エルヴィス・プレスリーのファンの幅は広いと思いますが、その中心になっているのは、団塊以前〜団塊の世代でしょう。
エルヴィス・プレスリー登場と共に起こった1956年の一大ブームの時期にノックアウトされた方、その後1960年代初め「ブルーハワイ」のヒットで魅了された方。
レコードと映画の両方で溌剌とした「キング・オブ・ロックンロール」エルヴィスをリアルで体験された方ですね。
映画出演が中心だったけれど、エルヴィスの人気が安定していた「アカプルコの海」「ラスベガス万才」に遭遇した方。
そして60年代終わりに「エルビス・ステージ」でカルチャー・ショックを受けて取り憑かれた方、さらに世界初の宇宙中継「アロハ・フロム・ハワイ」でエルヴィス体験をされた方。
その時期時期で新しいフアンを獲得していたエルヴィス。
アメリカと日本の
タイムラグがなくなったのは、「エルビス・ステージ」頃からでしょうか?
徐々に解消されたものの、1956年のブームは1〜2年のずれがあったようなので、果たしてどのような遭遇をされていたのか、いまひとつよくわかりません。
あの映画「監獄ロック」でさえ、上映されたのは「アカプルコの海」が公開された頃ですから。
「監獄ロック」がアメリカのヒットチャートに鳴り響いていた頃の日本におけるエルヴィス人気はそんなにすごいものでなかったと思います。
まだテレビが浸透していない上にニュース映像も少なかったからでしょう。
そんな時代から、エルヴィスを愛した方も、ご自身が寝たきりになっていたり、あるいは寝たきりの親の看護に明け暮れる日々をお過ごしかも知れませんね。
悪戦苦闘だって少なくない。
そんな毎日にエルヴィスはどう響くのでしょうか?
ゴールデン・ウィークの青空は、どう映るのでしょうか?
どこかに旅行に、温泉でも行きたい・・・だけど看護あるから、仕方ないね」とあきらめることも少なくない。
温泉はあきらめても、自分をあきらめないでくださいね。
自分が本当にしたいことのために、自分を犠牲する力を捨てないでほしいのです。
果たしてエルヴィスに、その力があったのか、なかったのか、見方はいろいろ。
自分のなかのエルヴィスを見て、答えを出すしかありませんね。
でもエルヴィスにはもっとも重要なものだけはあったように思うんです。
お母さんが生きていたら、違った人生を過ごしたでしょう。
それを言っても何もならないけれど、それから学ぶことはできる。
私たちが、温泉に行くのは、なにかの代替品かも知れません。
人ごみの街の映画館、そこで見る映画やレストランの食事、
可哀想だと思える自分への癒しの代替品かも知れません。
エルヴィスは代替品に囲まれて囲まれても、
最後には代替品の代替品のような日々に疲れて病気になったのかも知れません。
だから、思うんですよね。
世間が流す「幸福」「楽しみ」が本当の自分が欲しいものかどうか。
いくら観光しても、外国まで行っても、代替品なら満足はなく、ひとときの自分忘れでしかない。
あなたにとっての「約束の地」はどこですか?
70年代最高傑作として愛してやまない「約束の地」を聴きながら、そんなことを考えています。
「約束の地」はチャック・ベリー作品のカバーです。
しかしエルヴィスのすべてが代替品ではないのを超えて、ここでは最高の旅を誓う。
GET UP!から始まるエルヴィスの「約束の地」は覚醒して人間の声がします。
エルヴィスの仲間も旅を楽しんでいます。
世間のから騒ぎに惑わされずに、どんなにキツくても、「約束の地」をめざしましょう。
さて、約束の地に向かって、その旅の途中に思い出す記憶をどう作るか。
まったく素敵な思い出を作るか、そうでないか
それは自分の選択です。
自分で自分を応援していますか?
自分で自分を応援するからこそ、幸福だと思えるのです。
時々、私たちは誤解しているのです。
なんでも簡単に自分のものにしたり、手に入れているようにみえる人は、それが簡単に手に入るからではありません。
実際は反対で、自分を自分の必要のために、自分を犠牲にできるのです。
実現のために時間をたくさん使いながら悪銭苦闘しています。
自分のものに出来ない人は自分から犠牲という言葉や行動をシャットアウトしようと思います。
小さな権利にこだわるために、自分から、もっとも必要なものを放りだしていないか気をつけたい。
エルヴィスの<サッチ・ア・ナイト>がいつまでもご機嫌なままの記憶にしたのも、
彼女がすてきだっただけではない。メンフィスの闇の仲から自分を応援していたからです。
ある夜のことさ、なんて夜だまったく
素敵な夜だった月がとっても明るくて
ホントに素敵な夜だった
星が夜空を照らす中Oo-oo、
彼女にキスされて恋に落ちずにいられなかった
あのキス、なんてキスだまったく
素敵なキスだった彼女のキスときたらホントに
素敵なキスだったあの唇が僕に火をつける
ああ、思い出すだけで彼女がほしくてたまらない
本心を彼女に預けたあの時
ハッキリと、いつまでも憶えてる
あの夜、なんて夜だまったく
素敵な夜だった夜明けと共に
恋に落ち夜はすっかり消えていた
あのキスは永遠に忘れない
月明かりの下でのキスOo-oo、
なんてキス、なんて素敵な夜
ある夜のことさ、なんて夜だまったく素敵な夜だった
夜明けと共に恋に落ち夜はすっかり消えていた
あのキスは永遠に忘れない
月明かりの下でのキス
ハッキリと、いつまでも憶えてる
*あの夜、なんて夜だまったく
素敵な夜だったキスをしたら、
恋に落ちずにいられなかった
* くり返し
あの夜、なんて夜だまったく
素敵な夜だったキスをしたら、
恋に落ちずにいられなかった
でも、彼女はもういないそうさ、
あの娘はもういない
あの夜明けと共に
僕の恋も消えたのさでも、
夜が明ける前までは
そう、夜が明ける前までは
あの夜明け前までは
Oo-oo、oo-oo、oo-oo、oo-oo
まったく素敵な夜だった
疲れたら<サッチ・ア・ナイト>で自分を応援しましょう。
It was a night, oo-oo what a night it was It
really was such a night
The moon was bright, oh how bright was
It really was such a night
The night was alight with stars a ~ove
Oo-oo, when she kissed me l had to fall
in love
Oh it was a kiss, oo-oo what a kiss it
was
It really was such a kiss
Oh how she could kiss, oh what a kiss it was
It really was such a kiss
Just the thoughts of her lips sets me afire l reminisce
And 'm filled with desire
* But I gave my heart to her in sweet surrender
How well I remember, l'll always remember
Oh what a nlght, oo-oo wnat a nlgnt It
was It really was such a night
Came the dawn and my heart feel in love
And the night was gone But l'll never forget the
kiss
The kiss in the moonlight
Oo-oo svch a kiss, such a night
It was a night, oo-oo what a night it was
It really was such a night
Came the dawn and my heart feel In love
And the night was gone
But I'll never forget the kiss
The klss in the moonlight
How well I remember, I'll always remember
.......
クライマックスに向かって、
歌詞を超えて、
闇を裂く電撃!ギンギン!
ロックの夜に
エルヴィス降臨!