人と親密になりたいと思うのに親密になれない。

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	人と親密になりたいのになれない。どうすればよいか分らない。

	少しずつ、自分をさらけだしていきましょう、

本来の自分自身になるほど、人は親密さを増すものです。
親密になりたいと思うのに親密になれないとは本来の自分自身になれないということです。

自由な気持になれない意味をもっています。
自分をさらけだせるなら親密である証拠といえます。

ですから関係が親密であればあるほど心の奥底の自分まで自らさらけだそうとするものです。

どうしてそれに抵抗があるかというと、自分で自分を信じていない。
その理由は人によっていろいろあるでしょう。

しかし、人は親密になるにつれて逃げだそうとする傾向があるのも事実です。
これは全然不思議ではない。
なぜなら、親密さとは価値感、考え、感情を人と分かち合うことだからです。

するとどうなるでしようか？
それは危険を招きかねないb場合もあります。
どんなにバカをやっても肯定的に受け入れられた人は、抵抗が少ないのですが、親密になったことで、あざ笑われたり、バカにされた経験のある人は警戒感を強めるのが普通です。

自分を守る手段だったわけです。

時には見捨てられかねない場合もあったかも知れません。

こういう経験をして来た場合、親密になりたいと思うのに親密になれないことが起こっても不思議ではないのです。
さて解決策ですが、いまはこどもではなく大人であること。
自分で生活できる状態にあるということです。

もしも、それについても確信が持てないのなら、この際、その点についてもしっかり認識しておきましょう。
子どもの頃の感情体験、つまり不安になったり、つらい思いをしたことを、いまのあなたに使う必要がないことを知っておきましょう。

全く状況は違うのです。

残念なことに人はこどもから大人に徐々に変わっていきます。
今日から大人、昨日までと違うといってもなかなか割り切れない。
こどものときの感情体験を引きずっていきます。

「成人式」という境界がありますが、その活用も十分でない場合も多く、単なるイベントで終わってしまっていることも少なくない。

いま、あなたは自分と他人との間の親密さを深めてよいかどうかを自分で選ぶことができるという点に注目してください。
さらに、あなたはどの程度分かち合うかを自分で選択できる。あなたは一度にほんの少し分かち合うだけでもいいのです。

つまりもし拒絶されるとしてもあなたのすべてが拒絶されるとは限らないからです。
もし拒絶されてもそれはあなたのほんのわずかばかりの小さな部分に過ぎない。

そうして拒絶されても大丈夫かどうかを確かめながら進んでいくといいのです。

そして安心できるようになるにしたがって自分をさらけだせばいいのです。

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