サービス業が伸びないとなかなか日本の経済(内需)はよくなりません。
その一方で、「管理者」への残業代不払いの問題などサービス業には頭が痛い問題も山積。
さらにサービス業には「きつい」「汚い」「危険」の問題も解決しないままのところも多いようで、人口減のトレンドにあってますます求人難は続くことになります。
あなたの会社がどうかはともかく、よく 求人に際して「誰かいないか」という言い方をよく耳にします。
「誰かいないか」は、他の誰でもいいニュアンスを含んでいます。
「こんな人はいないか」という言い方には、他の誰でもが容易に身代わりできないニュアンスがあります。
このように、求人する側の姿勢に、人に対する想いの違いがあります。
その違いは、自分たちの仕事の仕方そのものなのです。
そして、その違いは、仕事を通して採用した側に必ず跳ね返ってきます。
すべての結果は、自分たちの選択した仕事の仕方、つまり行動によってのみ、もたらされるからです。誰でもできる仕事であるなら、その程度です。
その程度のことでいいなら、その’程度ですまさない相手を競争したら、負けるのは当たり前です。
しのぎを削る会社や店は競争のど真ん中にいることを忘れてはいけません。
敗北という結果は、「誰かいないか」という人によってもたらされ、
勝利の結果は「こんな人はいないか」という人によってもたらされます。
たとえそれが誰でもできることであっても、それではいけないとして、誰でもができない領域を求めるのが「けんか腰」です。
そんなことできないとムキになるのは「逃げ腰」です。
競争中に逃げたら終わりです。競争になりません。
どんなふうに競争するのか、目に見えないけれどルールがあります。
立つ位置でルールは違ってみえます。
邪道も正当化できます。王道も邪道になります。
ですから、市場では入り乱れて、なにがどうなのか分らなくなったりもします。
そんなときは「原点回帰」です。
ところが人によって原点の解釈も様々というのが実態です。
そんなときは、人間を観ましょう。
人間は「あなたは大切で存在している価値がある」というメッセージを、絶えず求めているものです。
それが満たされないと、元気がなくなり、心も身体もおかしくなります。
それは、生産者も消費者も同じで、すべての商品もサービスをそれを満たすためにあります。
だから人間を粗末にするようなメッセージを発信する生産者は、当たり前のように自律心に無関心な人が許される世界を作りだし元気のない烏合の衆を創りだします。
それは商品やサービスを手にする人の存在を否定しているもので、人を軽くあつかうメッセージに他なりません。
こうしたメッセージを受けるほど人はダメージを受けます。こんなメッセージには、誰だってダメージを受けます。
特に幼児期のダメージは明白で、早期に麻痺してしまいます。
「おなかを空かしているようだけど」「あれでも食べさせておけば」
この空気は、・・・・「誰かいないか」とよく似ていますね。
「誰かいないか」という求人態度と「こんなもんでいいでしょ」という姿勢は同じところから発信されたもので、隠しようがありません。
私たちはこうして自律心を失うことによって、自分と周りの人を疎外しています。
現代は、人々が自分の仕事を通して、自分たち自身を傷つけ、目に見えないボディーブローを効かせ合う悪循環が、長く重ねられている気がしてなりません。
その一方で、丁寧に時間と心がこめられた仕事があります。
仕事の仕方、つまり働き方が違います。
なにより驚きをもって目を引くのは それら優れた仕事が彼らにとって、他の誰にも肩代わりできない「白分の仕事」になっている点です。
それは、自律心との格闘によってなし得たものです。
たとえば、白鵬と朝青龍の互角決戦が人の心をとらえたのは力の出し惜しみがなかったからです。
イチローや玉三郎の仕事モ同じです。
彼らの仕事にこれで一丁あがりという姿勢、こんなもんでいいでしょうという力の出し惜しみは見当たりません。
そのような仕事は、無名なひとのなかにこそ、たくさん見つけることができます。
彼らのような仕事に触れると、私たちは嬉しくなります、なぜでしょう?
それは、彼らの働き方に、人を大事にする姿を感じるからではないでしょうか?
そして、これがもっとも重要なことなのですが・・・・
力の出し惜しみをしないことが、まっすぐに人の幸福につながっているという事実です。
「誰でもいいから儲かるようにやってくれたらいい(テキトーにやってくれたらいい)」という姿勢は人を不幸にし滅ぼし、会社を滅ぼします。
反対に、力の出し惜しみは許さない、しない、させない、つまり人を幸福にするという強い意志とメッセージを含んだ会社は残って行きます。
なぜならそれこそが、すべての人が求めてやまない存在価値の確認そのものだからです。でも人はそれに気がついている人は少ないのです。
それを気づかせることが私たちの仕事といえます。
「こんなもんでいいでしょ」ではなく、出し惜しみしないことによって伝わります。
求人とは、その入口であり、人材育成はそのプロセスです。
その土台には、いつも大きなテーマがあります。
「なぜ、働くのか?」
なぜ働くのでしょうか?
この世界は一人一人の小さな「仕事」の累積で成り立っているからです。
結果とはいつも行動によってもたらされた結果です。
結果としての仕事に「働き方そのもの」が含まれるのなら、「働き方」が変わることから、私たちの暮らす世界が変わる可能性があるのではないでしょうか?
多くの人が「自分」を疎外して働いた結果、それを手にした人をも疎外する社会が出来上がります。
それは、逆の成果も同じ構造で生み出すこともできるということです。
よくなる構造も悪くなる構造も構造そのものが違うわけではなく、働き方の違いなのです。
仕事中の自分の存在価値は、力の出し惜しみがない働き方によってのみ認められます。
当人にとっては自分を忘れた状態です。無我夢中の状態です。
つまり、自分の価値に云々することは、力の出し惜しみ状態にあると思って違いないと言えます。
ですから、自分の価値を認めてくれと要求したとき、概ね逆の評価しか受けられないのは、そういう理由からです。
仕事をしているときは、自分の存在価値より、お客さまの存在価値を優先し、自分も生活者になったときに存在価値を大切にしてくれる企業や店を選ぶようにすれば、私たちの暮らす世界は変わっていきます。
世界がより人を大事にする方向へ変わる方法はどこか違った場所や国会議事堂にあるわけではありません。
そのスイッチは、私たち一人一人の手許にあるのです。
「誰かいないか」ではなく、「こんな人はいないか」と尋ねます。
たとえどんな人にできる仕事であっても、どのようにするのかは自分たちが決めることです。
なにをするかより、どのようにするのかこそ大事なのです。
あなたにとって「こんな人」は、どんな人でしょうか?
そして、「こんな人はいないか」と尋ねるあなたは「どんな人」でしょうか?
求人はそこから始まります。
まずそこを整理して、打つべき手を打つようにします。
具体策は状況を詳しくお聞きした上で、メールでお知らせします。
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