シェイク・ラトル・アンド・ロール/Shake, Rattle and Roll:1956

シェイク・ラトル・アンド・ロール エルヴィスがいた。

初のアルバム『エルヴィス・プレスリー登場』を1956年3月にリリースを控えた、エルヴィス・プレスリーは、リリースに先駆けてロックンロールナンバー<シェイク・ラトル・アンド・ロール/Shake, Rattle and Roll >を1956年2月3日にニューヨークRCAスタジオで録音した。怒涛のロックンロール旋風を全米に巻き起こす魂胆だ。おかげでアメリカ中が真っ二つに割れるとしても、その瞬間の興奮と楽しさ、再び捉えることができないアメリカ史上かってない目新しい音楽のせいでご機嫌になる予定だ。あらゆる意味でエルヴィスは、それ以前にないクレイジーで混乱な時間が押し迫っていることを感じていた。

シェイク・ラトル・アンド・ロール/Shake, Rattle and Roll

RCAは56年8 月31 日ファストアルバム『エルヴィス・プレスリー登場』収録の12曲を6 枚のシングルでリリスしたが、同時に初登場の2曲もシングルとして発売した。後にックン・ールのスタンダードとなったこのナはチャルズ・E ・カルホーンことジェシィ・ストーンが54年に作詞・作曲した。、まずChains of Love><Honey Hush>などのヒットて知られる<ビッグ・ジョー>ことジョー・ターナーが発表しR&B チャートでナンバー・ワンとなった。同じ年にTOP100ではジョ・タ以上にヒットしたのが<Rock Around theClock>でおなじみビル・へイリー&ヒズ・メッツだった。日本では<ロック・アラウンド・ザ・クロック>のB面でリリースされた。ロックンロールというより、グレン・ミラー楽団が歌っているような気がした。

エルヴィスはジョー・ターナを基本にし、ビル・へイリーを少し参考にしての新解釈を打ち出した。そのエルヴィス・バーションをそのままの形でパディ・ホリーがレコーデイングした。
チャック・ベリーやカウント・ベイシーなどもレパートリーに加えた。「ローリング・ストーン」誌が選ぶ最も偉大な500曲第127位に選出されているが、根拠は曖昧だ。

Shake, Rattle and Roll

シェイク・ラトル・アンド・ロール

エルヴィス・プレスリーとは何者だったのか

さあベッドから起きて
顔と手を洗いなよ
さあベッドから起きて
顔と手を洗いなよ
そしたらキッチンに行って
食事の支度だ
俺は絶対に信じてる
おまえはストッキングをはいた悪魔だってね
俺は絶対に信じてる
おまえはストッキングをはいた悪魔だってね
だって働けば働くほど早く金がなくなっちまう

* シェイク、ラトル・アンド・ロール
シェイク、ラトル・アンド・ロール
シェイク、ラトル・アンド・ロール
シェイク、ラトル・アンド・ロール

何があってもその生き方
変える気なんてないんだろ
俺はまるで片目のネコさ
魚屋をのぞき見してる
俺はまるで片目のネコさ
魚屋をのぞき見してる
おまえを見て言えることは
もう子供じゃないってこと

* くり返し

グッとこらえているんだぜ
この心の奥底に
グッとこらえているんだぜ
この心の奥底に
ステキなオマエに目を回し
思わず歯ぎしりする俺さ

* くり返し

挨拶代わりにエルヴィス

RCA

アメリカ中で挨拶代わりに「エルヴィス・プレスリーをどう思いますか」という質問が飛び交う。ビジネスまたは社交上の会話の第一声がそれだ、その返事で、政治的、道徳的、社会学的に判断されることになる。
アメリカ成人にとって、まことに厄介な事態だ。

しかし、エルヴィスは、それ以上の緊張を一身に背負っていた。さらにエルヴィスは、自らに緊張を課していた。もし、エルヴィスがそうしていなければ、誰かがエルヴィスの代わりを務めたはずだと想像する、相変わらず無責任な評論家がいる。はっきりしているのは、忘れていけないことは、エルヴィスは南部で白人として最初にロックンロールをやった人間で、追随したフォロワーの誰よりも、誰の真似でもなくオリジナルだった。

エルヴィス登場の後に、いまもってエルヴィスを超える者は存在しなかったという事実だ。さらに重要なのは、エルヴィスほどに才能と野心をつないだ者は誰一人としていなかったことだ。

サンレコードのサム・フィリップスは、B・B・キング、ハウリン・ウルフ、ジュニア・パーカー、ビリー・ザ・キッド・エマスンなどメンフィスの名だたるミュージシャンと一通りかかわっている。彼ら以外にもサンレコードの扉をノックした者は数え切れない。サムは彼独自の感性で、ブルーズのサウンドを確立していた。さらにハンク・スノウや、エディ・アーノルドなどカントリーの大御所ともかかわっていた。それでもサムは得体の知れない使命感に突き動かされていた。そして金が必要だった。断腸の思いで、エルヴィスを手放す選択肢以外考えられなかった。

サンレコード(サム・フィリップス)とエルヴィス・プレスリー

ピアノの音源について

エルヴィスのレコーディング

RCAで録音した<シェイク・ラトル・アンド・ロール>のピアノについて、なぜピアニストが固定されていなかったのか、憶測が広がる。最大の理由は、憶測であるが、エルヴィス自身、ピアノを必要としていなかったのでは?という意見がある。サンではドラムスさえいなかった。ピアノを加えたのはRCAの案ではなかったのかと。

Shake, Rattle and Roll

ロックンロール


Well get out of that bed
Wash your face and hands eet out of fhat bed
Wash your face and hands
Well get in that kitchen
Make some nolse with your pots ond pans
l believe if to my soul
You’re the devil in nylon hose
l believe it fo my sou!
You’re the devil in nvlon hose
Far the harder I work the foster my money goes

* Well said shake. rattle and roll
l sald shake. rattle and roll
Isald shake. rattle and roll
I sald shake. rattle and roli

Well you won’t do right
To save your doggone soul
l’m like a one-eyed cat
Peepln’ in a seafood store
l’m like a one-eyed cat
Peepln’ in a seafood sfore
Well I can look ot you
Teil you ain’t no child an more

* Repeat

l’ve been holdin’ if in
Way down underneath
l’ve been holdin it in
Way down underneath
You make me roil my eyes
And then vou meke me grit my teeth

* Repeat

エルヴィスは生き方

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