このグラスの中の水、「もう半分しかない」と思いますか、「あと半分ある」と思いますか?
事実とは認識する人の意識で全く違ったものになる
という事例です。
認識を変えると行動も変わります。行動が変われば結果も変わります。
しかし、認識を変えると行動も自然に変わるかというと、そうはいかないことに注意が必要です。
認識を変えると行動も変えるために、スイッチチェンジを使います。
うまくいっていない状態を、望む結果を手に入れる状態に変えるためにスイッチチェンジは、欠かせない作業なのです。
「もう半分しかない」と認識したことを「あと半分ある」に変えるのも一例です。
しかし変えたからと言って、結果が変わることはありません。
結果が変わるのは行動を変えるからです。
▼さて、ここからが重要です。
モノの見方を変えるとは、 行動を変えるために認識を変えるということであり、それには必ず、なにをどうするかという付帯的なプランが付随していないと、モノの見方が変わったと言ってはいけないのです。
たとえば、私たちは目標達成のためになにをしなければならないかについておおむね知っています。
しかし、ナニをしなければならないと、そのためになにをどうするかということは似ていて違います。
「そのためになにをどうするか」が分かっていないと行動ができないのです。
私たちはlこうして意識と行動がバラバラに解体された状態で、方向性だけは合っているというカオスに陥ってしまいます。
「あと半分ある」「もう半分しかない」と意識したときに、ではどうするの?という質問を投げかけ、その質問に誠実に回答しなければなりません。
「あと半分ある・・・・それを活かすには、今日から100件のアプローチをする」というようにつながってスイッチチェンジが成立します。
「あと半分ある・・・・だから頑張れ」と言うのは、「もう半分しかない・・・だから頑張れ」と言うのとなにも変わりがありません。これではスイッチチェンジになりません。
「もう半分しかない・・・・それを活かすには、今日から100件のアプローチをする」という言い方にはなりませんが、「あと半分ある・・・・それを活かすには、今日から100件のアプローチをする」という言い方はあります。
このように、ナニをしなければならないと、そのためになにをどうするかがあるのが、スイッチチェンジであって、だからスイッチチェンジは力を発揮します。
スイッチチェンジのスイッチをどのように入れるか、分かっていただけると思います。
▼ここから、さらに重要なこと
スイッチチェンジは、必ずふたつの回答を用意するようにします。
ひとつは建設的な意見。
もうひとつは建設的な意見の邪魔をするようなことをしない意見です。
この2つが揃って スイッチチェンジのスイッチが入ります。
▼スイッチチェンジについて、もう一度、おさらいします。
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事実を認識する際、いろんな認識ができるが、目標達成に最も最適な認識を選ぶ(=なにをしなければならないか)
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- 併せて、それを邪魔しない行動を決めて実行する
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