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ホームとんがるモチベーション>感情はどこから来るのか

よしよししませんか

 

感情はどこから来るのか。

私たちは個人生活でも、職場にあっても、責任を果たすことは、自分の能力を発揮する価値ある行動です。

ひとが暮らす社会で、自分の能力を発揮するにはコミュニケーションが欠かせません。
コミュニケーションを通じて自己表現をします。
感情の動物であるわたしたちは、なにかを伝えようとするとき、感情と共に発進しています。
また感情と共に必要なメッセージを受け取っています。
たとえば駅で切符を購入するとき、カウンターの向こうのスタッフのひとから「切符」だけを買うわけではなく、そのひとの気持ちも受け取ります。
そのため気持ちいい、不愉快といった気分が生じます。

一般に人間関係が薄い場合、感情の発露を抑えるようにしているものですが、それでも好感度の高い場合もあれば逆もあります。

そこで不愉快にさせないように、エチケット、マナーの遵守が奨励されています。
日夜、競争が生じるビジネスの世界においては、ビジネスを優位に展開するために、エチケット、マナーに留まらず、より積極的に快適な自己表現をめざします。
それが “サービス“という課題です。

セルフサービスは、サービスの現場において、「気をつかう」という不必要な感情を排除することで快適さを提供しています。
たとえば顧客が商品を手にとってみたいと思ったときに、ひとを介在した場合、手にとりたいと依頼しなくてはなりませんが、自由に観たり触ったりできる状態にあれば、気兼ねが不要です。
気兼ねがないとは感情に向き合う必要がないという意味です。

その反面、ひとが介在しないことで、不行き届きなサービスが生じるリスクがあります。
そのリスクをクリアすることがサービスの進化になっていて、ひとが介在しないことでより高度なサービスを提供することがセルフサービスの宿命です。

一方、ホテルのようにひとが介在することによって、居心地、使い勝手を最高の状態にするサービスをめざしている現場もあります。

このようにどちらがいいとは一概に決めることはできませんが、どちらの場合も顧客の感情をよりよいものにすることが宿命づけられています。
この現象は、競争社会である資本主義国家の特徴で、社会主義国家に乏しいのは「競争」の有無が影響しているからです。

つまり競争社会ではエチケット、マナーに留まらずサービスの程度が左右し、「より気持ちのいい取引ができるか」が大きなテーマになっています。
意識している、していないに関わらず、このように感情は、人間の営みのすべてに影響していて、自由資本主義国家では社会主義国家以上に感情のコントロールが重要な意味を持ち、人間形成の上でも大きな役割を担っています。

生きるとは、意識している、していないにかかわらず自己表現に他なりません。

ですから自己表現は、ひとの営みのあらゆる機会に生じます。
そして生きている現場、つまり「ひとりの場面も含めて暮らしのすべて」で、考え、思いを伝える、あるいは発露することです。

そしてその全場面に感情の発露があり、自身、他者問わず、さらには動物、植物、ものや行為、ひとがかかわるすべてのことに影響を与えています。

 家族が家で過ごす場合はもちろん、自分ひとりでいる場合にも、こどもが学校で勉強している場合でも、じゃがいも一個、売ったり買ったりする場合にも感情は影響します。

しかも、感情はコロコロ目まぐるしく変わる複雑で、当の本人にも判りにくいものです。
実は人間は、他者との間で、自分でもはっきりしない自分を相手に伝えるという大変な作業をしているのです。


 感情処理能力の影響は計り知れないのです。
 感情を制する力は、自分と自分の周囲のひと、一過性のひとも含めたすべてのひとの人生に影響を与えているのです。


感情はどこから来るのでしょうか。

ひとはひとりひとり違いますが、なぜ違うのでしょうか。
たとえばモチベーションの高いひとと低いひとはなにが違っているのでしょうか。
モチベーションの違いは知識の違いが大きく影響しています。
なにかに取り組む場合、取り組むメリットとデメリット、取り組まないメリットとデメリットを意識の有無を別にして合理的に考えます。
このときどこまで合理的に考えることができるかは、知識と記憶のすべてに影響を受けます。ひとは知らないことは考えようがありませんので、たくさん知っているほうが合理的に考えることができます。

さらに合理的な結論がアウトプットされる過程で、感情が影響します。
意識の有無に関係なく感情は働き、結論に影響します。

このように生きる意欲は、知識と感情によって違いが生じています。
ひとには生きる構えがあります。
構えは幼少期から自然に身につきます。
さらにひとには、三つの自分がいます。

