こんちは、恋心マイスター コーナンダアNです。
世の中には『本当によくある悩み』というのが、驚くほど身近なところにいっぱいころがっています。なんかヘンだなと思ったら、感情がトリック〜に使われて知らない間に巻き込まれていることがあります。
不器用女子を守るために、今回は投影と同一視についてお話します。
自分を守るトリック
人は誰しも、自分でも認めたくないような気持ちをこころのなかに抱いています。
「ドラマのようなあり得ない恋をしたい」と思うのは、私には無縁と笑い話ですみそうな話。
ですが、「他人なんか押しのけて自分だけ楽をしたい」「これまでの幸せとは思えない人生を帳消しするように世話されて生きたい」「あいつなんか死んでしまえ」・・・・他人を巻き込んだネガティブな気持ちをあからさまに表現するのは、褒められたことではありません。
社会的に好ましくないことだし、できれば自分自身でもそんな不道徳な感情など抱いていないことにしたい
しかし、自分の同僚や上司がただいま進行中となると、妬みと社会的に好ましくない感情が満たされない気持ちに結びついて、メラメラといじわるが暴走してしまうことがあります。
こんな場合、自分でも認めたくないので、他人が持っていることにするメカニズム、投影を使います。
トリッキーな事例
彼女(=A)はこの気持ちを自分の周囲のとりわけロマンチックに無縁そうな人(=B)に投影します。
その上で、嫉妬された人(=C)の話を聞き、愚痴を引き出し、時間を気にせずに熱心に親身になる。
しかしこれだけでは、彼女が嫉妬された人(=C)の世話するに満足し、自分の時間を犠牲にしている説明はできません。
彼女(=A)は自身が恋されているような満足感を得ょうとしているのです。
彼女は、自分自身の満足のために嫉妬された人(=C)の世話をしているのです。しかし実際には何の罪もない嫉妬された人(=C)を傷つけているのは自分なのです。
三毒・六大煩悩
投影と同一視は同時に起こります。
それが罪のないものならそれまでですが、この場合は嫉妬される理由もない人が傷つけられて、善意の仮面の下で、貪欲・瞋恚・愚痴の三毒を投げつけられたのです。
人は、悪いと知っているので、自分が感じている罪悪感から逃れようとして、他者を傷つけてしまいます。
自分の痛みには敏感だけど、他者の痛みには鈍感なのです。
他人の痛みを思いを馳せて親切にしているようでも、実は自分を気持ち良くするためだったということも普通に起こります。
怪我で血が流れているのを見たら慌ててしまうのは、自然なこと。
恋愛は、もっとも顕著な事例。「君にために」と言いながら実は「自分のため」でしかないズルさには気をつけましょう。
まとめ
投影と同一視に隠れている三毒・六大煩悩とは、貪(とん)・瞋(じん)・癡(ち)・慢(まん)・疑(ぎ)・悪見(あっけん)という、6種類の煩悩です。
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