モチベーションを引き出し、引き出したモチベーションを高めてキープする。その仕組みを身につけることで、自己実現の道を疾走する!
自分のモチベーション、周囲の人のモチベーション、モチベーションに悩むすべてのひとに捧げるモチベーションアップの本が誕生。
【10】達成したぞ!モチベーション維持の段階
人は安心から油断をすると行動が変わってしまうものです。
行動が変わると結果も変わります。
結果が悪く変わるとモチベーションも下がります。
モチベーションを維持する段階に入った時、することはひとつ。
直近のマイルストーンの目標と、全体の目標をあげることです。
「もう少し遠くまで行ってみよう。」と思うことと、
「今日はここまでやってみよう」と行動することです。
高望みが効果的ですが、軌道に乗ればスタートほどハードさは感じなくなるものです。
ここらは飛行機と同じです。
飛び上がるときはすごいエネルギーが必要ですが、ある高度に達すると安定飛行に入ります。
この状態がモチベーションを維持する段階です。
強迫観念のスイッチ入れて、安定飛行は事実上ないと考えます。
少しずつ高度をあげるようにしますので、高望みです。
気分転換のすすめはいろんなところで推奨されています。
状況判断だと思いますが、ひとによって解釈も使い方も違います。
ひとには心にも身体にも回復力があります。
回復力のエライところは、回復後は以前よりもパワーアップすることです。
身体能力は加齢と共に衰退します。
衰退は止められないけれど、回復力を使うことで、以前より増す力が衰退の障害となって、結果的に衰退を先延ばしにしていきます。
ただし限度を越すと疲労が蓄積されて回復力を上回るとパワーダウンも起こります。
自分のパワーを落とさないように気をつけていないと気分転換は休息の乱用になります。
(◆「【15】セルフ・マネジメントのコツ」を参照してください。)
自分を甘やかすことは我慢する力を弱めるので、他者のすすめより、ゴールへ向かうプロセスに感性を働かせるようにしたい。
自分の五感を信じるようにしたほうがいい。
それは生きることをおもしろくする方法です。
もう少し行ける、きっともっと遠くまで行ける。
そう思ったときにそれを信じる。
それがモチベーションを維持するコツだと思います。
そう思っていても、ついつい反対に「まあ無理しないでこのへんで」と考えたりします。
嘘があることを自分は知っている。
これが五感を裏切る態度。裏切るほどセンスが悪くなる。
同じ服を着ていても、なぜか、そのひとが表れてしまうものです。
安っぽく見えるひとときれいに見える違いひとの違いはセンスの差です。
センスって結局生き方のことです。
五感は感じなので、理屈ではないけれど、すべての情報の固まりです。
50才のひとのセンスには5才のときの五感の記憶も詰まっています。
自分を信じる裏づけとなる力です。
だから嘘をついてはどんどんセンスは悪くなります。
そう考えたら、「もう少し遠くまで行ってみよう。」と思うこと、「今日はここまでやってみよう」と行動することは、とても楽しいことなのです。
気分転換のすすめを信じないわけではなく、自分を信じたいのです。
レシピ通りの料理と自分のセンスのなかにうごめいている無数の自分を信じて作った料理は、どちらが楽しいのか。
モチベーションを維持するのには、楽しさが欠かせないのです。
こどもは楽しさの名人です。
嘘のない五感で知っています。
だから変に利口に考えすぎないようにするのがいいと思います。あるとき、目標を3倍以上に達成して打ち上げ会を深夜にやっていました。
日を改めたらもっと適切な時間も選択できたのでしょうが、旬を大事にしたい気持ちを選択しました。
夜中の2時から始めて、翌朝7時には普段通りに仕事を始める。
回復力を信じて、その束の間の大はしゃぎ。
トイレで用を足しながら立って眠っている者、食べながら眠ってしまった者、凍結したようなすがた。時間だけが過ぎては行くけれど、それはまさしく、いまこの瞬間、眠っていますの光景。
モチベーションをきしませて使い果たした光景は、ひとりひとりに限りなくロマンティックです。
攻撃は最大の防御なり。
直近のマイルストーンの目標と、全体の目標をあげて、良い行動を習慣化して経験を感覚にどんどん落とし込むようにします。