時間管理、目標管理(目標設定)が思うようにできないという方が実は圧倒的に多い。
裏を返せば成功の秘訣は、時間管理、目標管理を制することにあると言えます。
ここでいう成功とは、
個人が希望する成功のかたちと解釈していただいていいでしょう。
時間管理、目標管理を制する上で、 もっとも大きな課題は感情的な行動をしないことです。
感情対処が間違っているために、 「 決めたことはできるまでやる」、「 いまこの瞬間に集中する」
つまり、根気や集中力の大きな障害になっています。
このもとになっているのはライフスキルです。
ライフスキルには、全部で10のライフスキルがあり、 10のライフスキルを統合して5つのライフスキルにまとめられます。
5つに統合しても、それぞれ相互補完の関係にありますが、 やはり5つのライフスキルのなかでも、ストレスマネジメントスキルが重要です。
しかし、ストレスマネジメントスキルを希望通りにマネジメントしていくには、 自己認識スキルが最初の入口になります、
自己認識スキルは自分の感情を知るスキルです。
それはそうなのですが、私たちは暮らしています。働くことが欠かせません。
だから学問的に追求するより、毎日の生活のなかで変革を起こしたい。
あなたがこのままではイヤだと思っているのか
あなたがこのままではダメだと思っているのか
ちょっとした違いなので、どちらでもいいと言えばどちらでもいい。
これは私のセンスでこだわっているだけのことですから、 あまり深く気にしないでいいのかも知れません。
それをあえて私がこだわっているのは、イヤだというのはダメだという思い方より、 より能動的で、自分の気持ちだと思うからです。
「イヤだ」と思うのに比べたら、 「ダメだ」は受動的な側面があるように思えるからです。
「ダメだ」は他の人と比較しているのかも知れません。
誰かの尊敬に値するような話を聴いて心の琴線に触れたからかも知れません。
どっちにしても、自分は変わりたいと思っているなら、変われないわけがない。
これは本当のことのなのです。
そのもっとも分りやすいと思う事例があります。
私はタバコをやめるのに3度挑戦しました。2回は悪戦苦闘で、成果なし。
3度目は何の苦もなく一瞬にしてクリアできました、
どこが違うのか
成功しなかった2度の挑戦は、 自分がやめたがっているという気持ちに注目するより、 喫煙を我慢しているという感情にばかり注目していました。
我慢しているばかりに注目して、やめたいという気持ちに注目しなければ、 苦しいのは当たり前です。
吸いたい、吸いたいが意識に昇ってくるのを抑圧することに苦戦の連続。 3度目は、喫煙を我慢しているという感情に注目したときに、
自問しました、止めたいのか、止めたくないのか、どっち?
答えはひとつ。
「止めたい」「だったら吸わない方がいいよね」これだけです、
この繰り返しが3度くらいありましたが、苦もなくクリアしました。
それ以来、一度も吸いたいと思ったことはありません。
だって、止めたくないのに止めたいなんて考える人いませんよ。
私は、どんな依存症もこれでクリアできると思っています。
実際に、その他の依存症の方から相談を受けて、じっくり話し合い、 意識がぶれないようにして取り組んでもらった方は、
一瞬にしてクリアしてもらっています。
余計なテクニックや道具は必要としません。
そういうものを使うほど「我慢」を意識して、 止めたい気持ちから遠ざかる皮肉な結果になる。
自分が止めたいのだから、我慢するわけではないのです。
吸わないことが自分の思い通りの行動なのです。
じっくり話し合うのは、自分がどう思っているのか、 自分の気持ちを整理してもらうためです。意識をはっきりしてもらうためです。
つまり、時間管理、目標管理(設定)の問題も、感情への注目のあり方なのです。
自分にそれをやりたい気持ちがあって、 その気持ちを自分が見捨てないようにしたら、自分に正直になればいいだけです。
自分に正直になるのだから難しくない、
ところが、自分は我慢して、それをしようと自分で思い込んでいる。
そんなことはない。
もしイヤイヤするなら自分で考えたり、できないといって悩みませんよ。
自分の希望が、自分で分っていない。心の整理ができていないからです。 ひとはいろんな悩みが発生する。
道を歩くだけでハラの立つことが起こってくる。
スーパーのレジに行くだけで、ムカムカすることがある。
しかし、そのイライラ、ムカムカは、プンプンするほどのことではない。
考えて仕方のあることではない。
マナー違反は放置できないけど、それを変えたいなら、 もっと自分らしくアプローチすることを考えたほうがいい。
あなたの仕事を通じてアプローチすればいい。
いまはその時のために放置する。でも、きっと仕事を通じてアプローチする。
それがマナー違反に対する私のリベンジ。 だからいまは、自分の希望を実現する。
そのために気持ちを安定させる、ムダに波立てない。
北京オリンピックのNHKテーマ曲にひっかけていうなら、
いちばんきれいな色ってなんだろう
いちばん光っているものってなんだろう
あなたのギフト、それはあなたの自分へのおもいやりなんです。
自分の正直に反応してあげられないのはどうしてでしょうか?