三つの自分とは、
● 親の心を持った私
● 大人の心を持った私
● こどもの心を持った私
です。

この三つの自分は生きる構えの影響を受けていて、個人によって量的にも質的にも、それぞれ違います。


三つの自分を使ってコミュニケーションしていきますが、さらにコミュニケーションを通して、ライフスキルを身につけます。
ここで、ライフスキルを身につけるのが上手なひととそうでないひとの違いが生じるのは三つの自分の使い方ですが、三つの自分の使い方は基本的な生きる構えの影響を受けています。

ライフスキルを使って、いろんな知識の修得やコミュニケーションをしていきます。
そこでモチベーションを高めたりする機会を持ち、体験を通して、じぶん力を育んでいきます。
ひとは成長に応じて、生涯通して自己表現の場を数多く持つようになりますが、じぶん力が影響することは言うまでもありません。

どんな人生が素晴らしいのか、その優劣をはかるものはありません。
自分が評価を下せばいいことです。

ただし、ひとはそれぞれが生きる権利が認められているので、何人であっても他者の生きる権利を損なっていはいけないルールがあります。
さらに細分化したルールが国家という共同体のもとに定められています。
国家は基本的に自分が誕生した場所ですが、さらに共同体はこまかく分類されていて、ひとは、自分が属する場所への貢献を通して自分を評価したくなる傾向があります。
その背景には安心安全への希求があります。

つまり安心安全の実現は、
生きる構え、三つの自分、ライフスキル、知識・技術、モチベーション(生きる意欲)、生きる力(生き方)によって可能にしています。

感情は、生きる構えにべったりとくっついていて、構えは感情処理の仕方そのものなのです。

じぶん力 ゴールデンルールで自分をブランドにする

  ▲この図のなかに「幸福」が潜んでいます。さて、どこにあるでしょう?

 

感情処理のありかたで、自分のすべてが変わります。
ところが自分の感情がよくわからないということが普通に起こってきます。
なんだか判らないが、ムシャクシャする、イライラする、ウキウキする・・・。
ひとは知らないこと、つまり意識していないことはできません。
でも、知らないこと、意識していないことでも、やってしまいます。

このことはコントロールできることとできないことの両方を示唆しています。
自分の人生を自分の思う方向へマネジメント&コントロールしようとすれば、
感情を可能な限り思うように扱えることが必須条件になります。


それにはまず知ることです。

知らないことはどんなことでも難しいのは当たり前です。
知らないから難しいのであって、知れば扱うこともできるようになります。


自分の感情を知る作業をするようにしてください。


そして、ひとは感情を知ってもらえるだけで、安心できる生き物であることも忘れないでください。

 


雨の夜。
小さな女の子が、お母さんとふたりで、お父さんの帰りを駅で待っています。
降り出した雨のため、お父さんが雨に濡れないように、
傘を用意して待っています。


電車が入ってきます。
たくさんのひとが改札口に向かって歩き出します。
「お父さんは降りてくるかな?」ワクワクして待っています。
残念、いませんでした。

しばらく待って次の電車が入ってきます。
さっきと同じようにたくさんのひとが改札口に向かって歩き出します。
「お父さんは降りてくるかな?」ワクワクして待っています。
前より期待したのに、残念、いませんでした。

しばらくじて同じように入ってきます。
また、先の電車よりすくなくなったけれど、たくさんのひとが改札口に向かって歩き出します。

女の子は、悲しくなって泣き出しました。
お母さんは、「可哀想に、お父さんがいなくて悲しいのね。大丈夫よ。もうすぐ帰ってくるからね。お母さんと一緒に待ちましょうね。」と涙をふいてあげました。
女の子には、ふたたび笑顔が戻ってきました。
同じ状況で、このとき、「なにを泣いているの、仕方ないでしょう、泣きなさんな」と言ったらどうでしょう。女の子はさらに泣きます。
なぜ?
自分の気持ちを知ってほしいからです。

さらに抑圧すると、女の子の気持ちは死んでしまいます。


 
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とんがるモチベーションの作り方
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自分を好きになる作法


最新 全面改訂版

A4  418ページ

付録 
自分マネジメントハンドブック 
A4  40ページ(PDF配信)

 


はじめに

第一章 ライフスキル
【1】邪魔をしているものを知る    1
【2】ライフスキル 集約した5つのスキル  11
【3】自己効力感  20
【4】やりがい  25
【5】基礎的な力  46
【6】ライフスキルと7つのゴールデンルール  81
【7】7つのゴールデンルール  85


