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ライフスキルの使い方 自分をじぶんの味方にするじぶんぢから

 

 




自分をじぶんの味方にする力 自分を信頼する

ライフスキル 10のスキル

ライフスキルは、生きる力であり、技術です。

WEBサイトでは、ひとが健全に生きて行くために世界保健機構が定めた「ライフスキル」を仕事を通して身につける方法についてレポートしています。

人は基本的な生きる構えの影響を受けていて、ひとによって不足、アンバランスがあるものです。ゲンキポリタン(株式会社マートワン)が主宰するライフスキルに関する研究と活動は、「ライフスキル」の不足を補いバランスを調整するために仕事、学業、人生の大事な場面などの機会を通して身につけることをめざしています。


ライフスキルの使い方


agari 自己実現 自己認識スキル(自己肯定スキル) 自己実現の基礎となるスキル ライフスキルを考える時、国内にライフスキルの獲得を邪魔するアプローチが多すぎること、そのためにライフスキルを活用した行動の機会が少なくなりがちなことを忘れないようにしたいものです。

かってマッカーサーが、敗戦後の日本国民の対米感情の変わり身の早さに「こどものようだ」と驚いたように自尊感情がもろいのも特長的。恐怖・不安に弱すぎる傾向があること、反面やたらと恐怖・不安に焦点をあて煽ること。何かつけて批判的で、建設的な意見が少ないこと。黒船以来、外圧や外国の評価に弱い。言ってみればライフスキルの根幹である自己肯定スキルが国民性として乏しい傾向にある点です。

他者をある方向へ導く手法として、デメリットを強調して恐怖心を高め、態度・行動を変えるように迫っていくというのが多いパターンのようです。
この手法はマスメディアやCM などでも多用されていますね。少し気をつけていただくとたくさん目につくはずです。
それほどひとは、恐怖や不安に弱い。だから好ましくないことでも、慣れたことのほうが安心する傾向があります。
変化を促す場合も、恐怖や不安を煽る方が手っとり早いので、よく使われます。

この方法は一定程度の効果があるので、もっとも多く活用されています。
しかし、この方法には、継続性がないという弱点があります。
時間の経過とともにブーメランのように元に戻る難点があり、結果的に当人、指導者(目上の者)の両方に挫折感が残ってしまう欠点があります。

その理由は意欲によって選択した行動ではないからです。


これに対してライフスキル教育は、以下のような図式で説明できます。

知識+ライブスキル+自己肯定スキルアップ=積極的な行動変容

知識を学び+本当に望むことを実現するスキルを具体的に身につけ+自己信頼度を高めるライフスキルアップをするという行程を進み、積極的、つまりモチベーションが働く状態で行動するというものです。

このやり方が先のやり方と比較して明らかに効果の違うことは実証されています。

 

自己実現を達成するライフスキル

自己実現を達成するには、図のように自己肯定スキルが根幹をなしています。

自己肯定スキル 自己実現

agari 自己実現 自己認識スキル(自己肯定スキル) 自己実現の基礎となるスキル



人は、無意識にしろ意識的にしろ、自分のイメージに沿うように行動してしまうことがよくあります。
たとえば、ある人から「あなたはやさしい人ですね」と言われると、その人の前では特にやさしくなったりして、イメージを守ろうとします。

自分が気に入らないイメージに対しても、気になって束縛されてしまう傾向が強く、人生経験が少ないほどその傾向は強くなります。
ですから、自分を肯定的にイメージすることができる子は、自分がうまくやれることを予想し、目的や目標に向かって努力しますので、結果的に努力が報われるケースが多くなります。

一方、自分を信頼できずにいる人は、自分を疑い、不安がり、決断する機会やタイミングを失い、先延ばしにしたり、本気で取り組みことを避けて、結果的に自分のもっている能力や適性を発揮できないままでいることが多くなります。

それを繰り返すと、ますますできないイメージが強化され、周囲もできないというイメージを持ちます。
すると瓢箪から駒ではないですが、勘違いが本当になってしまいます。
ますます周囲からの影響を受けやすくなり、自他の境界が危うくなってしまい、自己イメージが混沌としていきます。



ここにとても参考になる言葉があります。


大リーグで活躍しているイチロー選手が小学校6年生のときに書いた作文です。
この文章から、ライフスキルがどのようにして育って行ったのか、あるいはどうすればライフスキルが身につくのか、ヒントがあります。

「ぼくの夢は一流のプロ野球選手になることです。
そのためには、中学、高校で全国大会へ出て、活躍しなければなりません。
活躍できるようになるには、練習が必要です。
ぼくは、その練習にはじしんがあります。
ぼくは3歳のときから練習を始めています。3歳〜7歳までは半年くらいやっていましたが、
3年生の時から今までは365日中、360日ははげしい練習をやっています。
だから一週間中、友達と遊べる時間は、5時-6時間の間です。
そんなに、練習をやっているんだから、
必ずプロ野球選手になれると思います」

この作文から溢れ出る自分への信頼はどうでしょう?すごいですよね。

これはイチロー選手が、自分の感情、ストレスをコントロールしながら、練習に打ち込むことによって、こんなにやっているのだから、これでプロ野球の選手になる以外、何になれるんだという実感を感じていたからでしょう。
他の職業を選びたくても選べないほど、自分はそればかりしているという実感が、自分を肯定的にとらえる源になっているのです。

自己実現のすべてがこの作文に集約されているように思います。

この作文が掲載されている書籍「イチロー思考」の筆者、児玉光男氏は、この作文について、以下のように記述されています。

確信ほど夢を実現するための強力なパワーはほかには見当たらない。
長期間自信を持ち続けて初めて確信に変わる。
すでにこのとき、小学6年生のイチロー少年はプロ野球選手になっていたのだ。
「プロ野球選手になりたい」では弱い。「なりたい」という言葉は「なれなくてもいい」の裏返し。大抵の場合、この夢は実現できない。
しかも「プロ野球選手になりたい」という子どものころに描いていた願望は、いつの間にか「堅実な企業に就職したい」とか、「庭付きのマイホームを持ちたい」といった現実的な夢にすり変わってしまう。
夢は放っておくと、風船のようにどんどんしぼんでしまう。
経験と知識が夢からどんどん魅力的な要素を奪い去り、現実的なものにしてしまう。
本来、夢というのは精一杯頑張ってやっと手に入る、人生を懸けた闘いのことを言う。
イチローのように、歳をとればとるほど、「夢という風船」に自信という空気を入れ続けよう。
そうすれば夢がしぼんでしまうことはない。
あるいは、周りの人間に自分の夢を語って、「そんな荒唐無稽な夢は実現不可能だよ」と言わせてみよう。
それくらいの夢を描いて行動するくらいでちょうどいい。
強い願望が夢を実現へ導いてくれる。

イチロー思考―孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫」( 児玉光雄 著 東邦出版)

イチロー思考―孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫


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