「部屋の片づけ」からはじめるアサーティブ

アサーティブ

「どうでもいいことはなんでも話せるのに」
「反対の気持ちなら、いくらでも話せるのに」
・・・・

肝心な一言がどうしても出てこないと悩む人は多いですよね。

アサーティブになるべき場面で、全然なれずに、気がつくと相手を怒らせている。
そんな「困ったさん」に、アサーティブになれるトレーニング方法をお伝えします。

困った人になっても無理がないには訳がある


好きな異性には、本心が言えない。

特に自分の気持ちがバレバレだと思うと、どんどんアサーティブから離れて、頭の中が真っ白になる。

それって、当然です。
でも、相手はとうに見抜いていて「困った人」になっている可能性がありますよね。

これが商談でも同じことです。

自分の中で気持ちの整理ができていないので、同時にいろんな考えが噴出して「ヘンな人」になってしまっているだけです。

「収納の鉄則」で自分の脳を鍛える


アサーティブな自分であるために、片づけてみるのをおすすめしています。

片づけの天敵的存在といえば、自分のお部屋やクローゼット、押し入れがそうではないでしょうか。

「収納の鉄則」として私がおすすめしているのは、60%に留めて、40%の空白を作ること。

余白が多いほど、動かしやすく、元通りに戻しやすくなるからです。

もし100%いっぱい、いっぱいに収納してあったら、元通りに戻しにくくなるので、すぐにグチャグチャになって、どこになにがあるのか、分からなくなってしまいます。

不要なモノは削ぎ落としてアサーティブ美人

60%に留めるコツは、自分が心底好きなものだけを持って、それ以外は「削ぎ落とす」ことです。
「いつか使うかも知れない」からと思うのは自然な選択だと思いますが、そうしていると、60%に留めるのは難しくなります。

そうすると、自分が心底好きなものだけを持って暮らすスタイルは崩れて、自分のスタイルが築きにくくなります。

「別になくてもいいの」という考え方もあるでしょう。それもスタイルですから。

しかし、ここで問いたいのは、自分の意見が自分で解ることの大切さです。

自分の意見(気持ち)を大切にできない暮らし方をしていると、足元からぐらついてきて「まあ、いいか」が大事な場面であるほど出てしまいます。

「これは絶対に手放せない」をマイスタンダードにする

もし、これは本当に自分が好きなものか、どうか?

食器ひとつ、服一枚に、真摯に問いかけて、真摯に答えるトレーニング、レッスンを重ねた結果、自分に問いかけたとしたら、「手放してもいい」が増えるはずです。同時に「これは手放せない」も増えます。

総量は減りますが、「これは手放せない」モノは明確に解ります。自分が本当に大事にしたいものは、そんなにありません。

気持ち、意見でも、同じことが言えます。

そのように日頃から、トレーニングしていると、「これは言わなくてもいい気持ち」が増える反面、「これは絶対話さないといけない気持ち」も増えます。

そのメリハリがきちんとつくことで、「言いたくても言えない」場面は減っていきます。

「部屋の片づけ」から始めるマイスタンダード

自分でこれは伝えること、伝えなくていいことの判断ができるようになるからです。

これは伝えることとは、「これは手放せない」ことなのです。

伝えなくていいことは、「これは手放していい」ことなのです。

あなたの人生を変えるきっかけに「部屋の片づけ」から始めることをおすすめします。
「これは手放せない」「これは手放していい」をあなたの大事を基準に選択してみてください。

「収納の鉄則」として私がおすすめしているのは、60%に留めて、40%の空白を作ること。
これはかなりゆったりした条件です。

アサーティブに暮らせる毎日が、「部屋の片づけ」の後に待っているはずです。

まとめ

自分で「不器用女子」だと思い込んでいませんか?

安住の地にしてしまうと、どんどんアサーティブから遠のき、幸せを受け取る準備ができなくなります。

本当に好きな異性には「本心」が言えず、相手から告白されたら「まあ、いいか」で妥協してしまう。
「気楽な暮らしもいいもんだ」と納得してしまうのも人生といえば人生。

その背景には「自己否定感」があるからです。

アサーティブであることは、自分も相手の尊重することでしたね。

お部屋の片づけも同じこと。
「これは手放せない」「これは手放していい」という選択は、モノを大事にするからです。

「これは手放していい」と選択されたモノには削ぎ落とした後のことも考えてあげる機会を持ちます。

その機会を通じて、痛み、モノの哀れを感じて、賢く美人になっていくのです。
アサーティブであるには、自分のことばかり気にするのではなく、相手の悲哀を感じる勇気と優しさが必要なのです。

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