あなたは安全基地になれるか。「愛着の絆」3つの育み方。

幼児と母の愛着行動 不器用女子

幼児と母親の愛着行動

愛着関係が、どのように築かれるか、知っているようで知らない養育者(親)も多いようです。

実は、愛着行動は、赤ちゃんから投げかけています。

赤ちゃんが泣くと「うるさい」と叱りつける親もいるようですが、この段階で「家族」は崩壊しているようなものです。

なぜなら、生きるために、身近な人に投げかけた、懸命のメッセージだからでです。

愛着行動とは、,泣き叫ぶ、微笑む,声を出す、探し求める、しがみつくなど生まれつき子供に備わっている生きる力です。

乳児が自らの生命を守るために、生物学的に組み込まれている力です。

では、愛着関係がどのように築かれるか、その作り方と愛着行動にについて。

さらに、何に失敗して愛着障害が起こるのか、説明します。

 

この記事は以下の方にオススメです。

  • 子育てが不安な方
  • 幼児の行動にイライラされる方
  • 子育てのためにパートナーとの関係がトラブる方
  • 恋愛で悩んでいる方

子どもと養育者を結ぶつけているのは「生命維持のための依存」ではありません。
乳児にとってもっとも大切なのは、養育者の温かな養育行動です。
天井いっぱいに広がるディズニーの世界でスキンシップ。
養育者がそばにいなくても養育者のイメージを思い出させてくれる体験は安心感になります。
「安全基地」とは、体験で培われた絆そのもの。素敵な体験を親子で共有しましょう。

 

幼児がしかける「3つの愛着行動」

幼児と母の愛着行動

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愛着関係で、誤解されやすいのは、親がケアすることで、子どもが反応して、愛着関係が築かれていくと考えられがちな点です。

それは違っています。

愛着関係は、子どもが生きるために「愛着行動」を起こすことで、生きるのびることを可能にしていることです。
愛着行動によって、親の養育行動が引き出されているのです。

もし、この事実を養育者が、本当に理解しているなら、「幼児虐待」は起こりようもないのです。

愛着行動には、

  • 発信行動
  • 接近行動
  • 定位行動

発信行動

発信行動は、泣いたり、微笑んだり,声を出したり、身振りで、自分のニーズを発信することで、養育者の注意を引き,近づいてもらおうとするものです。

接近行動

接近行動は、しがみつき、後追い,歩いたりして、自ら能動的に、養育者へ接近することです、

定位行動

定位行動は,目で追いかけたり,声を聞いて声のした方を向くなど、養育者がどこにいるのかを確認する行動です。

愛着関係は、幼児が発信する愛着行動を、タイミングよく受け止めて、返してあげることで、関係性は深まります。
ここで大切なのは、幼児の愛着行動が、養育行動をを引き出すことです、(「返報性の法則」)

上に注目してください

幼児の愛着行動が、養育者の養育行動を引き出し、相互的なコミュニケーションで、愛着関係を築き上げていきます。

自分は愛される価値があるか

子どもは試し行動で確認する

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愛着関係は、

自分は守ってもらい、注目してもらう価値があるか,
愛される価値があるか
他者は自分を受け入れてくれるか
求めに応じてくれるのか

ということに、関する重要なイメージを形成していきます。

さらに、成長した幼児は、愛着関係を確認するために、「試し行動」をします。

愛着関係の自信の有無は、人生初期に創られてしまう「基本的なイメージ」となり、人生を左右します。

愛着障害とは

天邪鬼

返報性が悪いと、子どもは、どんどん自信を失い、自己否定感を強めてしまい、愛着障害が起こります。


愛着障害とは、親などの特定の養育者との愛着形成がうまくいかないことで現れる困難の総称です。

医学、心理学で、明確に定義されるには至っていません。
人間関係を上手に構築できず、人間関係を形成するのに苦労する人に共通点があることから「愛着障害」と見られています。

たとえば保育園に通う子どもは、自らの意志で通っていません。

養育者の指示に従って通っているので、養育者のいない時間を過ごすことは不安な時間です。

養育者が迎えに行くと「私が嫌いで、置いていったのか」と聞きたいために、「試し行動」をとります。
わざと帰るのイヤと言わんばかりの行動をしていうことを聞かないのがソレです。

