ナンバーワンヒッツ

エルヴィスがいた。

アイ・べグ・オブ・ユー/I Beg Of You:1958

<アイ・べグ・オブ・ユー/I Beg Of You>は、<監獄ロック><恋の大穴>のような大爆発のロックンロールとは、ひと味違う<冷たくしないで><恋にしびれて>のようにミデャアム テンポの抑えに抑えた歌い方が楽しいエルヴィス・ロックンロー...
エルヴィスがいた。

サスピシャス・マインド/Suspicious Mindns:1969

エルヴィス・プレスリー最後のナンバーワン・ヒットとして知られる<サスピシャス・マインド/Suspicious Mindns>は、エルヴィスが録音した<ムーディ・ブルー><ロックンロール魂>の作者と知られるマーク・ジェームスの作品。1968年に自身が歌ってリリースしたが、さっぱり売れなかったのを、エルヴィスがアルバム用に録音、シングルカットしたところ、即座にミリオンセラーの大ヒットになった。
エルヴィスがいた。

プレスリーの内気な打明け / Just Tell Her Jim Said Hello:1962

ジャンルに縛られないエルヴィスの無頓着さが、ブッダ的ですごくいいのだ。キング・オブ・ロックンロールに執着しないあり方に感動する。エルヴィスはラブ&ピースなんて言わない。立っているだけでラブ&ピースが聴こえてくる。わざわざ歌詞にする必要はない。言葉は所詮言葉でしかなく、言葉が束縛し、限界をもたらす。歌は限界をこえるものであらねばならない。エルヴィスの声は楽器だ。楽器は歌詞を超える。