいことをする
● その責任を引き受ける
●
自主自立
● 体験により自己肯定、他者肯定の構えが強まる
● コミュニケーションスキルを伸ばす
「このカップを洗っておいてください」
「はい、洗っておきます」
これはコミュニケーションでしょうか?
コミュニケーションとは価値観にぶつけあいです。
ぶつけあいというと戦闘的ですが、主体性が強いほど当たり方も強いのが普通です。
それを柔らかく相手が傷ついたりしないように、上手にぶつけあうのがコミュニケーションです。 ですから「意見が食い違うから話できない」としたら、コミュニケーションの前提がなっていない。
自分に主体性があるように、周囲の人にもそれぞれ主体性があります。
意見のくい違いは、客観的にみれば意見の間違いの発見にもなりますが、客観的な立場に立てるのは、自己認識ができるからです。
自己認識が出来るのは、数多くの他者の意見や考えをもとにして、ひととの違いを発見するからできるのです。
周囲の人を尊重し励ます力は、自分を尊重し励ますことから可能になります。
ホスピタリティの概念とつながっていて、ホスピタリティそのものと考えてさしつかえありません。
それも自己認識によって他者との間に境界があるからできることです。
自分を大切に扱えない人が、周りのひとを大切にしたいと考えても、どうしていいか分からない、その大きな理由に境界があやふやな問題があります。
境界があやふやだと、他者の感情を自分のものとして受け入れてしまう危険があります。
依存と深く関係しているその問題はのちほど詳しく説明します。
目は口ほどにというように態度、表情も含まれますが、コミュニケーションの基本は話すことです。
できるだけ相手に分かるようにコミュニケーションするために書く力も含めて「話す力」は重要です。但し、どんなに言葉にして話しても分らない、通じ合えないのがひとのコミュニケーションです。
それは言葉の解釈も違うし、イメージも違う、個々の体験とまつわる言葉のイメージも違うからです。
自分と違うから、自分には分らないから、熱意をもってコミュケーションしょうとすることがコミュニケーションといえます。
通じ合えないからこそ、自分もOK、他者もOKと互いに肯定することがとても大切なことになります。
どんなに言葉、態度、表情が通じなくて、あなたを大切なひとですと受容する心は、直感で通じるものです。
自他肯定のポリシーによる「自分と周囲の人を尊重し励ます」働き方は、あらゆる土台になります。
どんなにお金持ちになっても、有名になっても、自他肯定の交流パターンを自然な状態で身につけない限り幸福にはなれません。
仮に他人はどうなってもいいと思って暮らしていても、無意識の内にストレスが自分を痛めます。その原因が分からないままに、ストレスの解消に、娯楽や消費にエネルギーを使っても、終わりはなく安らぎはありません。
さらに環境問題に対する基本になります。
コミュニケーション能力の発達に、抵抗するエネルギーはこどもの頃の古い構え「自分にはできない」です。成人した、いまとなっては適切でないし、通用しません。
【自分と周囲の人を尊重し励ますために実行したいこと】
● やりたいことは自分の責任で実行します。
●
できない理由は並べて対策を計画して実行はOK です。
● できない理由を並べて自分の非力、環境、状況、他人のせいにするのはNG。
● 自分を値引きしない。他者に対しても同じく値引きをしないので他人にも同じ。
● プロセスへの注目は自分の場合も、他者の場合も同じ。
【自分と周囲の人を尊重し励ますために気をつけたいこと】
● 自己否定感から実行を避ける
● したいことができない
● 甘えと依存、虚勢など感情に混乱が連鎖して発生
● 不満がくすぶる
● 不満分子のグループ化による正当化で自己否定感の払拭を試みるが失敗する
● 自己否定、他者否定の構えを強化
● いかなる選択も自分自身が行っていることを自覚しましょう。
● 自分の行動は自分の選択である意識が育たない
● 自己表現が出来なくなる
「自分にはできない」という思いの立場に立っても、したい生き方やしたいことが消えてなくなるわけではないので、矛盾が起こります。
それが依存です。
しかし、大人としての自尊心があるので、こどものように表立って甘えることはできません。
そこで、こども時代に使って来た手法を使ってしまいます。
ふくれる、いじける、反対する(注意をひく)などで相手の関心をひき、相手が察して手を貸す、代行するなどでしたいことを充足しょうとします。
しかし、それで充足しても、「したい生き方」という点で、不満は残ります。
自分でも望んでいないからです。
結局、不満がくすぶり、常にやり場のない苛立ちが、他者や環境に向けられます。
自己否定感から始まった行為ですが、使うほど自己否定感が強まります。
繰り返すほど、じぶん力を弱め、心の力を衰弱させてしまいます。
自分がつらくなるだけなので、やめた方が得策です。
目標を設定してチャレンジするようにします。
アクシデントなどいろいろあるけれど、ニュートラルな気持ちでチャレンジすること。
対策は「ケ・セラ・セラ」の精神「なるようになるさ」は「どうになってもいい」の反対です。
ダライ・ラマ14 世の言葉「どうにかなる問題に悩む必要はない。どうにもできないことは悩んでも仕方がない。」とだぶります。
関連記事 第一章
ライフスキル【6】ライフスキルと7つのゴールデンルール
【実行できない場合にするようにしたいこと】
● 自律心を身につける意識を強くする
● 客観的に考えるようにする
● 白か黒かの発想をしない
● 感情的な行動をしない
● 「決めたことは責任をとる」
● 「できるまでやる」
セルフマネジメント
目標設定〜目標達成のプロセスをベストな状態にするためにセルフマネジメントは欠かせません。
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