モチベーションがうまれる構造
モチベーションはどこからやってくるのか?分っているようでナゾが多くあります。
机上の理論ではなく、実際に仕事の現場で、しかもトップマネジメントだけでなく、末端のスタッフ、パートナー、それもマネジャーはもちろん大学生・高校生アルバイターなどと数多く接して、様々な問題をダイレクトに解決してきたコンサルタントの立場でご説明します。
▼モチベーションがうまれるスタートから考えてみましょう。
ひとには、幼少の頃から育つ過程で身につける生き方の構えがあります。
基本となる生き方の構えには、4つのパターンがあります。
自他ともにOK(肯定)、自分はOK、他者はNO、自分はNO、他者はOK、自他ともにNO(否定)の4パターンです。
生き方の構えによって、ライフスキルの身の付け方が変わってきます。
一方で、ひとは誰でも三つの私を使い分けながらコミュニケーションします。
▼モチベーションと三つの私。
三つの私とは、親の心(保護的な親と厳格な親) 、大人の心、こどもの心(無邪気なこどもと従順なこども)。
生き方の構えは、ライフスキルや三つのわたしの使い方に影響を与えます。
三つのわたしの使い方を間違えるとコミュニケーションはうまくできません。
するとライフスキルも理想的なかたちで身につけることが難しくなります。
▼モチベーションとライフスキル
ライフスキルが不足していると、いろいろ弊害がでてきます。
ひととの関係で、境界が曖昧になったりします。自分に対して否定的になるからです。
否定的になるとアサーティブすることが減る代わりに境界の乱れは激しさをまし、人間関係はこじれます。
本当は傷つけたくないひとを傷つけたり、側にいてほしいひとを遠ざけてしまいます。
やりたいことをしないように選択して、自分の人生から自分をどんどん消していきます。
遠い日、夕日よりもきれいに微笑んでいた砂場遊びの名人は消しゴミ使いの名人に変身することで、居場所がなくなる虚しさと悲しみがまとわりつきます。
ネガティブな感情は、傷つくことを怖れ、ひととの間に壁を作ってしまいますが、それも自分では気づかず、こどもの頃には、瑞々しいものだった感情も鈍ってきます。
考えても仕方のないことを考える機会が増え、感情的な行動が多くなります。
▼モチベーション
大事な場面で、モチベーションを引っ張り出して高くするにも、できない、無理と思うことが増えます。
モチベーションがひくいと、したいことができない、あるいはしたいことをしようとしない現象が表れます。あきらめグセがつき、そのうっぷんを関係のない他者に向けて境界を越えて投げつけてしまいます。
周りのひとにしたら。いい迷惑ですが、じぶんではそれさえ分からなくなります。
椅子に腰掛けて、新しい空気を胸いっぱいに深呼吸。
息を腹から出したら、少し休憩。
それは誰かの力でそうなったわけではなく、自分がした選択の結果。
だから、選択を変えれば、いまより違う場所へ行けることを考えてみましょう。
無力なこどもの頃の自分ではなく、いまの自分を取り戻す。
目標を持って達成にチャレンジします。
そのプロセスを通じて、じぶんの力を発揮します。
気分を変えて、思いきり頑張らないと達成できないくらいの目標が丁度いい。
自分の潜在力を引き出せるからです。
でも、なれていないと、できない病が顔を出すので、適当なバランスをとりながらストレッチ・ターゲットにチャレンジするのもいいようです。
上限も下限もありません。
すべては自分の選択です。
▼モチベーションとマネジメント
マネジメントとコントロールを使って達成に向かいます。
自分をマネジメントするとは、自分をケアすることも含んでいます。
達成のためにあの手、この手と全知全能傾けて、打てば打つほど楽しくなるので、プロセスを楽しみようにしましょう。
ネガティブなひとはそう思いませんが、どっちにしてもやる前のことですから想像にすぎません。だったら、楽しい想像したほうがいいのではないでしょうか?
見たものは信じる。どっちを選んでも、あなたの想像が現実になるだけのことです。
でも、忘れないでください。
自分が苦しんだ道だけは歩かないようにしましょう。
▼モチベーションとは、自分を含めた人間関係力
基本的な生きる構えをおかしく構えていると、三つの心の使い方、ライフスキルの充足に好ましくない影響がでます。
するとアサーティブできなくなり息苦しくなります。
目標設定して、脱却を試みます。
モチベーション、マネジメント、コントロール、コーチング 使えるものは全部使って、とにかく打ち込みます。
ゴールは「素顔のわたし」です。
モチベーションとは、自分を含めた人間関係力なのです。
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