養育者は面倒に感じますが、気持ちを察して対応してあげることが重要です。
「まだ他の子と遊びたがっている」と誤解する養育者も少なくありませんが、返報性の悪い対応をしているとますますひどくなります。

試してもムダだと感じると、「いい子」になったように誤解する養育者もいますが、子どもが諦めただけで、事態は深刻になります。

愛着障害は、様々な問題を引き起こします。
温かみのあるコミュニケーションが、親子、家族の一生を良いものにしてくれますので、お母さんは注意深く返報するように心がけてください。

あなたは子どもの「安全基地」になれるか?

 

返報性〜求め応じてあげる

安全基地とは、子どもが外界の探索行動を行う時の拠り所です。
不安や恐れを感じる状況に遭遇したとき、戻ることができる「人」のことです。

先にあげたように、幼児が発信する愛着行動を、タイミングよく受け止めて、返してあげることで、関係性は深まります。
幼児の愛着行動が、養育行動をを引き出すこと(「返報性の法則」)を繰り返すことを通じて、養育者が安全基地の役割をしてあげられるようになります。

子どもは自分で動けるようになると、自分でやりたくなります。
トライ&エラーのくり消しで、できないと養育者に「やってほしい」と頼みにきます。
養育者が、タイミングよく反応することで、子どもは安心します。

口出しするのではなく、子どもの要望を聞いてあげる。
つまり、見て見ぬフリをしているような状態で、声をかけてあげるのがいいか。
もう少し待った方がいいのか、適切な判断をして、対応を決めます。

自分のやりたいようにさせてくれているが、いつも見ていてくれる。
安全基地になれるか、子どもの感じ方が大切なのです。

養育者は、ご飯を食べさせ、排泄の世話をして、寝かしつけていれば、良いのではなく、信頼のできる愛着関係をつくるのが任務です。
面倒だと感じるかもしれませんが、人生100年のホンの数年の努力で、家族の人生がハッピーなものになります。

子どもが安全基地を持てるということは、親も安全基地を持てるということです。
「私の安全基地は私」と言い切れる自分への信頼と愛着は、あなた次第なのです。

安全基地になるために「お釈迦様」をメンターにする

阿頼耶識

王子として誕生した、あのお釈迦様でさえ、この問題に苦しみ、妻と子どもを捨てて出家されてしまいました。
お釈迦様は、心理学がない時代に、人間の心の奥の奥にある潜在意識に気づいて、どうつきあえばいいのか、苦しみ、遂に悟りを開かれました。
これが「仏教」として、こんにちまで世界に影響を与えつ杖ています。

私たちには、こうしたメンターと呼べる存在から、学べるので、より進化できると信じて「安全基地」になってあげたいですね。

まとめ

愛着は生まれつき人間に備わっている生きるために必要不可欠な機能です。

同時に,その後の社会的生活、人生に影響し、人生を支配します。

愛着行動に関しては,発信・接近・定位という3つがありますが,これは恋愛における行動と同じだと解ります。
返報性が悪く禁止令が重くのしかかると「生身の人」は歪んでしまいます。

つまり恋愛とは、人間の根源的な希求の再発なのです。
ツンデレ、天邪鬼など不器用女子に見られる特徴は、歪んだ愛着関係しか築けなかった子どもの怒りと言えます。

 

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  • 子育てが不安な方
  • 幼児の行動にイライラされる方
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子どもは、養育者を、目で追い、耳で追います。視野に入ること、声が届くことが、勇気づけになります。
そばにいる安心感が、行動範囲を広げるモチベーションになります。
戻りたいときに、戻れる場所、受け入れてくれる人が、困ったときに助けてくれる人が安全基地になります。
養育者と過ごす時間、共有する時間が「安全基地」の記憶になって、そばにいなくても励まし、勇気になります。
励ましと勇気を体感で記憶した子はチャレンジできる大人に成長していきます。
天井いっぱいに広がるママと見たディズニーは、子どもにどんな記憶を残してくれるでしょうか。

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