サンタが町に来る
SANTA CLAUS IS BACK IN TOWN
クリスマスだぜ、ベイビー
空から雪が降っている
クリスマスだぜ、ベイビー
空から雪が降っている
いい子にしてなよ
サンタが町に戻ってきた
トナカイのひく橇に乗ってるわけでなく
背中に袋もしょってない
代わりに乗りつけてやるぜ
でっかい黒のキャデラック
*クリスマスだぜ
かわいいベイビー
空から雪が降っている
いい子にしてなよ
サンタが町に戻ってきた
靴下をつるして
明かりを消せば
サンタクロースが来るぜ
今夜、おまえの煙突から
*くり返し
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● サンタが町で自由を配る
エルヴィス・プレスリーにとって、最初のクリスマスアルバム「エルヴィス・クリスマス・アルバム」は、まだ誕生して間もない新しい音楽、ロックンロールが若者に悪影響を与えるという論争の真っ只中に1957年にリリースされました。
それにふさわしくオープンニングを飾ったのは、ジェリー・リーバー&マイク・ストーラーのコンビ。<ハウンド・ドッグ><監獄ロック><ラヴィング・ユー><ラブ・ミー>などRCA初期にエルヴィスが放ったメガ・ヒッツ・コンビの作品にして、強烈なブルージーなナンバー<サンタが町に来た>です。
これより、およそ10年後の作品となる、エルヴィスの名盤中の名盤として名高い「エルヴィス・イン・メンフィス」につながるR&Bな味わいは、何度聴いても、「すごい」と唸ってしまう、これぞ!エルヴィスの雰囲気に満ちています。
また71年のクリスマスアルバム「初めてのクリスマス」に収録された<メリー・クリスマス・ベビー>と共に、甲乙つけがたいブルースナンバーとなっています。
さて、なにがすごいのかと言いますと、圧倒的なパワーで音楽をひきずっていくパワーと、エルヴィスならではの独特のブラッキーなフィーリングです。
ブラッキーなフィーリングとは、ひとことで言うと黒人的雰囲気です。しかしこれだけでは誤解を招いてしまいます。
現在ではR&Bに傾倒した白人ミュージシャンは多く、みんなそれぞれにブラッキーなフィーリングを発散させています。
しかし、エルヴィス・プレスリーのそれは、それらと明らかに違います。
R&Bを巧く演奏する白人ミュージシャンなら、いまではたくさんいるでしょう。
しかし、エルヴィスは「白い」のです。思い切りブラッキーで、思い切りホワイト。黒人的なものをやればやるほど白い。反対に白人的なものは黒くなります。
R&Bを完全に自分の音楽として、オリジナルなものにした上で白人の音楽に昇華させている点が、他を寄せ付けません。
エルヴィスのように自由の香りが漂う演奏にはお目にかかれません。
<サンタが町に来た>を聴いていると、エルヴィスのシャウトと共に、どんどん自由な気分になります。シャウトが固定観念をぶちぎっていくのです。
さらに、エルヴィスは、聴く者の感動を無視して、それ以上に、どんどん、自由になっていきます。
音楽を引きずっているようですが、実は音楽の上には自由が乗っかかっていて、自由をひきずっているのです。
もっと言うと、サンタの背中にある大きな袋のように、ひとりで勝手に背負ってひきずっている感じがします。それがとっても小気味いい。
<サンタが町に来た>や<メリー・クリスマス・ベビー>を聴いていると、「ああ、人間はこんなにも自由になれるんだ」と鳥肌が立つ感動を与えてくれます。
目に見えないものを信じることができる強さ。固定観念に縛られない柔軟さ。
神という名の偉大なエネルギーへの感謝の気持ち。大切なもの大事にしたいと願う祈りの心。それらを自分の心とすることで、解放され、獲得する自由。
温故知新・・・エルヴィスのクリスマスソングには、そんな言葉が似合う。
誤った自由をふりかざす現代にあって、ピュアなエルヴィスのクリスマスソングは、「エルヴィス・クリスマス・アルバム」のジャケット同様に、輝きのある心への贈り物になるでしょう。
■エルヴィス・オン・ステージ〜30th
Anniversary Edition
■エルヴィス・ライヴ・イン・ラスベガス
[LIMITED EDITION]
■バラード2
/ 好きにならずにいられない(ムーヴィー・ヴァージョン)収録
▼メルマガ「死ぬまでに聴きたいエルヴィス・プレスリー100曲」発行済み作品
Rockin'
Across Texas [from UK] [Import]
ディスク: 1
1.See See Rider
2.I Got A Woman /Amen
3.Love Me
4.Trying To Get To You
5.All Shook Up
6.Love Me Tender
7.Hound Dog
8.Fever
9.Polk Salad Annie
10.Why Me Lord
11.Suspicious Minds
12.Introductions
13.I Cant Stop Loving You
14.Help Me
15.An American Trilogy
16.Let Me Be There
17.Heartbreak Hotel
18.Funny How Time Slips Away
19.Big Boss Man
20.Cant Help Falling In Love
21.Interview In Odessa, Texas.
ディスク: 2
1.See See Rider
2.I Got A Woman /Amen
3.Love Me
4.If You Love Me
5.You Gave Me A Mountain
6.All Shook Up
7.(Let Me Be Your) Teddy Bear
8.Dont Be Cruel
9.And I Love You So
10.Jailhouse Rock
11.Fever
12.America
13.Polk Salad Annie
14.Introductions: Early Morning Rain, Whatd I Say, Johnny B. Goode
15.Introductions: Love Letters, School Days
16.Hurt
17.Hound Dog
18.Funny How Time Slips Away
19.Cant Help Falling In Love
20.Closing Vamp
All
Shook Up [Original Broadway Cast Recording] [Cast Recording] [Soundtrack]
[from US] [Import]
1.Overture
2.Love Me Tender
3.Heartbreak Hotel
4.Roustabout
5.One Night With You
6.C'mon Everybody
7.Follow That Dream
8.Teddy Bear/Hound Dog
9.Teddy Bear Dance
10.That's All Right
11.(You're The) Devil in Disguise
12.It's Now or Never
13.Blue Suede Shoes
14.Don't Be Cruel
15.Let Yourself Go
16.Can't Help Falling in Love
17.All Shook Up
18.It Hurts Me
19.Little Less Conversation
20.Power of My Love
21.I Don't Want To
22.Jailhouse Rock
23.There's Always Me
24.If I Can Dream
25.Fools Fall in Love
26.Burning Love
27.C'mon Everybody Encore
All
Shook Up [Best of] [Box set] [from UK] [Import]
1.Blue Suede Shoes
2.I Got A Woman
3.All Shook Up
4.Love Me Tender
5.Jailhouse Rock/Don't Be Cruel
6.Heartbreak Hotel
7.Hound Dog
8.I Can't Stop Loving You
9.Mystery Train/Tiger Man
10.Monologue
11.Baby What You Want Me To Do
12.Runaway
13.Are You Lonesome Tonight? (Laughing Version)
14.Rubberneckin'
15.Yesterday/Hey Jude
16.Introductions
17.In The Ghetto
18.This Is The Story
19.Suspicious Minds
20.Can't Help Falling In Love
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