Good
Luck Charm
グッドラック・チャーム
すてきなメールを頂戴しました。
いただいたメールをそのまま掲載することに抵抗がありました。
で、部分を抜粋して記載させていただこうかと思いましたが、かえってストレートなお気持ちを伝えきれなくなると判断して、全文掲載させていただきます。
いつも、大好きで夢中で、繰り返し、繰り返し、読ませていただいております。
去年の暮れのフォーエバーの3日めを聞いて,発病してしまい、ついに20日前
PCを買い、PC教室14時間目です。 まだよく打てないのですが、
ピエロさんに、どうしてもお礼がいいたかったのでーー
いろいろな所で見つけて赤ペン片手に読ませて頂いております。
『すすり泣き』が今、一番好きで、ピエロさんの砂の器の話しに、とても同感です。
初心者に、優しく語りかけてくださる愛ピエロ的エルヴィス考、今週も、すごーく
良かったです。これからも,楽しみに読ませていただきますので、よろしくお願いします!
それにしても、65歳でのパソコンは、大変です。
でも、エルヴィスに会いたい!
エルヴィスのことを、知りたい!その一心です。私が選んだのでわなく、エルヴィスに選んでもらったような気がして、なりません。
寒くなりますね。 くれぐれもお体、たいせつに。
追伸
高校生の時、ブルーハワイを見て、好きにならなかった事が、悔やまれます。
こんなにも,すばらしい人だったんですね。全曲、聴きたいから元気でいようと体にも気をつけるように、なりました。
エルヴィス、ありがとう! そして ピエロさん ありがとう!!
ビッグ ママ
「65歳でのパソコンは、大変です。
でも、エルヴィスに会いたい!エルヴィスのことを、知りたい!その一心です。」と仰る気持ちが素敵です。
なによりすてきなのは「エルヴィスを全曲、聴きたいから元気でいようと体にも気をつけるように、なりました。」とのこと。
過去、未来ではなくいまこの瞬間をポジティブに暮らすお気持ちは年令を問わずすべての人を元気にしてくれるお言葉です。
65才って、体力の衰えは仕方ないとしても、もっとも成熟した年令です。
社会システムは人間の本当にマッチしているかというとそうでもない。
欧米と違い、やたらと年令が出てくるのも、聞くのも不思議。なにかの意味がないとこんなふうにならないが、意味があるんでしょうね。
でも
ロック・グループとして名高いビーチボーイズのブライアン・ウィルソン、
あるいはジョン・レノン、かれらに共通するのはその透明感、孤独感。そして彼等を一層超えて痛いまでの孤高さ、孤独感、透明感がエルヴィスの持ち味です。
ジェームス・ディーンに代表されるように、若い時はファッション、ポーズで表現され、ビュジュアル化したそれは分かりやすいです。
あるいはデニス・ホッパーのように追われるような状態もビュジュアル的で分かりやすく共感を得やすい。
一方ギンギン・ギラギラのスター然とした70年代エルヴィスのそれは、見かけのインパクトに目を奪われて、曲を本当に聴くより先に”気色の悪いオッさん”に誤解されやすい。
それに有名すぎていまさら聴くのもカッコ悪いというような無意味なカッコづけが聴く側にあったりするのも残念です。
それだけにエルヴィスの孤独感が分かるにはある年令というより人生経験をしないと分かりにくいのかも知れません。
1954〜56年の高音の魅力とエコー効果があるにしても、あの若さでどうしてあれほど切なさが漂うのか、聴けば聴くほど不思議です。
しかし<ラブ・ミー・テンダー>をギター一本で録音したように、エルヴィスの本質はテクニックで歌わないことこそ身上です。
70年代は淡々とした曲にこそ透明感があります。
<グッド・タイム・チャーリー><嘆きのスーザン><愛なき女><ホンキー・トンク・エンジェル><心の思い出>e.t.cーーーなどには、なにか大きなエネルギーとハーモニーしている気がします。
身近なところでは「病は気から」という言葉の通り、科学では解明できない不思議な力や、ものにも心が宿っていたりするようです。
ただでさえ神格化される傾向にあるエルヴィスをこれ以上神秘的なものにする気はありませんが、気を和ませるお香やお茶、女性の心を奪う鉱物など大自然の恵みがそうであるように、やはり自然な生き物である人間の声の持つ力が魅力です。
どちらかというと粗っぽい仕上がりのテイクが集められているエッセンシャル・シリーズを聴いていると、われわれがラジオを受信するときに感度のいい場所を探すのと同じように、エルヴィスが自然のエネルギーといい形でコミュニケーションしょうと、最良の自分を探し求めているような気がします。
その自分を見つけたときのエルヴィスは神々しくもあり、美しくもあります。
自分の人生に自分を捧げて過ごせる時間をどれだけ多く持てるかが、幸せの条件だと思うのです。
Don't want a four leaf clover
Don't want an old horse shoe
Want your kiss 'cos I just can't miss
With a good luck charm like you
* Come on and be my little good luck charm
Uh-huh-huh, you sweet delight
I want a good luck charm a-hangin' on my arm
To nave, to have, to hold, to hold tonight
Don't want a silver dollar
Rabbit's foot on a string
The happiness in your warm caress
No rabbit's foot can bring
* Repeat
If I found a lucky penny
I'd toss it across the bay
Your love is worth all the gold on earth
No wonder that I say
* Repeat
62年全米ヒットチャートナンバー1になった<グッド・ラック・チャーム>はエルヴィスのやさしい表情が前面に出た曲で、曲としてはいま聴くとそれほど特長がないようにも思えます。
しかしこの時代はこんなポップなナンバーが全盛だったようです。
61年12月の<好きにならずにいられない/ロカフラ・ベイビー>に続くシングル・リリースで、62年には<ライオンは寝ている><愛さずにはいられない><ロコ・モーション><涙の紅バラ><悲しき慕情><シェリー>それにエルヴィスと映画共演が多かったシェリー・フェブレー<ジョニー・エンジェル>などが全米ナンバー1に輝いています。
これを見ても分かるようにメロディラインの美しいものが支持されていたようです。
ビートルズ、ビーチ・ボーイズ前夜、ロッケン屋総本家エルヴィスも控えめのミディアムテンポのポップなナンバーが中心。それにしてもエルヴィスはミディアム・テンポの時が一番いい声の味を出しているように思います。
エルヴィスが幸運のおまじないになるように願っています。
四つ葉のクローバーなんていらないし
古い蹄鉄もいらないけれど
君のキスは欲しいんだ、だって
君は大切な幸運のお守り
*さあ早く、僕のお守りになってくれ
Uh-huh-huh、可愛い人よ
腕にお守り代りの君をさげて歩きたい
今夜一緒に過ごして、抱きしめるために
1ドル銀貨なんていらないし
ウサギの足のお守りもいらないよ
その暖かな抱擁から得る喜びは
ウサギの足なんかじゃ得られない
*くり返し
このページをビッグ ママさんに。