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OJTが活用されにくいのと同じで、従業員の能力開発や創造的な開発に力を入れるより、値下げする方がコストがかからない場合が少なくありません。
これも「○×○組合」とか「談合」の衣替えバージョンで親切心と合理性の結果といえなくもありません。
競争力の点で、最初は値下げする方がコストも安くつくのでどんどん行きますが、やがて打つ手がなくなることも少なくあります。

競争力で上位にある会社は下位を撃退するために活動しているけれど、同時に業界外部も観ています。開発にも力を入れています。
外部を向いて競争していたら相対的な競争では満足も安堵もできなくなるので、それが絶対的な強みを希求することになり、競争力、成長力、強くなる源泉になります。
下位は上位と業界内の相対的な競争に苦心します。
業界内の競争だから相対的な競争で勝っていたらいいと考えてしまいます。
合理的です。他から参入してこない限り、それでいいと錯覚します。

開発をしてこなかった 下位にいる会社は淘汰されてしまいますが、その原因は相対的な競争に終始するからです。
あれこれ手を出さずに集中するドライ商法であれば、相対的な競争でいいと思うかも知れませんが、どんな業界のユーザもいろんな業種、業界と関わって仕事をして暮らしています。
多様な比較をもとに判断するので、相対的に一番ではいいとは言えません。

気をつけたいのは、 同じ発想が社内のモチベーションにも反映されることです。
日常的に内部、業界内を基準にしてして。しかも地域内限定みたいなことになるので、ますます井の中の蛙になることを”めざすレベル”にしていることに気がつきません。
個々の競争力が不足してくるようになります。
常に会社外、業界外を見つめる習慣を忘れないようにしたいものです。

因に、気になることをメモ書きしただけでも、次のようなことが続々と思い浮かびます。

    • 現在の仕事が好きだ。
    • 現在の仕事は自分に合っていると思う。
    • 自分の考え方や望む生き方に適した仕事だ。
    • 自分の経験を生かせる仕事だ。
    • 自分の長所が発揮できていると思う。
    • 仕事中は時聞を忘れ没頭することがある。
    • 挑戦的な課題、目標を自分で立てることができる。
    • 仕事において自分の考えを積極的に表現できる。
    • 新しい企画・アイディアを出すことができる。
    • 学ぶことがたくさんあり、自主的に学ぶことが楽しい。
    • 仕事をしていると休暇はあまり気にならない。
    • 給料は多いに越したことはないが、没頭出来ることを大切にしたい。
    • 仕事上で必要な知識や技術を身につけている。
    • 難易度が高いと思えることでも積極的に取り組んでいる
    • なれていないことでもチャレンジできる
    • 専門分野だけでなく一般教養も身につけるようにしている。
    • 計画性をもってスキルアップをしたいと思う。
    • 時間的、心理的、費用的なリスクも気にならない程度だ。
    • 職場でのコミュニケーションは良い。
    • 仕事で困ったときには相談できる人がいる。
    • 上司との関係は良好である。
    • 上司、周囲の人たちから期待されているのがわかる
    • 期待された成果を達成できる
    • 仕事の成果について適切な評価を受けている。
    • 職場で自分の意見が通ることが多いし、通るように自分を高めたい。
    • 仕事のやり方を自分で工夫できる。
    • 上司から指示・命令がなくても仕事をすすめることができる。
    • 感情的にならず目的を達成できるようにできる。
    • 自分の役割を果たせるスキルを高めたい。
    • 他者からの批判も好意的に受けとめることができる。
    • お客様や周囲の人から感謝されることがある
    • 職場や関係先に尊敬している人がいる。
    • パートナーや家族など身内に仕事の話をよくする。
    • パートナーや家族が自分の仕事に理解してくれている。
    • 自分の仕事は社会的に重要な仕事だと感じている。
    • 高いと感じる目標であっても客観的に考えて取り組める。
    • 仕事の能力がアップしている感触がある。
    • 仕事を通じて人間的な成長の実感がある。
    • 仕事、職場には自分を活気づける好ましい緊張感がある。
    • 仕事をやりとげたときの達成感には代え難い喜びがある。
    • 仕事を通じて感動する機会がある。
    • 不足を発見したときにはこれでまた自分が進歩できると感じる。

このような問題を、ひとつづつ最適化していくことが本質的な競争力強化の礎です。

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