プルー・クリスマスさ
君がいなければ
ブルーな気分さ
君を思って
緑色のツリーに飾られた
赤いデコレーションも
どことなくいつもと違う
君が一緒にいなけれぱ
そしてブルーの雪が
降りだした時
悲しい思い出が
少しずつよみがえる
*きっと君は楽しく過ごす
このホワイト・クリスマス
でも僕にとってはブルー
ブルー、ブルー、ブルー・クリスマス
*くり返し
「ブルー・クリスマス」というタイトルがいい。
英語でいう青色で、ブルーデーつまり生理の日の意味でも使われる。
憂鬱な、陰気な、という意味もある。
「ブルー・クリスマス」・・・ホワイトに対してブルー、憂鬱なクリスマス、それをロックンローラーがやると、素直じゃないと思わせる。いかにもという感じが楽しい。
<ブルー・スエード・シューズ>が脳裏を歩く。
こちらは青のブルーだが、やはり憂鬱さを含んでいる。
「悲しもうが、どうしようが、かまないでくれ」ピリオドを打ったとき、イルミネーションは内なる魂を照らす。
どんな状況であれ、その解釈は本人次第。恋人のいないクリスマスをチャンスととらえるのも自分の判断。憂鬱に暮らすも自分の選択。
エルヴィス・プレスリー
当時、新しい価値観と古い価値観にロックとバラードという形で、自分を引き裂いて、その狭間から、喜びや悲しみを矢のように射ち込む力強さの魅力。
加山雄三が次から次へとヒット曲を飛ばした歴史を思うと、グループサウンド以上にJーPOPに与えた影響は大きい。その加山雄三にエルヴィス・プレスリーがダイレクトに影響を与えたのは周知の事実。
50年以上の歴史の向こう側とこちら側。
現在のJ-POPは詩なのだ。つまりバラードだ。
洋楽よりもJ-popが受けるのも響く言葉を求めているからだろう。
歌詞にあらわれない情感に人の心の機敏がある。
バラードにおけるエルヴィス・プレスリーの本領は、そこにある。
そして、人間はいまでもそうだ。
それが分る人でありたいし、あってほしい。
ブルー・クリスマスを選ぶのもいい。
さらにエルヴィス・プレスリーのブルー・クリスマス
http://www.genkipolitan.com/elvis/best02/best02_51.html
I'll have a blue Christmas
Without you
l'll be so blue just thinking
About you Decorations of red
On a green Christmas tree
Won't be the same dear
If you're not here with me
And when those blue snow flakes
Start falling That's when those blue memories
Start calling
*You'll be doing all right With your Christmas of white
But l'll have a blue
Blue blue blue Christmas
* Repeat