ヒトはこの世に生まれた瞬間から、「自分」はいないものだと「自分を忘れてしまう」のがいいようです。
もっとも赤ちゃんには、そんなこと解るはずもないので、なるべく人生早期に、自分を忘れるのが良さそうです。といっても、実際には歳月を要しますので、周囲の大人が早く教えてあげるのがベターです。
<天邪鬼>というのは、なかなか自分忘れができずに苦しんで葛藤している現象そのものなので、性格が悪いなどと攻撃せずに、<自分忘れ>の道を教えてあげるようにしてあげてください。
間違っても<自分探し>のアドバイスをしてはいけません。
<自分探し>は犯罪並みの愚行です。必要なのは<自分忘れ>です。ヒトは必ず死ぬんだから、<自分忘れ>しておいたほうがあとあと楽です。ここでは自分の守り方として天邪鬼がいいか、自分忘れがいいか、簡単な二者択一に関するアドバイスです。
天邪鬼な悩み
- “天邪⻤”な人にはトラウマが存在している
- “天邪⻤”は自分を守るための言動
- “天邪⻤”は人生全般を後悔する危険がある
- “天邪⻤”をシステム思考してリスクを認知する
- “天邪⻤”のメリットとデメリットを分類する
- 本当の幸せな状態を認知してアサーティブとの因果関係を理解する
- アサーティブが理解できると“天邪⻤”が自然に低減される
間違っても「自分探し」をしてはいけない
「自己発見の旅」とは、家族、友人、近所、仲間の意見に従うのではなく、旅行、巡礼、または一連の出来事を指します。これにより、人は精神的な問題や優先事項について自分がどのように感じているかを判断しようとしますが、その原因は日常生活に以下のようなストレスがあるからです。
- 現状が不満
- 退屈
- 充実した毎日を過ごしたい
など自分探しをしたくなる理由はいろいろですが、対象になりきれない自分が原因です、
対象になりきれないので、「これは本当の自分ではない」と錯覚するのですが、思い込んでいる「自分」との距離に追いつかないだけなのです。
つまり「意識高い系」なのです。簡単に言えばふさわしい努力していないだけなので、いろいろ帯に短し襷に流しであっても我慢して、肩肘張らず、まずは掃除から、ひたすら実行すればいいだけなのです。
何より大切なのは脇目もふらず、学ぶべきを学ぶことです。学校にいようが外で経験を積もうが関係ないのです。
ひたすら掃除していたら、無我夢中になるので、自分を忘れます。
意識高い系だと、こんなこと私がすることじゃないと考え違いをしますが、私がすることなのです。だから私を忘れて打ち込みます。
打ち込めないのは、対象以上に興味のあることがあるからです。ところがそれに打ち込んでも、求めるものが得られない。モチベーションがバラバラなので、自分がどうなりたいのか、整える必要があります。
“天邪⻤”は自分を守るための言動
天邪鬼なヒトも、似たところがあります。
自分の欲求だから自分で解らないはずがないのですが、ほしいのに「いらない」と言ってしまう。
素直になれず反対の言動をしてしまう。素直にありがとう」「うれしい」と言えないのは、自分を知られるのが苦手だからです。
勝手な思い込みで苦手にしてしまっているので、行動と言葉が噛み合わない。自分探しするヒトと根っこは同じです。
忘れられた存在にされた過去の屈辱がどうしても忘れられないのです。愛着の絆を信じていたのに、プツンと切られたら誰だって悲しくなります。
あなたの責任ではなく、気にできなかった信頼していた大人が悪いのです。
過ぎた過去は事実だったにしても、それに時間を割くことは無駄であることを冷静に判断するべきです。屈辱を忘れるより、自分を忘れてしまえばてっとり早い、
天邪鬼は、自分を守るための方法ですが、中途半端なのです。
執着心が働いているので、自分を忘れられないのです。
自分を守りたいのなら自分を忘れるのが確実なのです。
自分を忘れる方法
毎日の生活は自分を中心にして暮らしています。いやでも自分を意識するので忘れられないと思い込んでいるので、自分を忘れることができません。それが理由だと思い込んでいますが、違います。
暇なのです。
忙しいと時が経つのが早い経験をされたことがあるはずです。
時間の経過は同じですが、自分を忘れているので時の経過が早かったと錯覚しているだけです。
明白なのは、起きてから寝るまで、最初はフリでもいいからマインドフルネス状態になって、対象になりきる修行を積むと慣れてくるので、自分忘れができます。ありもしない自分探しするより一生使えるので断然おすすめです。
もともと身体はあるけど、自分なんかいないんだから。
まとめ
天邪鬼な言動をとって、何もならないことを知っているのは天邪鬼な言動をとっている本人です。
だから素直に受け入れたと思っているのに、癖で天邪鬼になってしまう。忘れられた存在にされた過去の屈辱がどうしても忘れられないのです。
愛着の絆を信じていたのに、プツンと切られたら誰だって悲しくなります。
あなたの責任ではなく、気にできなかった信頼していた大人が悪いのです。
過ぎた過去は事実だったにしても、それに時間を割くことは無駄であることを冷静に判断するべきです。屈辱を忘れるより、自分を忘れてしまえばてっとり早い。
お勧めする解決策は、自分忘れです。自分忘れの方法は朝起きたら、寝るまで、マインドフルネス状態になること。最初は慣れないことで難しいかもしれませんがフリでもいいからマインドフルネス状態を続けましょう。慣れるに従い、ハッピーな体験が次々に起こるので、自分忘れてサイコーと思うようになります。
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