第二章 モチベーション
【1】思うように自己実現ができないのは、どうして?  114
【2】モチベーション  118
【3】目標達成6つのステップ 127
【4】「STEP.2 考えている段階」からSTEP.3へ進むために 130
【5】「STEP.3 達成したい!」にステップアップするために  139
【6】「STEP.4 よし、達成するぞ!」実行の段階  148
【7】「STEP.5 今日は達成した!」持続の段階  156


【主な内容】モチベーションとインセンティブ計画力はマイルストーンで変わる / じぶん力はマネジメントとコントロール /自律心が時間を増量する /目標達成 6つのステップ/ メリットとデメリットで心の整理/達成したいと思うレベル STEP.3 準備の段階 ブレーキをかけるじぶんに気をつけよう/モチベーションを引き出す手順/ モチベーションの基本/ スタートでつまずいた場合/ 目標達成フォローの原則/ セルフ・マネジメントのコツ

第三章 モチベーション要因
【1】モチベーションがうまれる構造  165
【2】知識・技術要因  168
【3】評価・期待要因  171
【4】セルフマネジメント(自律)要因  176
【5】満足・不満足要因  185
【6】エモーショナル要因1  190
【7】共同体・他者期待・価値要因  193
【8】適性要因  196

第四章 感情
【1】なぜ、私は苦しいのか。  198
【2】自分の選択、自分の責任  202
【3】責任と感情  213
【4】感情と境界  219
【5】感情の使い方  229
【6】親密な関係を育む  233
【7】感情と時間  244
【8】集中へのセルフマネジメント  252


【主な内容】結果は偶然ではなく、自分が選んだ結果/ 自分の選択、自分の責任/ 自分の選択であることを知るメリット/ 自己暗示はしないほうがいい/モチベーションを引き出す技術/モチベーションを引き出す人の特長/ 親の心から <具体的、プロセス重視>/ 大人の心から <目的志向、聴き上手、大局を観る>/ こどもの心から <ユーモア>/ 楽観的 <ポジティブ志向> は悲観論者とここが違う/自尊感情と責任の関係/感情の使い方/ 感情を認め合う技術/ 思いを伝える方法/ 感情と境界/ 親密な関係を育む/ できるか、できないか判らないからおもしろい/ 感情に支配されない/ 時間を支配する/したいことが、しなければならないことに変わっていないか/ 自分にできることをできないと決めつけていないか/ 怖くなって集中をやめていないか/ 先ばかり見て、いま起こっている変化を見逃していないか/ 自分の長所を知らずに短所にふりまわされていないか / 自分をコーチングするセルフ・マネジメント/ 焦点をあわせる技術/ 我慢はポジティブなスキル/ 考える技術/ ストレス・マネジメント/ウェイ(WAY)/アサーティブ・トレーニング/ サポートを受ける/ 自分をじぶんの味方にする

第五章 アサーティブ
【1】アサーティブ  278
【2】アサーティブの仕組み  286
【3】アサーション権  293
【4】アサーションに関する3つのタイプ  315
【5】スイッチチェンジ  329
【6】モチベーションを引き出す人  338
【7】三つの人格の使い方で人生は変わる  349
【8】三つの心で動く  360


第六章 じぶんぢから再生プロジェクト
【1】自立する学習  374
【2】自立する仕事  383
【3】自立する結婚/夫婦  389
【4】自立する子育て  393
【5】自立する介護  404
【6】自立する自分  409


おわりに  414


付録 じぶんマネジメント・ハンドブック(PDFでの配信のみです)

内容は予告なしに変わる場合があります。ご了承ください。

「とんがるモチベーションの作り方  モチベーション」この一冊でモチベーションがあがる最大の理由・・・・生きる楽しさと幸福感が身体のなかから噴射してくるからです。

誰だって願いがある。誰だって幸せになりたいと願っている。
とんがるモチベーションにはコツがあります。
モチベーション アップ
全体図
モチベーションアップ
知識・技術要因
モチベーションアップ
評価・期待要因
モチベーションアップ
セルフマネジメント要因
モチベーションアップ
満足・不満足要因
モチベーションアップ
エモーショナル要因
モチベーションアップ
適性要因
モチベーションアップ
共同体・他者期待・価値要因
モチベーションアップ
アサーティブ
モチベーション・テスト

 

 

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