一生懸命思考して行動するつもりの大事な行動より、 どうでもいい感情に注目してしまうからです。
感情が思考も行動もぶっとばしてしまう、
それを許しているのは、「あ・な・た」。
あなたは思考する、
幸福になるために、成功するために、脳を使って思考する。
そして決意する。
ところが行動段階になると、脳を使って思考したことより、感情に注目する。
感情はかたちがありません。
目の前にある伝票を整理する時間は計算できます。形があるからです。
目の前にある食べ物を食べるのには限界があります。形があるからです。
形のない感情は無制限です。
無制限なものはいくらでも使えます。
いくらでも使えるものは依存症と同じ構造をしています。
際限なく使えます。
その罠に墜ちない。
形のないものは悪くても、良くても、際限なく使えます。
それを用心深く乗り越えて、形のない意欲を使えるようにする。
意欲は際限なく使える。
どうですか、同じ場所に同じように暮らして、 際限なく感情に振り回されるか、際限なく意欲に乗って楽しむか、
その選択ができるのは、「あ・な・た」だけ
今日、伝票の整理をするって決めるとします。
こういう仕事が苦手なひとがいます。私なんかもそうです。
それでもする必要があれば、好き嫌いを言っていられない。
だから何時になってもやらなければ仕方がない。
仕事とはそういうものです。
そこで、効率的に進めるために、脳を使います。
頼りになるのは脳と身体しかありません。
まず成功に必要なことを優先的に実行できる状態を作る。
スケジュール管理、時間管理の力を借りるようにします。
声を国際的に恥ずかしい選挙カー以上の大きさにして訴えますが、 優先順位はもっとも重要な問題です。 生きるとは、「時間の使い方」そのものです。
「あなたの時間の使い方」は「あなたの生き方」そのものです。
優先順位にこだわるといっても難しい話しではなく、 BACK TO TGE SCHOOLです。
小学生の頃の戻りましょう。
1時間目、2時間目、3時間目とあるでしょう。あの要領です。
自分で時間割を策定します。
スケジュールとは言わないで「時間割」。
1時間目に雑用を持ってくる、あるいはいやな仕事(作業)’を持ってくる、 またはもっとも優先して進める仕事(作業)を持ってくる。
それはずべて自分の選択。
なにがいいのかは個人の生活リズムで変わってきますので、 自分に合うやり方を選択します。
どこにいても、どんな仕事をしていても、
要領は学校に行って、時間割をこなしていく要領です。
違うのは先生も生徒も自分であって、時間割を決めるのも自分だという点だけです。
因に私の場合の原則は、2時間1単位の構成が基本で、 さらに分解して10分単位としています。
睡眠時間を差し引いて、1日は16時間構成ですので、8単位が基本。
絶対にしたいことやすることには複数の単位を当てます。
食事、洗濯などもろもろは、いくつかの要件と組み合わせて1単位にします。
そして1週間のスケジュールを作成します、
基本パターンが3パターンほどできますが、あとは当てはめるだけですので、 スケジュール策定に時間は要しません。
さて、一番の問題は、決めたことを実行する。すべてはそこにあります。
気分は、小学生になります。
なにも考えずに学校に生きますよね。
ベルが鳴って席につく教科書とノート開いて先生の話しを聞き、 必要に応じて鉛筆を走らせる。
ベルが鳴るまで続き、少し休憩があって、またベルが鳴り始まる。
3日坊主というのは、登校拒否した挙句に自主退学しているようなものです。
勝手な理由、つまり忙しいといいながら、学校に行かない。
あるいは勝手に授業をボイコットする。
どうして、そんなことになるのか、感情処理のまずさが習慣になっている。
その問題を考えることは大事であっても、実はあまり意味がありません。
習慣は行動で変えた方が早い。
一番重要なことは、ひたすら時間割を守ること、ひたすら守ることです。
優先順位をつける理由は、大事なことに時間を使うためです。
順位だけつけても意味ありません。
必ず重要なことに時間を使ってください。
とにかく、優先順位をつけてください。
時間割を作り、そして考えないことです。ひらすら実行する。 24時間しかないので、その範囲で調整するしかないのですが、
小細工にあれこれ考えるのではなく、実行できるように考えて、行動してください。
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